IHANOYA DIARY

2007年03月08日 春はピアノ。

:ひとときの暖かさはどこへやら…。また小雪ちらつく冬が戻ってきてますねぃ。


:ただ、一旦春を思い出した心は、なかなか戻せないものです。こうして今日も、佐藤礼央さんのピアノに浸っていますよ。


春はピアノ。よく張れた午後に、何も変わらない窓の風景を眺めながら、ピアノの曲を聴くのが好きです。そのとき出来れば、窓は開けておきたい。スピーカーから流れるピアノの旋律が、窓の外へと吸い込まれていくのを眺めていたいのです。こんな見てくれで、意外と風流なこともやっているのですよ。一人の時にはね(笑)。


:僕はあまりクラシックとかは詳しくないので、好みのピアノ曲を見つけるのもなかなか大変でした。今までは映画のサントラとかばかりでしたよ。それが、以前もここに紹介した佐藤礼央さんの曲に出会ってからは、もうそればかり。
:最初に買ったアルバム「NOTE:」があまりにも良すぎて、飽きもせず繰り返し聴いてきました。特にデザインで煮詰まったときには、ぐちゃぐちゃになった頭の中を平らかにしてくれるような気がしました。


:それで「とてもいいアルバムに出会った」と満足していたんですけど、久々にiTuneを覗くと、あの後ずいぶんたくさんのアルバムが出てたんですね(笑)。
:少し迷いはしたんですけど、結局いっときの春の気分に押されて全部買ってしまいました。

:去年の9月に出た「AMOUR」、もう全編ピアノという感じで、グッと来ますねぇ…。ほかに、「Labbro」の1曲目「nuit」、「Melancholie」の3曲目「path」、「白い壁の赤いビーズ」の8曲目「marguerite」…。続けて聴いたら涙がでますよ。


:今年の春は幸か不幸か忙しい中で過ぎていきそうな気がしますけど、どこかで上に書いたような午後が訪れることを心待ちにしています。

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