IHANOYA DIARY

2004年11月28日 ユーノスオーナー半年経過。

:ということで、ユーノスが僕のもとに来てから、半年が過ぎました。
:いや、まだたった半年でしかないんですね。ユーノスと過ごす時間は、なんだか濃密に感じられるから不思議です。
:ユーノスに乗ってから、非常に穏やかな気持ちで運転ができるようになった気がします。元々スピード狂だったりはしないんですが、それでも父の血を引いて運転中に暴言を吐くことが結構ありました。(笑) それが不思議と、ユーノスでは出ない。クラクションも滅多に鳴らしません(一度壊れたので鳴らすのが怖いというのもありますが…)。思えば、あのキャメル色に包まれた運転席と、ボンネットから突き出たヘッドライトが心を癒してくれているのかもしれません。
:いや、何も乗っている最中だけではありません。ユーノスに乗るとき、僕はクルマに近づいて、小声で「さぁ行くで」と声を掛け、帰りは「おやすみ」と言ってユーノスのそばを離れます。「男にとってクルマは恋人」なんだそうで、「クルマの好みはそのまま女性の好みに反映される(逆も真なり)」らしいんですが、まぁそうかなという気もします。
:屋根つきガレージのおかげで、ユーノスはあまり汚れないで済んでいます。そのせいで、割りに誰に見せるときでも「綺麗にしてるね」と言われるんですが、謙遜しながらそれが妙にうれしかったりします。やたらと友達に彼女を見せたがる男は嫌いなんですが、まぁその気持ちも少しは分からんでもないかな、ということも思いました。
:そういう訳で、特にチューンをするわけでもなく、レースに参加するわけでもなく、ロングドライブに出かける訳でもない僕とユーノスは、これからも近場をまったりと走っていくんだと思います。

2004年11月13日 別れと、出会い。

:祖父の納骨を終えました。来週に遺品整理を残してはいますが、一応法事関連は一段落といったところです。
:内心は、遺品整理などしてほしくないのです。あのまま、祖父母が生活していた部屋をおいておきたいのです。祖父母がそこにいた現実を、形として遺しておきたいのです…。でも、祖父は生前「要らなくなった家具は教会(天理教)に持っていってもらって、災害の被災者に渡してもらってほしい」と言っていたそうなので、遺品整理は祖父の本意ですから、少しでも手伝えることは手伝おうと思っています。
:とりあえず、最近は何かにつけ、祖父の事を思い出して自分を律するようになっています。本当の意味で人を尊敬するということが、分かったように思います。
:ところで、最近もう一つ、寂しい別れがありました。無二の親友が転勤のため関西を離れ、関東に数年行ってしまうことになったんです。
:実際、これを「別れ」と言ってはいけないのかもしれません。祖父と違って、会おうと思えばお金と時間が解決してくれるものですから。しかし、いくら交通が発達した、ネットが発達したからと言って、「週末予定が空いたから、会おうか」という話にはなりません。
:彼は、まさに「無二」と言える存在で、僕の一番の理解者です。一方で、お互いに相手に配慮をしあえるジェントルな関係で、僕はとても居心地の良さを感じています。そういう存在が、手の届きにくいところへ行くということが、どれくらいの空虚感をもたらすか、僕はまだ想像できずにいます。
:一番尊敬している人、そして一番理解してくれる人、その二人が遠くへ行ってしまうということは、僕にとってそれなりの転機になるのかもしれないと思っています。少し今まで色々なことに甘えてきた後ろめたさもあるので、そろそろ自分で自分を律していかないといけないということなのでしょう。
:ただ、自分で自分を律するつもりが自己満足に陥らないように、僕には次の出会いが必要なんじゃないかということも感じてはいます。それが、与えられるものなのか、自ら求めなくてはいけないものなのか、まだちょっと分からないのですが。

2004年11月04日 しあわせまだかい。

:お金の話が続きますが、ホントいつどこでお金がいるようになるかは分からないものです。
:「ぽっかぽか」というドラマはご存知でしょうか? 七瀬なつみさん・羽場裕一さん主演の、平日昼間にやってた主婦向けドラマです。寝坊癖があって、家事はロクに出来ないけど底抜けに明るくポジティブな妻・麻美と、彼女を心から愛し、暖かく見守る夫・慶彦、そしてそんな二人の良く出来た娘・あすか…、その三人が繰り広げる、幸せ溢れるホームドラマな訳です。実際放送してたのはもう10年も前のことになるんですね。
:何で20代後半独身男の僕がそんなドラマを知ってるかというと、大学時代にしろ、無職時代にしろ、何かにつけ昼間に家にいることが多かったものですから、なんとなくテレビつけて昼御飯食べてたら見るのが習慣になってた、くらいの事だったと思います。元来、ハッピーエンドなドラマしか見ないんですが、このドラマは見ていて本当に心が温まりました。
:で、最近またなんとなくテレビ付けて晩御飯食べてたら、CSかどこかでこの番組の再放送の告知かがあったんですよ。久しぶりにそんなもの見たものですから、ムラムラっとしてきて、即ネットで検索、色んなページを徘徊して、気がつけばDVDセットを購入していました…。いやはや、どこに出費の種が蒔いてあるやら…。ねぇ。
:で、今朝郵便局で払い込みを済ませてきました。これから2~3週間掛かるとかで(何せドラマ制作会社が直で通販しているので)、到着は12月でしょうか。なんにせよ、今年は「ぽっかぽか」にて暖かく締めくくれそうで何よりです。 一足早く温まりたい方は、こちらで第一話だけネット視聴できますので、ぜひどうぞ。
:ちなみに、今日のタイトルはそのドラマの主題歌のタイトルそのまんま。楠瀬誠志郎さんの名曲です。

2004年11月03日 お金の使い道それぞれ。

これが…
こうなります
:もうね、一度火がついたら、とりあえず鎮火するまでは何ともならんのですよ、いくつになってもね。ということで、もうちょっと前のことになるんですが、買った「トランスフォーマー」が↑です。ロボットの状態もさることながら、ジープの状態のカッコよさと言ったら…!RX-8の時よりも、間違いなく実車再現の出来は上で、ナンバープレートにサイバトロンマークがあしらわれていなかったら、誰もミニカーだと信じて疑わないことでしょう。しかもコイツ、4輪のサスペンションまで効いてたりします…。
:ちなみに、トランスフォーマーは、年内だけでも"少なくとも"あと3つは購入を予定。
:そういう僕も、やはり「そろそろ先立つものがないと、年だけ取ってちゃイカンなぁ」と思うのですよ。
:祖父が亡くなったときに、強く思いました。「結婚はしたほうが良い」と。何と言うんでしょう、ただ単純に「ひ孫の顔を見せてやりたかったなぁ」と思ったんです。そしてそれと同時に、自分の両親にしても、やはり息子が年頃になって無事に結婚して、孫の顔も見て、それで喜ぶということはあるんだろうなと、祖父母と母の関係を思うたび感じました。赤ん坊の僕を抱く写真の中の祖母は幸せそうだし、すぐとはいかないまでも、そういう親孝行はしたいと強く思います。
:まぁそういう訳で、祖父の遺産を少しばかり僕もいただくことになったのですが、それは全額"結婚資金"として普段使うのとは別の口座に入れることにしました。祖父から最後にもらったお金は、オモチャなんぞに使う訳もなく、少しでもひ孫を見せた気になれるように使おうと思います。
:ただね、結婚結婚書いてますが、まだ予定も見込みもないんですよ。もっと言えば、嫁の候補も、候補になりそうな人材すらいない。(笑) 
:とりあえず今のところは、祖父からもらった最後のお小遣いだけが現実な訳です。

2004年11月01日 結局トヨタなのね。

:で、ラウムなんですけど。
:昨日、親父と一緒に近所のネッツに行ってきました。試乗車はないものの、展示車のラウムは見ることができました。分厚いドア、プラスチッキーなのを逆に活かしたようなインパネデザイン、明るい雰囲気のキャビン、運転しやすそうなボディスタイル…。まぁなんと言いましょうか、非常にソツのない車です。他の車と競合させても、「面白みがない」以外に弱点がないような感じです。親父には悪いですが、老後には打ってつけのクルマですよね。
:まぁ、見積もりもそれなりですし、セールスマンの接客も悪くはないし(僕と同い年らしい…)、第一クルマに不満がないものですから、もうラウムに決まりそうです。
:でも、それじゃぁ面白くないので、ユーノスの半年点検ついでに親父をマツダに連れて行きました。
:そこで見たのは「ベリーサ(新古)」と「プレマシー(4年落ち)」。ただ、ベリーサのほうは小柄なのとまだまだ値が落ちないのとで早々に戦線離脱。一方プレマシーのほうは「いざというときの7人乗り」、「値ごろ感」などから、最後にはラウムと一騎打ちすることとなりました。
:マツダファンの僕としては、よりマツダコネクションを強くしておきたいところなのですが、そこは親父が乗るわけなので、あんまりエコヒイキはしないでおきました。
:結果、「年齢からしたら、最後の車になるかもしれないし…」という非常に高齢化社会に逆行する思考が後押しして、どうせなら新車(=ラウム)で、となった模様です。来週末には試乗、そこでハンコとなるのではないでしょうか…。なかなか切れないトヨタとの縁、まぁ切り札的に持っておくのもいいかもしれませんね。
:一方、息子のほうは、マツダを去り際に「5年後には私がベリーサ買いますから」と言い残してきた訳ですが…。(笑)