:さて、昨日の画像を見て、後ろの一見どこにでもある(しかもピンぼけの)キーボードのことより、むしろ手前の変な物体のほうが気になった方がおられるかと思います。
:ええ、あれマウスです。
:ということで、後ろから見たアングルが上の画像。
:まぁこれを見ても何だかいまいち分からないかとは思いますが。
:マイクロソフト社の「Natural Wireless Laser Mouse 6000」。人間の手の形を考慮した、「エルゴノミクス」デザインのマウスです。通常のマウスのように上からではなく、横から手を添えるようにして持ちます。だからこんなカタチなんですね。
:マイクロソフトのマウスというと、個人的には「重い」というイメージがありまして。もう以前から敬遠してました。さらに今回はワイヤレスを買うというテーマがあったので、「ワイヤレス=ただでさえ重い」ということがありますから、もうそれはそれは敬遠しておりました。
:ただねぇ。
:このカタチが。
:もー、ギューッとこう、胸というかそのもうちょっと中の心臓というか、
:つかんじゃったんですね。
:つかんじゃったんですよ。
:かねてから、「エモーショナルに気に入ったものは、多少使い勝手が悪くても愛用してしまう」というイタリア人的な考えを持つ私ですからね、これはもう買うしかないな、と。
:机の上にあるコイツはですね、ちょっとマウスには見えないです。石というか、丸まる小動物というかね、一種独特の空気を漂わせながら、たたずんでいるのですよ。そして、それを持ってカーソルを動かす動作も、一種独特。マウスを動かしている感じじゃないんですね。石をこねくり回しているというか、なんとかロボの操縦桿を握っているというかね。マウスを換えると、少しの間パソコンの操作に新鮮さを感じるものですけど、今回ばかりは新鮮さというか、妙な違和感を感じている今日この頃です。
:「エルゴノミクス」デザインですが、個人的には慣れるのに時間が掛かりそうです。感覚的なものもそうですけど、これまでのマウスの形に慣れた右手も、異文化交流真っ最中な感じです、今。人によっては、エルゴノミクスな形に慣れるために肩が凝るような、本末転倒な場合もあるんじゃないでしょうか。それほど新境地な触り心地ですよ、コイツ。
:そうそう、肝心の重さは、それほどでもなかったです。これはうれしい誤算。電池は2本必要なんですが、1本でも動くらしいので、もっと軽くすることもできるっぽい(電池寿命は半分ですよ)。
:しかし、これに慣れたら、今度は普通のマウスに戻れなくなるような気もするな…。