IHANOYA DIARY

2008年08月04日 夏季休業のお知らせ。

:以前からsmoothのトップやメールでお知らせしていたのですが、明日(5日)から4日間、夏季休業をいただきます。


:期間中、基本的にお電話やメールのお返事は出来ない状況となります。ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご了承のほど、よろしくお願いいたします。

2007年12月06日 CS3に横っ面をはたかれる。

C3パッケージ。


:遅まきながらC3を導入しました。WEBスタンダード。アップグレード版です。ちなみにCS3とは、WEBなどのお仕事で使う諸々のソフトが入ったパッケージのことです。


:年内には何とかしたいと思ってたんですが、なんだかんだでズルズルとここまで来てしまいました。それでも、今やってる仕事が少しでも快適に進められればと、淡い期待を抱いてインストールしてみたんですが…。


:本当に、災難はどこに潜んでいるか、分からないものですよね。


:なんと、CS3を入れた途端、FireFox(ブラウザ)とThunderBird(メーラー)の表示フォントが滅茶苦茶に。CS3はAdobe製、FireFoxとThunderBirdはMozilla製ですから、当然、想像もしていない事態でした。以前にも同様の症状に遭遇したことがあったせいで、まさかCS3が原因とは思わずに、必至にGoogle先生に相談して一人で解決しようとしてたんです。このままじゃ、マトモにメールも送れないですから、大問題な訳ですよ。しかし今回はなかなか直りません!これを解決しないと仕事にならない。一方で、これを解決してると仕事にならない。ジレンマでした。 あぁ、このクソ忙しい時期に…。


:CS3が原因と分かったのは、翌日になってからでした。その間、一部文字化けの状況下でやむなくメールを送ったこともありましたが、大丈夫だったんでしょうか…。ネットで調べると同じ目に遭った人はやはり多いようです


:よりにもよって、一番やっちゃいけない時期に導入しちゃったような気がするCS3。期待していた使い勝手のほうは「8」時代に比べて大した違いも無く、多少お洒落になった程度に思えます。正直、肩透かしをくらった気分ですよ。まぁ「慣れなくて使いにくい」ということがなかったので移行はスムーズですが、なんというかそれにしては出費が大きいような…。


:ということで、散々悩んだ末に「アップグレード版」を選んだことだけは間違いではなかった、という結果となってしまいました。CS4に期待します。今度こそ、がんばって通常版を買いますから!

2007年05月29日 仕事以外の席。

:クライアントさんと、大阪で飲んできましたよ。


:こうしてお仕事以外でクライアントさんに呼んでいただけるというのは非常に光栄なことで、今までご一緒したお仕事をひとまずは評価していただいてるんだなぁと、感慨ひとしおな訳です。あ、いや、別にこの日記をクライアントさんが見てるかもしれない、というんじゃなくてね(笑)。


:僕はフリーランスでお仕事してますけど、このフリーランスというのは業界内で非常に立場が弱いわけです。会社組織より小回りが利くというので納期のキツイ仕事が多いし、代理店を数社介しての仕事なんかだと取り分も少ない、しかも出来ないなら代替が利く…、と、「自由(フリー)」の代償はなかなかに大きいわけで。
:一方で、フリーランスに依頼すること自体がリスク視されている傾向もあるんですよね。今まで仕事をしたことのないクライアントと話すときなどは、「失礼かと思うけど、フリーランスには突然消える人も多いから…」なんてよく言われます。今日も「納品日に音信不通になった」とか「来社予定日に消息不明、数日後に勝手にキャンセル」といった話を聞いたんですが、「フリー」の意味を勘違いしている人は多いようなのですよ。


:そういう僕も、この前高熱を出したときは無力感に背筋が凍ったもんです。身内の危篤で、一旦受けた仕事を断ったこともありました。それこそ僕自身が即入院にでもなったら、意図せず音信普通になるでしょう。そう思ったら、明日どうなってるかも分からないわけですよ。改めてゾッとします(笑)。


:だからこそ、こうして酒の席に呼んでいただけるというのは、少しは信頼してもらっているというのが実感できる機会なんですよね。あぁ、人の情けが身にしみる…。

2007年03月25日 酒に逃げてみた。

晩酌一式。


年 度 末 進 行 。


:フリーランスとして初めて体験するそれに、全く歯が立ってない状態のスムースさん。


:複数案件の同時進行はもちろんのこと、突然舞い込む修正依頼と、何故か軒並み月内納期の新規依頼。仕事の量と残された時間とが明らかに釣り合わない状況に、頭が先にオーバーヒート気味な今日この頃。


:なんと、ついに酒に手を出しましたよ。


:普段は家で酒など口にしません。元より飲酒はあまり好きじゃない。それでも前に一度、家で酒を飲むようになったことがあったんですが、思えばあれは前の会社を辞めようと思い始めた頃でした(笑)。 ハハ、来たかもね。ヤバイね。


:前は梅酒だのベイリーズだの可愛いものを飲んでいましたが、今は違う。日本酒です。しかも、つまみが「フィッシュ&アーモンド」ときた。ここら辺に年月を感じるね。バッチコイ三十路。


:この週末をフルに使い、5つくらいの案件を何とかカタチになる所くらいまで持ってくることはできました。そのわずかな達成感の中で冷酒を一本空け、今はほろ酔い気分です。
:しかし…、呑めば何か変わるのかと思うんだけど、やっぱり酔うのはあんまり楽しくないんだよなぁ…。

2007年03月09日 ローカル志向。

:市内で仕事の打ち合わせ。


:一足早く来た春の陽光。うららか。そんな中、ユーノスを走らせて行ってきました。うっかりすると、そのまま屋根を開けてドライブを始めてしまいそうな日でした。


:京都にいながら、今のところ主に東京・大阪・京都の仕事をさせてもらってます。駆け出しですから、どの仕事も精一杯やってますが、中でも地元京都の仕事となると、ちょっとテンションが上るのです。


:大げさですが、何か地元に還元しているような気分になるんですよね。そりゃまぁ、税金を納めるのも立派な「還元」になるんですけど(笑)。自分の仕事がカタチを成して、京都の小さな小さな一部になる…そんなことを思うと、力が入っちゃうんですよ。まぁ、半分以上「思い上がり」だとは自覚してますけどね(笑)。


:今の僕は、自分の事業を大きくしたいとは思わないし、大きい会社に入りたいとも思いません。有名になりたいとも思わない。ただ、一軒一軒が小さくとも、自分の身近なところに還元できる仕事をしていきたいとは思っています。それで食っていけるかどうかは置いておいてね。ちんまりしてるけど、それがとりあえず夢なのかなぁと思うのです。大きくて非現実的な夢もいいけど、小さいのに非現実的な夢があってもいいかな、と。

2007年01月12日 嵐の前のなんとやら。

:自由業は、突然忙しくもなれば、突然ヒマにもなる稼業です。今日はそんな好例。


:午前中にデザイン案を先方に送ったら、今進行中の案件全てが連絡待ち状態に。連絡が来たら一気に忙しくなるわけですが、いつ来るかは分かりません。でも今日は来ない気がする。何の根拠もないけど、なんとなくそう思う。フリーの勘です(=適当)。
:こんなスキマを有効に使って新しいスキルなど身に着ければ、僕はきっとスーパーWebデザイナーになれるんでしょうが、


やりません(しんどいからね)。


:まぁ実際問題、スキルなんぞは短時間に身に着かないんですよ。スキマ時間に学べるのは、「ちょっとした裏技」くらいです。身に染みて分かった。


:そんな訳で、昼からはフラフラと外に出ました。ツタヤを物色して何も借りず、書店で「ほぅほぅ。」と情報収集した気になって何も買わず、結局いつものようにカフェへ。
:ヒマになったときのフリーランスというのは、ものすごく心細いもんです。
:いや、きちんと仕事はしてるし、期日までに間に合わせたからこそ、今こんな時間があるわけです。それでもね、周りが働いてる中で平日の昼間にフラフラしている事には、いまだに罪悪感を感じてしまうんですよ(笑)。ニートだと思われてやしないかと、内心ビクビクしてます。慣れないなぁ、自由業(笑)。
:気の休まらない休息を終え、夜になったら今度は新規案件が立て続けに入ってきました。おかげさまで、今週末も天使を待つ日々になりそうです。


:なんだ、じゃぁ唯一休める日って、今日の昼間だったんじゃん…。

2006年12月27日 形ばかりの。

:キリよく仕事が一つ片付いたので、一応、今日で仕事納めという感じかな、などと思っておりまして。


:いや、おかげさまで年をまたいでやってる仕事もあるのですよ。まぁ、量的にはのんびりやれるかな、と思ってますが。ただデザインばかりだから、場合によっては悩むこともあるかもなぁ。ちょっとリスキー(笑)。


:ということで、もちろん明日も仕事はしてますが、気分的には納めてしまいました。時間を(いつもより一層)自由に使っちゃうよ? 大掃除もしちゃうよ? と、今は少しウキウキなのです。

2006年11月10日 本棚、置きました。

:メニュー(画面右上)に「BOOKSHELF」を加えました。本棚です。


:amazonさんの中に、オススメ書籍を並べるページをレンタルしました。この日記で紹介したWeb関連書籍を掲載してあります。おいおい、僕のおすすめコメントも掲載していこうと考え中。
:仕事のネタを覗かれるみたいで少し躊躇したんですが(笑)、どれもこれも買って良かったと思った本ばかり。本以外にも、マウスやキーボードなどの周辺機器も一部載るようになってます。マウスもこの日記の常連ですからね(笑)。


:日進月歩なこの業界。こうした書籍で新しい知識を蓄えて、日々進化していかなきゃなりません。ということで、定期的に本を入れ替えていこうと思っています。興味のある方はお暇な時に覗いてみてください。

2006年07月12日 鉾は立ったが見通しは。

gion060712.jpg


:鉾が立ちました。
:月鉾さんも立ってたので撮ったんですけど、あんまりアングルが良くなかったんで、今日は菊水鉾さんで(なんで「さん付け」なのかは自分でもよく分からない)。
:もう今日から、界隈は浴衣の人が沢山いましたよ。まだ夜店とかは出てないんですけどね。

:さて、仕事のほうですが、7件同時進行の内の1件が今日終わりました。…って、まだ1件…。
:この7件のうち6件が、全部今月中に終わることになってるってんだから、すごいですね(他人事のように)。こんなこと、今後滅多にないと思うので、終わるたびにここに記録していこうかな(笑)。
:ということで、残り5件。

2006年06月01日 仕事の話はさておいて。

:大阪にて、クライアントさまと夜の宴。
:接待とかそんな大げさなものではなくて、何と言うか、「お疲れさん会」みたいな感じです。親しい担当者さんとかには、シンドい仕事の後半に「今度呑みましょう」と言っていただく事がよくありまして。まぁ大抵は「お尻たたき」の意味合いなんですけどね(笑)。今日はきっちりと実現していただいて、ご馳走になってきました。
:ホテル地下のお洒落な店に、男が三人。年齢は、上から30・28・26と、非常に近い感じでしてね。それだけに、話題の8割は


下ネタ。


でした。仕方ねーべさ。揃いも揃って独身なんだもの。
:そう言えば最近、シモの話って全然してないんですよ。いや、なんつーか僕は至ってウェルカムなんですけど、親しい友人とは既に語り尽くした感がありますからねぇ。それだけに、今夜は新鮮でしたよ。
:ただまぁ、同世代は皆さん(色んな意味で)頑張ってるんだなぁと改めて思いましたね…。僕なんて、話のネタすら忘れかけてきてますからねぇ。もう枯れっ枯れ。

2006年05月30日 取材依頼が来た。

:個人事業者として「smooth」を登録して、まだ一ヶ月。なんと、取材の依頼が来ました
:自宅のほうに電話が掛かってきたのですが、それを母が取ってしまい、もう大変。 「はぁ? スヌース? 知りません!」と絶叫…。 って、前に言っといたじゃんよ(しかも"スヌース"じゃないし)…。 いい加減、仕事場を借りないといけないなと思った瞬間でした。


:さて、その取材の内容ですが、なんでも経済関係のフリーペーパーだそうで。京都市の新規事業者に話を聞くコーナーなんだそうです。女優さんが訪問してこられて、30分ほどのインタビューをされるんだとか。「ワタナベメグミ」さんという女優さんだそうですが、この人ですかねぇ。ふーん、今そういう仕事されてるんですねぇ。


:ただ、話を聞いてると、これがどうもオカシイ。


:まず、連絡先として自宅の電話番号を登録しているのは、税務署だけのはず。仕事の連絡先は、本来すべて携帯かメールなのですよ。だから僕は最初電話に出なかったんです。
:さらに、僕が電話に出たにも関わらず、「代表の方はおられますか?」なんて言われました。どうやら、フリーランスだと知らなかったらしいです。
:「スムースさんのお名前は、お仕事のほうで以前から聞き及んでまして…」なんてヨイショもされましたが、smooth名義になって以降は、まだ公開できるお仕事はしていませんしねぇ(笑)。
:第一、業界内ではフリーランスクリエイターなんぞ最下層の身分。そんな人間に、経済の何を語れというのでしょう(笑)?


:おそらくは、税務署で新規に登録した業者を調べ、適当に見繕って電話を掛けたんでしょうね。従業員がいないことくらい、同じ書面に書いてあったんじゃないかと思うんですがねぇ…。 smoothのサイトも見たことないでしょうし、僕がフリーランスと聞いてびっくりしたんじゃないでしょうか。
:もちろん、即座にお断りしましたよ。
:なんか、最初ちょっとドキドキして損した気分です(笑)。 ええ、これからちゃんと実績を積んで、きちんとした取材依頼を受けられるようになりたいですねぇ。でも、そうなったらなったで、恥ずかしがって断るんでしょうけどね…。

2006年05月22日 今更の。

:発見。
:デザイン案が浮かばないと、何故か部屋の整理を始めてしまう・・・。


:部屋も頭もスッキリとしたいんでしょうねぇ・・・。

2006年05月09日 smooth正式開業。

開廃業届け。


:今日は夏を感じた一日でした。
:いや、特別に暑かったという訳でもないです。ある日突然に、まだ当分やってこない「次の季節」を、先取りして実感してしまう日というのが、今まで何度かありました。今日はその意味で夏を感じた一日でした。
:何故か、遠い昔の夏休みの頃の雰囲気を、ふと思い出しました。もう10何年も海に行っていない僕は、思い出の中ですらクーラーの効いた部屋から窓の外を見ていました。真っ青な空の下、家々の壁はじりじりと熱せられています。僕は夏の歌を聴きたくなり、8年前の大して流行りもしなかった歌を聴きました。夏の歌は、流れた瞬間から、すでに夏が終わることを嘆いているように聞こえてきました。
:あと二ヶ月くらいで、もう一度こんな雰囲気を感じることになると思うと、なんだか不思議に思います。


:さて、話を現実に戻しましょう(笑)。
:今日は「個人事業の開廃業届け」を税務署に提出してきました。もちろんsmoothの開業手続きのためです。
:実際は、開業から一ヶ月以内に出せばいいのですが、無意味に放っておくのも気持ち悪いので、早く届けたかったんです。これで、「自称smoothのWEBクリエイター」から脱出。クライアントへも一斉にお知らせメールを送りました。
:「開廃業届け」というからには、一旦開業したら「廃業」するときにも届けなくてはいけない訳です。今まで遊びでやってきたつもりはありませんけど、なんだかこれで「いよいよ後には引けないな」という気持ちにもなりましたね。

2006年05月03日 日々に疲れた男が三人。

長命寺ではなくて近くの神社の鯉のぼり

:GWのいわゆる後半がスタート。20代も後半の男が三人連れ立って、目指した場所はでした。
:友人が「西国三十三箇所巡り」を敢行中なので、それに便乗して近江八幡へ行ってきたのです。今回の目的地は「長命寺」だそうで。名前の通り、長寿のご利益があるとされるお寺です。
:「寺」、「三十三箇所巡り」、「長寿祈願」・・・どれをとっても20代とは思えませんが、それがなんとも僕ららしい。大学時代からの仲ですが、当時から世間でよく見る「大学生」とはどこかズレていたように思います。それでも最初は少しのズレだったかもしれませんが、年を取るごとに逸れていって、三十路前にもなりゃこんな感じです。
:だいたいこの三人が集まれば、何かと変なことがあるものなんですが、まぁ今日もそれなりにありましたね。参道だと思って必死に曲がりくねる山道を歩いていったら、そこは本来車が通る道だったり。何故か階段の手すりの外側(=溝)を歩く爺さんに出会ったりとか。
:個人的には、1.さい銭(1円…)を投げ入れたら、さい銭箱に跳ね返された。 2.帰りに2度、激しいシャックリが止まらなくなった。 3.帰宅後、頭痛に襲われた。 と、今回もなかなかに散々な結果でした。ええ、自分の役割を果たせて本望です。
:さて最近、「京都を知ろう。」ということを意識するようになりました。今回の近江八幡は確かに京都ではありませんが(滋賀ですよ)、接する時のスタンスは同じ。「京都人」ではなく「日本人」としてのアイデンティティを確認する作業です。
:フリーランスは時間の使い方が勝負。ひと時の享楽で時間を無駄に使うよりも、何かを学べることに時間を使うクセを身に付けたいと思うのですよ。

2006年05月01日 smoothはじめました。

smoothロゴ


:今まで個人名でお仕事をしてきたのですが、今日から「smooth」という屋号を名乗ることにしました。
:「屋号」とは、会社名のようなものです。きちんと税務署に届けることにもなる、公的なものです。ただ、僕の場合は立場的には相変わらずフリーランスですし、会社組織にした訳でもありません。だから、「smooth」の前に"有限会社"とかは付かないです。そうですね、ペンネームみたいな存在だと思っていただければ良いかと。
:今のところ起業するつもりは無いですけど、「屋号」は付けたいなと以前から思っていました。それでも今まで個人名でやってきたのは、ただ単純に良い屋号が浮かばなかったから(笑)。これまでの期間は、以前も書いたように、屋号を付ける"タイミング"を待っていた訳です。
:ちなみに「smooth」は、一般的には「スムーズ」と発音されるわけですが、ここでは「スムース」と濁らせずに読んでください。「smooth」には、WEBサイトの本義である「情報の伝達」や、サイト内での移動、さらには仕事のやり方まで、全てが「淀みなく」いくようにという思いを込めました。そんな言葉が、最後の最後で「ズ」なんて濁ってしまうと、なんだか出口で詰まったみたいですからね(笑)。


:ということで、今日から気持ちも新たに、「smooth」のクリエイターとしてやっていきます。
:興味がおありの方は、こちらからsmoothサイトへお越しください。

2006年04月15日 超個人的WEB懐古録 その1:「1%の心配り」

:Web業界に身を置く一人として、たまにはWebクリエイターらしいことも書いておかんとな、と思い立つ。
:しかしながら、なにぶんWeb業界の端くれの端っこくらいにいる立場上、「Webとは!」などと大見得を切って書くことができない。そこで、あくまで個人的な体験の中での罪の無い昔話でもしようかな、と逃げてみた。
:ただ、いかんせん視点が辺境の地にあるため、「こういうこともあったよねぇ。え?オレだけ?」という結果になることも往々にしてあると思う。まぁそこら辺は、「Webという地球規模の話をしていたはずが、何故かローカルトーク」という稀有な例としてお読みいただければ幸いかと。


:ということで第一回のテーマはFLASHのゆらゆら現象について。一回目にしてこのローカル臭。なにせ「ゆらゆら現象」などと呼んでいたのは、私の知る限り私を含めて二人だけだ。
:FLASHには、まだバージョンがMXまでの頃、ひとつの致命的なバグがあった。
:これは、FLASHでjpg画像などを動かす際、不規則に画像の一部が歪む現象のことである。厳密にはFLASHプレイヤーのバグだったのだろう。画像を横にスライドさせたり、あるいは画像の上を何かに横切らせたりすると、画像の一部が一瞬縮んですぐ戻る現象がよく発生していたのだ。これを、私と恩師の二人が「ゆらゆら現象」と言っていたのである。「画像がカックンとなる」とも言っていた気もするが、その言い方はプロとしてちょっとどうなんだ、と思って「ゆらゆら現象」の方をを広めるようにしていた。
:解決策として、色々とおまじないみたいな方法が試みられてはいたのだけれど、どれもこれも決定打ではなかった。結局、これに関しては「仕方ないもの」として済ましていたようなものだった。
:しかしその後、決定的な解決策が見つかる。画像のアルファ値(透明度)を99%に設定すると、なんと全く発生しなくなったのだ!…ということをグーグル先生にとよって教えてもらったのである。やっぱりあれだ、クライアントに迫られて必死のパッチになれば、まぁなんとかなったりするものなのだ。
:それからは、もうとにかく99%。jpgを動かすとなればアルファを99%。動かさなくてもとりあえず99%。あれもこれも99%。結果、「ゆらゆら現象」は甘酸っぱい思い出の一つになった。
:が、つい最近、何の気なしにアルファが100%のままの画像を動かしてみた。するとどうだ、「ゆらゆら現象」にならない。いくつ動かしても、カックンとならない。これには驚いた。FLASHプレイヤーはいつの間にかバグを直していたのだ。
:問題は「いつの間にか」の部分である。あの後、プレイヤーがバージョンアップしていくなかで、どのタイミングで改善されていたのか、私は知らない。もしもかなり昔に改善されていたとしたら、一つの不安が頭をよぎる。「ひょっとして、ムービーを無駄に重くしていたかもしれない…」ということが。
:FLASHは基本的に、普通の画像を動かすよりも、画像を透明にしたりするほうが処理に負担が掛かる。結果、そのせいでムービーが重くなることがある。今回の場合、画像を意図的に「微妙に透明」にしているわけで、ムービーを重くしていた可能性は充分にある。それでも、安心感があるからやっていた訳なのだけれど…、今となってはその1%ずつが溜まりに溜まって数百%分の後悔になっている。正直なところ、どれもこれもやり直したい。
:こんな最先端な分野でありながら、Webのテクニックには「おまじない」みたいなことがたくさんある。今回の場合、「99%にする」というおまじないを知らなかった方が時代の変化に対応できていた訳で、もうどこに落とし穴が仕込んであるか分かったものではない。
:結局、普及する暇もなかった「ゆらゆら現象」という言葉が、"最新情報には敏感であれ"という教訓をものすごく遠まわしに教えてくれた気がしてならないのである。

2006年04月09日 ゆるりと次のステージへ。

:やっぱり昨日の薄曇りは黄砂だったようです。近年まれに見る量だったとか。
:桜の見所をピンポイントで直撃してきた感じですね。今週は雨が続くらしく、京都では桜の一番いい時期がウヤムヤになったまま、若葉の季節へと移っていくことになるんでしょうか…。


:さて、僕個人としても今週からゆるやかに変化していくかな、という感じです。
:フリーランスになってからもうすぐ一年。一人で仕事をするペースにも慣れてきたでしょうか。
:以前も書きましたが、僕は元々じっくりとタイミングを待つタイプの人間です(買い物以外)。例えばジムの筋トレでも、ある重さを「物足りない」と感じて初めて次の重さを試すようにしています。
:世間的に見れば、僕なんてまだまだ尻の青い若造です。その意味では、もっと無茶したり、勢いがあったり、デカい夢を語っているべき年齢かもしれません。ただ、その「世間一般的な若者像」に従おうとするのは、僕が一番やってはいけないことだと思うんです。僕は、そういった「カタマリ」で見られることを嫌って会社員になることを辞めたのだし、今後も僕を僕として見てくれる人と仕事をしたいと思っています。
:だから僕は、僕のペースでやっていくことを努めて続けていこうと思います。気分は若葉マークのドライバー。周りが速度超過で流れに乗って走る中、僕は法定速度で走ります。そのほうが周りが見えるし、各局面で考えながら進んでいける。わき道が見えることもあるかもしれませんね。
:ということで、またタイミングが来たら、この場で「次のステージ」についてお話しますね。

2006年03月09日 パブロフのクリエイター。

近所の梅
:上の画像は、近所の梅。不審者と思われないように慌てて撮ったので、ブレてて実に見苦しい。
:家での仕事も悶々としてきたので、昼からは近くの喫茶店で絵コンテを描いてました。絵コンテと言っても、自分しか見ないので、激しくラフな感じのものです。自分でも字が読めないくらいに。
:新たに一本ムービーを作るので、一昨日辺りから片手間にアイデアを練ってはいたんですが、何せ片手間なのでさっぱりでした。それが今日、喫茶店で腰を据えて考えたところ、スラスラ描けたんですよ。たまたまでしょうけど、今日はまるで条件反射みたく、「ここはアイデアを練る場所ですよ」ということを体が憶えてるみたいでした。隣でおばはん集団がギャァギャァ騒ごうと、屁でもないですよ。ただ、一人のおばはんの発言が妙に耳に残っているなぁ。「ロッ・サン・ジェル・スって、何回頭振らなアカンのや!」 ・・・わからん・・・。
:FLASHムービーという仕事は、個人的に最初だけとてもワクワクする仕事だったりします。カッコいい映像作ったるでー!と燃えるのです。でも、すぐに壁にぶち当たり、悶々とするのが常なのですが。
:今日描けた絵コンテも、実は作ってみたらさっぱりだった、という可能性も大いにあるわけで、もう壁はすぐそこに来てるかもしれないですよね。

2006年02月22日 不器用なりの器用。

スタバから。
:無から有を生み出す仕事をやっている以上、考える時間も仕事の内と思っています。
:技術的なことではなくて、アイデアとか見せ方とか、そういった「客観的に答えの無いもの」のハナシです。技術的なことは本をあさるなり、ネットで検索かけるなりすれば答えが出てきますね。でもそうじゃないことは、お客さんが喜べば、それが正しい「答え」です。
:そうは言っても、会社にいた頃は誰かにアドバイスを求めることが出来ました。アイデアそのものを貰うこともできたし、誰かと相談しながら一つのものを作りあげることが出来ました。いや、そうしなくてはいけなかったとも言えます。仕事は後ろにたくさん控えているし、誰が生み出したにせよ、結果としては「会社のアイデア」にしかならないわけですし。
:フリーランスは、当然そういうわけにいきません。
:だからこそ、僕は今までと違う概念で「考えること」を捉えなくてはならない、と思うようになりました。一つには、一人二役が出来る人間になること。つまりは、自分の中で自分の考えを客観視できるようになることです。これは仕事以外の面でも身に付けるべき姿勢かもしれませんね。そしてもう一つは、考える時間そのものを重要視することです。
「考える時間」を意図的に作る。そのテクニックを、まずは身に付けたいと思っています。何かをしながらアイデアが浮かぶのを待つ、いわゆる「天使待ち」は、当然ながら確実性に乏しい。毎度毎度それに頼る局面はあるけれども、そればっかりでは僕自身も怖い。(笑) 
:自分に合ったやり方で、アイデアがすんなり出る環境を作るというのが、目下のテーマです。理想を言えば、パブロフの犬というか、「ここへ行けば」あるいは「こうすれば」アイデアが出てくるというインスタントな仕組みが出来ればいいな、と。ある種の自己暗示ですね。
:とりあえず最近一番効果的なのは、「カフェのテラスで一人ボーっとする」というものです。僕は、考えているときに一つのものを凝視する癖があるので、店内だと誰かと目が合う可能性があるのですよ。見つめられた相手も相当嫌だろうけども。(笑) なので、テラス。行き交う車や人波を見つめていたら、今まで何度か天使さんにお出ましいただきましたよ。
:器用な人間ではないので、二つのことを同時には進められないんですね。考えるときは考える。作るときは作る。"不器用な人間なりの、器用な仕事の仕方"を、こんな風にずっと模索していくんだろうなと思っています。

2006年02月15日 生活の縮図。

:最近の日常のペース配分は、月~金がお仕事のことを考え、週末に「IHANOYA」のことを考えるといった感じ。
:「IHANOYA」といっても、お仕事サイトを含めた「自分の持ってるサイト全体」といったニュアンスなんですけどね。「プライベート」と「お仕事」のサイト的棲み分けをどうしたものかと、頭を捻っているのです。
:「プライベート」のほうは、現在上がっている「IHANOYA」というFLASHサイトです。これはもう、好きなように作りました。僕はこんな雰囲気が好きで、こういう色合いが好きですよ、ということを「表現」するためのページです。
:一方「お仕事」のほうは、見やすく、情報量の多いページにしたいと思っています。つくりはシンプルに、あくまでも「伝達」を主目的として。
:ただ、僕が今お仕事の軸にしているのは「FLASH」なんですよね。シンプルなつくりのサイトの中で、FLASHでの凝った表現をアピールするには結構無理がある。それなら、プライベートサイトにその役を担ってもらえないかな、と思ったりもしてます。僕がどんな人間かを分かってもらうことが、お仕事にとってもプラスになる場面があるとも思いますし。そしてそれは、この日記にも言えることかもしれません。
:今までは、プライベートと仕事は別、みたいな割り切りでサイトも作ってたんですけど、一個人でやっていく以上そうもいかないですね。それは僕の現実の生活にもピッタリ当てはまったりするものだから、なんだかサイトが生活の象徴みたいな気になって、ちょっと憂鬱な今日この頃です。(笑)

2006年01月11日 おせっかいデザイン?

:今、ようやく「お仕事用ページ」のデザインを進めています。
:正確には、大幅に手入れをしています。昨年の晩秋辺りにはデザインができたんですけど、なんだかんだで形にするのが遅れました。その内、デザインを直したくなって、結局こうしてまたデザインに戻っているという堂々巡りな状況に…。
:そんな中、上の本を見つけまして、ちょっと気になっていたりします。「防衛的デザイン」とあるのですが、いわば危機回避的なデザインということでしょうか。ユーザーのミスに先回りして、おせっかい気味なデザイン(=設計)をしようという…。
:これを読んでしまったら、またデザインを直したくなりそうですね(笑)。でも、僕は本来そういった考え方でデザインをしていきたいと思ってきました。だからこそ、一度目を通しておくべきだと思ってます。ええと…、でもとりあえずこれはこれで作ってからにしようかな(笑)。

2006年01月05日 相棒到着。

STUDIO8様
:「STUDIO8」がご到着。
:しかしアレですね、PCソフトっていうのは「買った気がしないモノ」ランキングの相当上位に食い込むのではなかろうか。大層な箱に入ってるのはCD-ROMだけ…。これじゃぁコピーで良いやん、とか一瞬思いましたヨ。そういった犯罪防止のために、意味もなく付録を付けることを期待します。>メーカー様
:とは言え、インストールが始まってしまえば、落胆も興奮に変わるわけで。Macに迎合したと思しきアクアなアイコンの数々を見れば、久しぶりの「STUDIO」一気買いの事実に胸躍るわけですよ。最新マクロメディアの大体を手に入れたゼってな感じで。(笑)
:インストールも無事終了し、我が家のクリエイター環境は最新状態になりました(※私自身を除いて)。あぁ、無性に仕事がしたい。

2006年01月01日 フリーランス賀正。


:あけましておめでとうございます。
:昨夜は入浴中に年が明け、今日も今日とて初詣も行かないという、全く例年通りのお正月を迎えた私です。最後に初詣に行ったのは、もう10年以上も前になるっけか。
:先日も書きましたが、昨年は個人的に節目の年になりました。昨年に考えたこと、得た経験は非常に意義深かったのではないかと思います。ただ、本当の意味で意義深い一年だったことになるには、まだ不完全でしょう。
:結局は、今年フリーランスとして一本立ちしないことには、昨年の独立も無意味な結果に終わる訳です。今年はまさに勝負。今後いつまでフリーランスで行くかは分かりませんが、今年はその足がかりを定める貴重な時間です。
:まずはその第一歩として、元旦から「STUDIO 8(マクロメディア製WEB系最新ソフトのセット)」を購入しました。新しいパートナーを得て、いよいよフリーランス元年をスタートさせたいと思います。

2005年12月27日 花火職人を目指して。

マクロメディアサイトのロゴが。
:adobeによるmacromedia買収。これによって、同業者の皆さんは色々と期待されることやら懸念されることやらあるのだと思います。僕の場合は、とても大きな不安が一つあんですね。それは、「FireWorks」の寿命です。
:macromediaのグラフィックソフト「FireWorks」。WEBに特化したグラフィックツールであり、軽量かつ安価。兄弟ソフトの「FLASH」との相性も良く、Webクリエイターにとっては必須のアプリ・・・のはずなのですが、イマイチ知名度が低い。困ったことに、同業者にすらあまり浸透してません。
:まぁ、そのマニアックさ加減が僕の心をくすぐったということも無いわけではありませんが(笑) 、僕はもっぱら「FireWorks」でデザインをしています。デザインも自分ですることが多くなった最近では、使用頻度が一番高いソフトではないでしょうか。
:知らない人に「FireWorks」を説明するときに、僕はいつもこう言います。「photoshopとillustratorを足して2で割ったようなソフトだよ」と。・・・しかし今や、この三つは同じグループ内のソフト。足す前のモノを売りながら、どうして足して2で割ったようなものを売り続ける必要があるんか、っちゅう話です。
:「FireWorks」はもはや風前のともし火、いや、ひと夏使わずに過ごしてしまった花火のように、僕には見えるのです。最近、macromediaのWEBアプリのセット「STUDIO」の最新バージョン「STUDIO8」が出ましたが、そこに「FireWorks8」がセットされていることすら涙を誘う
:それでも僕は「FireWorks」を使い続けるのです。βのビデオを使っていた人はこういう気持ちだったんだろうか。あるいは、「XBOX360」を買った人もこういう気持ちなのだろうか。将来の画像フォーマット「png」の遅すぎる普及とともに「FireWorks」が盛り返す日を夢見て、僕は年明けすぐにでも「FireWorks8」を買います。

:注・・・FireWorksの今後の処遇に関して、macromediaは特に何も語ってませんので、あしからず(笑)。

2005年11月27日 サボール。


:ア、アカン・・・! 無性にトランスフォーマーが買いたくて仕方ない! ということで、最近はこの本を寝る前に読んでます。(笑) 各商品の詳細画像から変形の仕方、さらには実車メーカー関係者のインタビューまで収録した充実の一冊。でも夢にトランスフォーマーは出てこないのよなぁ・・・。

:この土日はずっと仕事でした。良い天気でしたな。ええ。
:一日部屋にこもりっきりで仕事してると、すごく悶々とするのですよ。これは平日でも休日でも同じです。だから、一日一回、なにがしか外に出るようにはしています。
:近所の本屋に行くとか、喫茶店で一人お茶してくるとか、それだけで良いんです。そうやって気分転換すれば、帰ってからの仕事が結構スムーズに行ったりするんですよ。
:そう言えば、以前クライアントさんも言ってたっけか。「サボるのではなく、気分転換のための建設的な休憩。それを僕らは『サボール』と呼んでいます」と。良いね、サボール。(笑)
:幸運にも、この金土日の三日間はいずれも友人からお誘いがありました。だから、厳密には「ずっと」仕事していた訳ではありません。ちょっとだけサボールしてた訳です。仕事と生活の区別が曖昧なフリーランスにとって、友人らとの他愛ないおしゃべりは仕事を忘れられるひと時。素晴らしくタイミングの良かった三人の友人に感謝感謝です。

2005年11月02日 クリエイターの道の脇で

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:ウェブの企画とディレクションの専門誌「WEB STRATEGY」創刊。
:ディレクション・・・。そう言えば、半年前の今頃、私はディレクターを目指し、単なるクリエイターからの脱皮を真剣に模索していたのでした。某社の社長が書かれたワークフローの書籍を読み、自分なりのワークフローを作成し、自らの作業と同時進行で後輩に仕事を振っていたものです。
:それから思うところがあって退職し、現在はフリーランスのWEBクリエイター。それでもこの雑誌を買ってみました。
:何故? 確かに私の肩書きはクリエイターなのですが、時には企画を出し、時にはディレクションをしていくという立場にあるのも、また事実なんですよ。クライアントとの間に代理店が入るときは、たいてい代理店がディレクションをします。その際は、私は一個のクリエイター。たまにはこちらの考え・アイデアを出すものの、あくまでも言われたものを形にするのが仕事です。一方で、クライアント直の仕事の場合は、私がディレクターにならなければならない場合が多いでしょう。クライアントのイメージを具体的な形にするための方法を提案し、場合によってはその仕事を同業者に振ることもある。
:そう考えると、もはやノンストップの流れの中にいるんだなぁと実感します。会社にいれば、自分の能力以上のものは任されないし、出来るようになってから「出来ます」と宣言すればよかった訳で。今は当然ながら、出来ない仕事はもらえませんからね。
:今勉強したいと思ってることは幾つかあります。ところが、それらを今から学び始めたところで、間に合うかどうかなんて全く分からない。ひょっとしたら明日、自分のスキルを上回る依頼が来るかもしれない。
:でも、とりあえずやらねば、と思うのです。もちろん、オールマイティになる必要は無い。無いけれども、「何も知らない」のと「ちょっと知ってる」のとでは、全く違う。極端な話、ちょっとでも知識があれば、「私には出来ません」と答える時にも説得力がある。
:「自分には向いてないと再確認するためにちょっと勉強してみる」なんて後ろ向きな姿勢でもいいから、とりあえずは触れてみる。それが、この業界でのあるべき姿勢なのかなと、最近考えたりしています。

2005年10月25日 ちょっとだけWEBマヂばなし。

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:サイト総合トップページをリニューアルしました。
:「え、もう?」とお思いかと思います。あるいは「FLASHモッタイナイ」とか。でもまぁ、遅かれ早かれこうするつもりでした。その上でWorksページが遅れそうなので、こっちを優先させただけのことだったりします。なんか、毎回総合トップを前倒しにしている気がしないでもないですが。(笑)
:さて今回は、おそろしくシンプルなものになっています。ただ、このシンプルなページは、FLASHじゃ出来ないことが出来てしまう。FireFox(ブラウザ)でご覧になっている方は、"表示メニュー>スタイルシート>スタイルシートを使用しない"という操作を試してみてください。画像も表示されないけれど、ちゃんと一つのテキストページになっていることがご覧いただけると思います。下のような感じで。
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見映えのための「スタイルシート」をはずしても、情報の順序が狂わないレイアウトになっているということなんですね。これが、これから大切にしていかなくちゃならないことの一つなんです。
:今、色んな人が、色んな手段でWEBページを見ています。その中には、ナローバンドの人はもちろん、目に障害のある人だっている。そういった人たちも含めて、皆に等しく優しいページ、言い換えればバリアフリーなページ。そういったものを作っていくのが、これからのこの業界の大命題だと思います。デザインがカッコいいページがあっても良い、操作感が心地よいFLASHがあっても良い、ただ、それだけで良い時代は終わったことを、肝に銘じていかなくてはなりません。
:一方で、FLASHもまた、将来性のあるソフトです。私としては、ちょっとは使えるようになったのだから、そこら辺もアピールしておきたい、と。(笑) ということで、プライベートサイトの「IHANOYA」はオールFLASHになりました。で、今回リニューアルの総合トップはxhtml+CSS。そしてその間に立つWorksページは"ハイブリッド"になります。つまりはまぁ、信念と下心の折衷案というか。(笑) ただコレに関しては、まだしばらくお待ちくださいませ・・・。

2005年10月24日 せわしない天使。


:最近画像を載せてないので、仕方なくアフリエイトでも載せてみる(ほとんどこういう理由でアフリエイトを使ってます)。良いジャケ写だなぁ。犬好きにはたまらない。音速ライン、良いですよ。爽快感と郷愁というか。とは言え、まだこの曲は聴いたことないんだけれども。
:ここんとこ、ずっと一つの案件のデザイン作業をしとります。案件の都合上、一度に複数パターンのデザイン案が必要でして、もう都合6案ほど出しているでしょうか。いや正直、短期にこれだけのデザイン案を出すのは滅多にないことです。ですんで、終わったら熱でも出るんじゃないかというくらい、毎日とりあえず考え続けてたような状態なんですね。(笑)
:何度も言ってますが、パソコンの前に座ってモニタをニラんでいても、浮かばないときは浮かばないんです。そういう時は、食器を洗うとか、洗濯物を取り込むとか、別の事しながら「天使(=アイデア)」が降りてくるのを待つしかないんですよ。
:それにしてもね、1ヵ月経たない内に6案ですから、天使も大変なんですよ。もう毎日、何らかの天使が来てるわけです。でないと間に合わないですから。(笑) とっかえひっかえ天使が降りてくるような状況になるとですね、中には偽者もいるわけです。天使だと思って彼がささやく通りに作ってみたら、後でえらい回り道をしないといけなくなった、とかね。もうそれは天使じゃなくて悪魔ですね。
:そういう訳で、今日も何十匹目かの天使が降りてきました。いやもう、天使さんには悪いと思うんですが、もうちょっとお付き合いいただかないといけないっぽいです。引き続き、ホットラインを維持してくださいますようにと、もうホント、心からのお願いです。(笑)

2005年10月04日 「天使待ち」な二日間。


:昨日・今日と悶々たるデザイン作業。
:昨夜ノリノリで作ったデザインが、一夜明ければダメダメに見える。よくあることです。
:こういう状態を、個人的に「天使待ち」と呼んでます。「どうしようもない僕に天使が降りて」くるのを待ってるわけです。「ひらめき」という名の天使を。
:昨日も今日も、全く同じようなペースで進んでました。午前中に本やネットで参考になるデザインを探し→昼過ぎには行き詰ってしまい、気分転換に外出→夕方になって方向性が定まり→日付が変わる頃にトップの大枠ができて終了。さてさて、明日の朝には、あれを見て何を思うやら・・・。
:今やってるデザインは、今までの自分のラインとはちょっと違うのです。なんと言うか、オシャレかつアクが強い・・・と言うのが正しいだろうか。あんまり具体的に言うのは避けますが、上に掲載したCDを聴きながら作業してます、と言えば伝わる人には伝わるかも。
:「capsule」・・・CDショップで探すより、雑貨屋さんとかの方が早く見つかるんじゃないでしょうか。歌としてどうのこうのより、流しているだけでファッショナブル。インテリアの一部として存在するかのような、キュートなポップミュージックなのですよ。(capsule公式サイト)←音がデカい

2005年09月28日 ズシッと来たよ(腰痛)。

切符
:今日は大阪にて仕事の打ち合わせ。
:いや~、しかし今回の仕事はキツそう。納期とか内容ではなく、クライアントの要望が変化球気味で読めないのです。間に代理店が入っているのでまだ噛み砕いてもらえるんでしょうけど、方向性や最終的な作業量は暗中模索のまま突っ走っていくことになりそうです。おおコワ・・・。
:ということで、来月はあんまり日記を書かなくなるか、あるいは泣き言ばかり言うようになると思いますので、その際は軽くスルーでお願いします。(笑)
:散々怖がらせられての帰宅後、突然腰が痛くなりました(ギックリーではなく)。なんかそれも幸先悪い感じで、相変わらず僕の体はナイスタイミングですね。
:そうそう、上の画像の意味を書いておかないと。切符を買うとき領収書はもらえないのかなぁと心配してたんですが(経費にするため)、領収書代わりに持って帰ることが出来るんですね。駅員さんも慣れた感じで切符にはんこを押してくれ、改札を通してもらいました。いやいや、いい勉強になりましたよ。・・・という意味の画像です。(笑)

:ところで・・・
:阪神ファンの皆さん、「涙の準備はできましたか?」

2005年09月21日 健忘症と闘う業界。


:Amazonでこの本を買いました。
:書店では見かけなかったので、冒険買いです。今日、梱包を解いて見てみたんですが、いや~厚い・・・。(笑) しかも字が小さい。HTMLで言ったら"-2"くらいか(分からない人すみません)。一応テーマごとに章分けしてありますから、タイトル(教科書)どおり辞書とは違いますね。とは言え、律儀に前から読んでたら今年が終わってしまいそうです。(笑)
:前の会社ではFLASHばかり扱ってましたから、最近じゃ面白いくらいにHTMLやらCSSの知識が怪しくなってきました。そこで、作品集のサイトはFLASHに頼らず、いっちょ地道にソースを打って作ってやろうやないかと考えてます。その間もFLASHのお仕事はあると思うので、これでなんとか両方を現在進行形でやっていけるのではないか、と。
:しかし、ちょっとやらないだけで忘れるというのは、この業界じゃ誰の口からも聞きますが・・・、プログラム言語やソフトの数が多いだけに、ホント追いつかないですよねぇ、皆さん。

2005年09月18日 WEBの語らいを新鮮に感じた、そんなクリエイターの1日。


:まだ紹介してなかったはず・・・。快適・WEBクリエイター生活を書かれた栗原明則さんの新著です。今回は、サイトに載せる文章についての本です。
:僕自身、前の会社で、サイトに載せる文章を編集しなくてはならかったことがありました。畑違いな分野の文章を、そのクライアントの立場になって書くのは、ホント大変でしたね。
:この本がもっと早く出てればなぁ・・・と思った次第。僕なんかが漠然と感じていたようなこと、あるいはこうしてブログを書いている際に注意していることも、きちんとまとめて提示して下さる栗原さんは、やっぱりスゴイと思うのです。
:さて、今日はWEB関係のお知り合いお二人と楽しいひと時を過ごしてきました。
:どちらも、以前僕がアシスタントをしていた時の生徒さんでして、今もちゃんとWebの世界で活躍されてます。
:5時間近くのおしゃべりの中身は、各々の環境から、Webの技術的な話など多岐に渡りました。しかしふと思うに、こうして同業者とWebについて話すのって久しぶりなんですよね。
:以前は会社で毎日ほど同僚と話していた訳ですが、フリーになって以降、そういったことがずいぶん珍しくなっている。実際、これは危険だなぁと。(笑) 自分がこれからどうしたいとか、こうしておいた方がいいとか、色々思うことはあるんですけど、それが業界的にベターなのかどうか分からないまま突っ走れないよなぁと。これからは、意識的にこういった機会を設けていかなくてはならないですね、ホント。

2005年09月15日 身に余る光栄。

:京都は今日、雲ひとつない青空の下、少し強めの秋風が吹いて、とてもすがすがしい一日でした・・・。

:と、ちょっと感傷的なことでも書こうかと思ったのですが、

:夜、取引先から電話がありましてね。それによると、以前その取引先に納品した仕事が、社内の賞を獲得したんだそうで・・・。
:幸先が良いとは、まさにこのことです。(いや、フリーになってから2ヶ月ほど経ってるけどね・汗)
:同じ取引先からは、以前も別の賞をいただいたことがあるのですが、それは前の会社の同僚と組んだ仕事でした。そのため、まだ入社して間もなかった私には、正直なところちょっと引け目もあったんです。
:それが今回は、全て私と先方の担当者とで成し遂げた仕事です。賞の宛名も会社宛てではなく、社名プラス私の名前になるだろうとのことで、今度こそ胸を張って喜んで良いんだろうなぁと、なんだかホッとした気分になりました。
:さぁ、モチベーションも上がったところで、よりいっそう頑張らねば。受賞したのはあくまでも過去の制作物。それを超えたものを作れなければ、その間の時間が全く無意味なものだったという証明にしかならない訳です。過去の物でありながら、今後はあの仕事を一つの目標としてやっていかないといけません。
:今日からやっと気候も秋になってくれたようですから、もう暑いなんて言い訳できないですね。(笑) いやはや・・・。

2005年09月01日 いはの屋リニューアルです。

新「IHANOYA」
:「いはの屋」、新装開店とあいなりました。こちらからどうぞ。
:今回は2年越しのリニューアルになるのですが、その間にWEBクリエイターとしてやってきたことと言えば、もうそれはFLASHでしかありません。ですから、リニューアルを考えた時には、今度もフルFLASHというのは決まっていました。
:で、もう一つ仕事用のページも作る訳ですから、こっちはもう、仕事とは関係ないものにしようと。さらに言うなら、「仕事だったら絶対ダメ出しされる」ようなものにしようと。(笑) このページは会社員時代の最後の1ヵ月くらいでデザインをしていたんですけど、その意味では憂さ晴らし的なものがあったかもしれないですねぇ。まぁ、憂さ晴らしにしても控えめなのが、我ながらなんだかなぁという感じもありますが。(笑)
:今ではもうタイムリーな存在としてブログがありますし、「IHANOYA」の存在意義もちょっと悩んだりしたんですけど、とりあえずはブログのフィードバック的な意味合いで良いのかな、と。だからまずブログありきで、そこから抜粋してIHANOYAに載っけていこうかなと。
:とりあえず公開は出来たんですけど、まだ納得できてない部分もありますんで、それを改善するのが当分の更新予定ですかね。皆さんも何かバグを発見されたらご一報お願いします。

2005年08月23日 入り口だけ。

総合トップ

:新生いはのや、とりあえず総合トップのページだけアップしました。
:今回も3つのサイトに分岐する入り口になるわけなんですが、かつてのZOIDSサイトに代わり、このブログへの入り口を設けました。ここに来ていただいているZOIDSファンの皆様、すみません…。ZOIDSへの愛情は変わらずにあるものの、それが定期的な更新のモチベーションになるまでは回復しておらず、サイト設置を当分見合わせようと考えています。
:さて、総合トップのページも晴れてFLASHになった訳ですが、実はあんまり深く考えずに作りました。(笑) テーマがあるとすれば、「ムズカシク考えないこと」でしょうか。
:Web・・・いや、「インターネットでホームページを閲覧すること」に対する色々な思いはあります。それこそ、半分はそのせいで会社を辞めてしまったくらい、盛りだくさんにあります。当然、それを反映したページにしようかとも考えました。
:ただ、「いはのや」は元々趣味で作っていたサイトですし、ここをそういった「Webクリエイター」としての信条で埋め尽くしてしまうと、個人サイトである意味がなくなってしまう。そう考えて、そういった「思い」はお仕事サイトに一括することにしたんです。
:ということで、好きな色と形だけ集めて、それだけで作りました。そうは言うものの、正直、まだこんなものしか作れません…。ホント、修行します。
:入り口はひと段落として、肝心の中身ですが、これから順に公開していこうと思っています。取り急ぎ、この後にはプライベートサイトの(cafe ihanoya改め)「IHANOYA」が控えています。今しばらくお待ちください。って待ってる人いるのかな?(笑)

2005年08月03日 久々に教えてます。


: ↑ あったなぁこの本。Webの学校へ行った時、最初に渡された教科書でした。去年の暮れに処分しちゃったんですよね…。今思えば置いておきゃよかったなぁ。
:というのもですね、前にもちょっと書きましたが、今Webではないお仕事をちょっとだけしてます。そう、ほんのちょっとだけ。週一回、パソコンやインターネットについてのレクチャーを、マンツーマンでやってるんです。
:相手は知り合いの方の彼女さんということで、これが初対面でした。仕事の関係で、そういった知識を手っ取り早く頭にいれておかなくてはならないそうで、インストラクター見習いの経験もある僕にお声が掛かった訳です。実際のところ僕はネットに載せるものを「作る側」であって、ネットそのものの仕組みを熟知している訳ではありません。それでもまぁ、ある程度知ってないと出来ない仕事な訳ですし、知識を再確認しておくのも大切だろうと、お話をお受けしました。
:人に教えるには、自分の知識に対して自信を持つ必要があります。そして、それを自分の口から相手に正しく伝える責任があります。だから僕ももう一度勉強しましたよ。「WinとMacとは?」に始まり、インターネット・プロトコル・セキュリティ…。お陰で、何と言うか、初心に戻れたような気がしました。インターネットは世界に広がっていて、僕らの作ってるものはその一部でしかない。例えば、浜辺の砂粒でしかない。今まで凄く視野が狭まってたことに気付かされた思いです。
:あと一回でこのレクチャーも一区切りとなりそうですが、やってよかったなと思いますね。

2005年07月28日 役者が揃いましたよ。

やはり畳の上で。
:昨日iBookが現場復帰をしたと思ったら、なんと今日DELLのノートが届きました。
:2週間って聞いてたんですけどね、実際は1週間も経ってないはず。まぁ運が良かったんでしょう。
:暑いさなか運ばれてきた訳ですから、箱は結構あったかくなってました。ちょっと不安。(笑) さっそく包装を解き、明るい内に写真撮影。それが上の画像です。やっぱりね、木目調ですから、畳の上でないと。
:正直、思ってたより赤っぽい色でしたね。もうちょっと渋みがあれば良かったんですが…。まぁ良いでしょう。なんであれ「こんなパソコン見たこと無い」のは変わりありませんし。(笑)
:しっかしまぁ、デカイなぁ…。分かってたけど、何と言うか、理不尽なデカさだ…。部屋以外でも仕事が出来るようにはしたいですからね、もうデカかろうが重かろうが持って出ますよ。ええ、覚悟は出来てますよ。もうこれはご近所限定モバイルぐらいの使い方はしますよ。
:まぁこうして環境も揃ってきてですね、あとは仕事次第なんですが、いまのところは順調というか、会社員時代の後始末みたいなことをやってます。その他にも、ちょっと変わったことをやることになったりもしてるんですが…まぁそれは後日書くとしますね。

2005年07月27日 iBookさま現場復帰。

:ということで、無事「行って帰ってきた」iBook。本日よりネットにも接続して、正式に職場復帰となりました。
:と…
:あれ?グラグラしてない?
:ええ、たしかにフタは歪んでるんですけどね。肝心の底の方は、修理に出した頃に比べて明らかに安定しているのです。ひょっとして、なんらかの調整だけやってくれたんでしょうか? だとしたら、どなたか存じませんが、感謝感謝です!
:しかしまぁ、いずれにしてもこれで使える。まぁ先行き多少不安はあるにせよ、とりあえずネットは見られるわけだし。見積もり代を払った甲斐があったというもんです。

2005年07月24日 フリーランスの教科書。

:ここに掲載するのも二回目ですが、上の本について改めて語らねばなりません。
:この「快適WEBクリエイター生活」という本は、中身も見ずにアマゾンで購入という、私にしては珍しくアグレッシヴな姿勢で出会うこととなった本でした。
:退職後の一ヶ月間、私は周囲に薦められたりした自己啓発本を何冊か読みました。それらには、大体同じことが書かれてあります。「若いうちは何でもやれ」、「出来ないと言うな」、「見聞を広めろ」、「交流を広めろ」、「貪欲になれ」、「ガムシャラになれ」、「ライバルを作れ」、「先生を見つけろ」…、全部出来たら凄いと思います。(笑) 逆に出来ないから「若い」んじゃないのか? などと、生意気なことも思いながら読んでいました。正直、非常に肩が凝りましたヨ。そして次第に姿勢は前向きに、いや、前傾姿勢になっていたと思います。
:そんなタイミングで出会ったのが、この「快適WEBクリエイター生活」でした。この中には、著者の実体験を元に、リアルな「フリーランスのWEBクリエイター」の実像が紹介されています。そして、著者がどのような姿勢で仕事をし、どのようなポリシーを貫いているか、それが穏やかな筆致で、かつ理路整然と語られています。
:その内容は、まさに私が求めていたものでした。本や先輩などに色々と諭される中、私が内にモヤモヤと抱えていた思いが、まさに文章になってそこにあったのです。
:「クライアントとは対等の関係で」、「相手からリスペクト(敬意)を感じられない場合、その仕事は断るべき」、「出来ない仕事は断ろう」、「仕事は早寝早起きの朝方に切り替える」、「土日は休んでリフレッシュ」、「相手を喜ばせることを第一に考える姿勢で」・・・。後ろ盾のない不安はある。しかし、そこであえてポリシーを貫き、精神的・肉体的余裕を持って仕事をする。「独り」で仕事をする意味がそこにあると、私も思うのです。
:この時期に会えてよかったと思える一冊です。私はこの著者を「マイ先生」として、この本を何度も読み返すことになるんでしょうね。そしていつか、自分の経験を元に、こんな本を書けるようになればと、小さな夢も見てしまうのです。

2005年07月14日 記念すべき日。

堅あげポテトうすしお  
:↑なかなか美味かったので貼っておこう。
:まずは友人がお誕生日ということで、この場を借りて(自分のブログだけど)祝辞を述べたいと思います。いよいよ三十路に片足踏み入れましたね。
:私のほうでも今日は「パワプロ12」発売記念日でして、夕方は作業そっちのけでパワプロやってました。あぁ、自由業。今回はですね、なんとオリジナル応援歌を各選手の打席で流すことが出来るのです。で、世の中には奇特な方がいらっしゃって、さっそく主な選手の実際の応援歌をパワプロで再現して、パスワードを公表して下さってるんですね。私も阪神の主な選手の分を喜んで拝借いたしまして、さっそく一試合やってみたのですが、燃えるね!
:いやいや、ちゃんとやる事もやってますよ。(笑) 仕事のほうは先日一段落しまして、次の仕事が来る20日頃までは「新いはの屋」の制作をしてます。「新いはの屋」はまたもフルFLASH。現在ノリノリで制作中。20日を目途に、見切り発車でアップ予定です。(笑)

2005年07月01日 一丁前のフリーとして。

:自宅で仕事をするようになって、色々と要るモノがあることに気付いてきました。
:小さいものは、まず卓上カレンダー。壁掛けのカレンダーだと、電話しながら翌月の日程を確認するのに、いちいちベッドの上に立って話さないといけなくなる位置関係なのです。(笑)
:後はFAXですね。昔は家にもあったんですけど、壊れて以降、シンプルな電話に換えてしまったんです。これはまだ必要な機会に遭遇してはいないですが、会社員時代にも自宅に必要だと思った時があったので、まぁ間違いないでしょう。
:それと、ノートPC。今は友人に借りたものを使ってますが、そう借りっぱなしにする訳にもいきませんしねぇ。今日取引先に打ち合わせに行ったんですが、そういう機会にはやっぱり必要になるんですよ。iBookは修理に出さないといけない上に、メインアプリのFLASHと相性が最悪ですしねぇ…。ちなみに、今欲しいなと思っているのはまたしてもDELLのInspiron6000。何故って、3000円くらいでカバー部分を木目調に変えられるから。それだけ。木目とか高級感とかじゃなくて、"茶色いPC"という所に一転集中で激萌え。
:あと、究極的には「仕事場」が欲しいのです。取引先との電話中に、親父が大声で僕を呼ぶような場所では恥ずかしくて仕事できんのですよ…。まぁでもこれは、将来的にはってことですけどね。ただ、せめて専用の電話線くらいは考えないといけませんけどねぇ。(笑)

2005年06月16日 お手入れ中。

:この日記を、少しお手入れしてます。
:世の中ブログ時代真っ只中で、見るからに筆不精な人ですら「ブログを持とうかと思って…」などと口にしてしまうくらい、日本は今"とりあえずブログ"状態のようです。
:で、私はと言いますと、2年前に日記のCGIを探していたところブログと巡り合い、「どうせなら拡張性があったほうが…」と思ってやってみたのがきっかけでした。ですんで、日記を載せることに満足して、本来ブログとしての使い方なんて結局やってこなかったです。なにが「拡張性」なんだか。
:トラックバックは受け付けてないし、コメント機能はおそらくその存在を知る人が少なく、カテゴリはさっぱり機能してない。しかも、この日記がそもそもブログだった、ということを知って驚く人すらいる状態で。(笑)
:ということでまぁ、この日記を本来のブログに戻そうと、一念発起してみた訳です。全体のお手入れはまだまだ時間が掛かりそうですが、まぁ地道にやっていきますんで、気長にお付き合いください。
:取り急ぎ、今日の時点では「カテゴリ」(右下のほう参照)が充実しましたんで、ご活用くださいませ…。

2005年04月25日 新境地プランニング。

今年もやってしまいました。
:もうね、春は野球。そして野球ゲーム。
:微妙に進化を続ける上の二つのPS2ソフトは、やっぱりどっちも気になって買ってしまうのです。ところが結局最後はどちらを選ぶ訳でもなく、「パワプロ」に落ち着く、と。そろそろパワプロはどうかなぁ、という年齢になっているので、このサイクルも転換期が来てほしいものですな。
:さて、タイトルに話は戻りますが、ここのところ数日、会社ではFLASHを触っていません。何使ってるかと言うと、秀丸とエクセルとパワポです。もう完全に事務職化。
:実は今、企画書というものを書いているのです。案件は、ブランドもののバッグを扱うショップサイトのリニューアル。楽天の中にあるショップなので色々と制約が多く、なかなかに苦労しています。やれることは地味なんですけど、その中でも効果的な策を講じなければ…、といった感じで。
:本来はFLASHの案件を一つでも多く片付けたいんですけど、社内のスケジュールがうまく運ばず、こんな専門外の仕事をすることになりました。ところがこれが結構面白い。自分自身が営業に行かなくていいという気楽さもあるっちゃぁありますが、文章を書くことに苦はないし、一つのサイトとにらめっこしてじっくり考える思考実験的な作業は、なかなかにスリリングです。もう今じゃあんまりFLASHを触る仕事に戻りたくありません。(笑) 案外こっちのほうが向いているのかも…。
:GW前ですが、FLASHは触ってないのに、なんだかソワソワと忙しい日々が続きそうです。今週は実質4日しかない訳ですが、その中に打ち合わせが3つも入ってまして、本当にFLASHを触らないままGWに突入することになるかもしれません…。

2005年04月18日 ハマるテキスト。

タイトルがニクい本。
:昨日、モチベーションを上げるために、技術的な本を買い漁ってますと書きましたね。
:その成果、出たようです。不眠症で今日仕事ができなくなるくらいに強烈に。
:上の本。タイトルにご注目。「入門以前」。なかなかやってくれますね。これはやっぱり気になる。
:実は今、PHPというプログラム言語を習得しようとしていまして、いざ「データベース」を扱うというところまで来て、この「MySql」の使い方がさっぱり分からず、路頭に迷っていました。
:で、昨日。写真家さんと別れ際に入った書店でこの本を見つけ、「MySql」に困っているのは事実だし、入門レベルに達してない(実際、「MySql」のインストールすらままならない)のだから買ってみっかな、と軽い気持ちで手に入れたのがこの本です。
:そしたら奥さん、これが良いのよ。
:PHPを勉強するには、ローカルマシン(つまりは家で使ってるパソコンね)に「Apache」・「PHP」・「MySql」をインストールするのがやり易いんですが、今までは「Apache」のインストールが上手くいかず、とりあえず不便な環境のまま続けてたんですね。それもこれも、今まで学習に使ってるテキストの「付録CD-ROM」を失くしちゃったせいで、独力で最新バージョンを拾ってこなきゃならなかったからなんですが。そしたらこの本には、「最新バージョンが良いに決まってますけど、この本では(現時点での)最新バージョンの解説に関しては責任持てないので、そんなことになるくらいなら古くても付録CD-ROMのを入れて下さい。」なんてことが書いてある。潔い。
:その他にも潔い解説が実に気持ちいい本です。「とにかく今は言うとおりにすりゃいい。この先に行きたきゃこの本を終えてからにしてくれ。」 そういった割り切った姿勢が貫かれている(こんな乱暴じゃないですけど)。 しかも文面は語り口調。分厚い本ですけど、サクサク読んでいける。
:昨日は、寝る直前にこの本を読んでしまったんで、すっかり頭が冴えてしまいました。おかげでベッドに入っても全く眠れず、ついに一睡もしないまま今日を迎えてしまいました。(笑) でもまぁ、とりあえずこの本は、同業者にはオススメですよ。

2005年04月12日 …で、結局今日も。

:デザインから全て一人で担当した案件が、昨日めでたく納品となりました。
:自分で言うのも何ですが、非常にスムーズに作業が進み、納得の行く仕事が出来たと思います。とは言え、商業ベースのデザインをまとめていく難しさを改めて実感しましたし、仕事の進め方にしても反省すべき点はあると思います。ただ、それを前向きに捉えられるくらい、持てる力を出せた案件だったと思います。
:さて、昨日の納品を終えて気合も抜け、今日は以前の案件の修正をやっていました。結構バグが出るFLASHでして、予想通り今日1日それに掛かりっきりでしたね。気合が抜けた状態でバグ消しをやっていくのは精神的にヘビーでしたが、なんとかそれも予定時間に切り上げ、今日は早めに退社。
:…で、結局今日もまた「さらさ」です。平日は富小路。
:今日は小雨の天気だからか店内は空いてまして、常連ヅラしてカウンターでずいぶんおしゃべりしてきました。「西陣」関連の話やら、諸々。仕事が終わって家に直行せず、こうして全く関係ない場所に来るというのは精神的にとても健康的だなと思った次第です。それも例えば仕事仲間と飲みに行く、とかならあまり雰囲気が変わらないんでしょうが、こんな風に仕事と無関係な人と楽しくおしゃべりするという辺りに意味があるんでしょうね。
:明日からまた新しい案件に取り掛かるので、本当に良いタイミングでリフレッシュができたと思います。阪神も巨人に大勝したし、今宵はかなり良い気分。(笑)

2005年03月29日 デザイン中。

まだお見せできません
:最近は、またデジャヴという名の自律神経失調症ぎみ。特に朝。
:仕事的には、ようやく自分のペースで出来るスケジュールになってきたというのに、何でかなぁ…。疲れや精神状態とかとは直結してない辺りが不思議です。いつも一番疲れている状態の後に、遅れてやってくるような気がする…。
:そう、精神的には一時期に比べ、だいぶマシになってきました。まだまだ完全に脱却することはできていませんが、それでも自分をコントロールすることが出来てはいます。
:やってる仕事の内容が変わったというのも大きいと思いますね。今やってる仕事は、前も日記に書いた大阪の某結婚式場さんのFLASHコンテンツです。これは、折衝からデザインから制作から全部自分で出来るのです。デザインをするのも実は随分ご無沙汰なのですが、代理店の担当者さんレベルでは気に入っていただけたようで、さらにモチベーションが上がりました。ついでに言うと、その担当者さんは可愛い若妻さんなので、いつも以上にモチベーションが上がっています。ええ、上がりますとも。
:で、上の画像はその仕事とは関係なく、実は「新いはの屋」です。
:現在、デザインに対するモチベーションの上昇とともに、順調に作業進行中。トップのデザインと大まかな動きは決めたので、後は各コンテンツ内の具体的なデザインを残すのみ。その後FLASHに入りますんで、GW辺りを目標に出来たらいいな、と…。ま、これは仕事との兼ね合いもありますが。
:では、今しばらくこのシンプルスタイルのいはの屋とお付き合いください。

2005年03月15日 打ち合わせ後のつらつら。

打ち合わせをおさらい中
:職場復帰(?)の一日目は、しかしながら半日勤務。
:夕方から打ち合わせに行ってきました。相手先は、大阪の「ハービスENT」のオフィスタワーに事務所を構える某出版社。
:大阪のとある結婚式場のスペシャルコンテンツに関する打ち合わせです。FLASHでオープニング込み4シーンほど。今回はちょっとデザインもやらせてもらえたらと思っているので、いつもより微妙に気合が入ってます。
:が、納期が色々重なっていて、それだけが不安…。
:2時間を要した打ち合わせの後は、社長にメールで報告し、直帰の前に打ち合わせのまとめ作業。ハービスENT内のオープンカフェでちまちまやってました。
:ところで。
:最近、ちょっと周りでよく聞く言葉に「プロ意識」というものがあります。これがまた、どうも捉え方に個人差があるようで、人を評価する際の基準になるかと言えば、どうもそうではないようです。僕みたいに「ものづくり」をしている職場にいると、「手を抜かず、納得行くまで良いモノを作る、それがプロ!」みたいな意識があるような気がしないでもないです。まぁ非常に肩が凝る考え方だなぁと、僕なんかは思ったりする訳ですが。
:僕個人で言えば、「与えられた予算と時間の中で、クライアントと制作者の接点を見つけ、結果的に利潤を生むのがプロ」と考えています。"安い予算でも、それ以上の仕事をすればクライアントが評価してくれる"なんて、僕は考えたことないです。そんな風に考えてると、知らぬ間に安売り根性が染み付いちゃいますからね。(笑) 
:そういう意味では、前者は「職人(クリエイター)」のプロ意識、僕のほうは「会社人」としてのプロ意識というものに感化されてるのかもなぁと、改めて思ったりします。いずれにしても、周りでこういう話が出るようになってきたのも、「もう学ぶ側じゃなくて、プロとして仕事をいていかなくちゃならないんだ」という意識があるからこそなんでしょうね。

2005年03月07日 次のステップと国松さん。

親父の国松
:上の画像は、昨晩のウチの親父の書き置きです。
:一体何のこっちゃとネットで検索してみたんですが、「1勝93敗の国松くん」と書いた筆跡でその人の性格が分かるとかというネタを「あるある大辞典」でやってたんですね。最初に「国松さん」と間違えてしまう辺りが、さすがウチの親父、イカしてます。で、本人には何か分かったんでしょうか、今更…。
:話は変わりますが、ここ数週間色々思い悩んだ末の一つの副産物として、新しいことにチャレンジしてみようと思います。ただそれは、WEB以外の何かじゃなくて、まさにWEB。新しいプログラム言語の修得です。
:僕は仕事で主にFLASHを使っている訳です。FLASHは底なしです。何でも出来る。今のスキルでは無理でも、突き詰めれば何だって出来る。しかし現実問題として、そんなに高度な事は必要とされない。また、ウチで出来る仕事の報酬じゃ、そんな高度な技術をわざわざ研究して利用する訳にもいかない。ならFLASHにこだわらず、いますぐ金になることをやったほうがいいじゃないか、というのが道理です。でも、忙しい日々の中で、新しい技術を修得することなんか、容易じゃない。
:そこで社長に提案しました。「勉強したいので、しばらく早く帰宅します」と。…OKが出ました。
:まぁ、かねてから「今年はステップアップの年」と繰り返して言ってきましたし、僕が修得することで、会社ないし社長個人にもたらされるメリットはある程度計算が立つと思います。僕のほうとしても、言ったからには修得しなきゃならない、まさに崖っぷちに自ら立った訳で、これはもう最終手段でした。
:ただまぁ、早く帰ると言っても20時過ぎるまではいるでしょうし、納期前や共同作業の際はもちろん配慮しますけどね。
:とりあえず梅雨辺りを目処に、実用化できるくらいのスキルを身に付けたいと思います。いよいよ今年が始まったような気にもなりましたね。

2005年03月06日 移転しました。

:ということで、「ihanoya.com」→「ihanoya.jp」に変わりました。
:いや、別に「.com」が嫌だ、ということじゃなくてですね、「ihanoya.com」を置いていたサーバー会社さんがどうにも怪しい感じになってきたので、泣く泣く手放さざるを得なかったという状況です。「ihanoya.com」は取得してから何年か経ちますし、語呂も良いので気に入っていたんですよ。でもまぁ、「ihanoya.jp」ということで、「日本のサイトですよ」という事が分かっていいかなとも思います。(笑) まぁ、外国人さんが来る理由も無いんですけど。
:今日はですね、あんまり何にもしなかったです。そういう日にしました。
:朝からこのサイトの引越し作業の続きをやって、それが昼過ぎまで掛かりました。午後には家を出て、近所の喫茶店で仕事関係の書類(今度作るFLASHゲームのルールブック)に目を通してました。夜は引越し作業の惰性で過去の日記なんぞをダラーっと読んで、友人と久々に長電話して…という感じで、ひたすらスローペースに過ぎた一日でした。
:でも、過去の日記読んでると面白いですね。今の会社に行き始めた頃にも「週末は有意義に使うことに決めました」とか書いてあって、1年越しに同じこと言ってんだな(笑)と、自分の進歩の無さに呆れてみたり。昔の文章のタッチに比べて、やっぱり今は重い雰囲気があるかなぁと思ってみたり…。まぁこうして読み返すために書いているようなもんだったりする訳ですが。
:あぁ、そうだ、一応ご連絡までに。「いはの屋」本体はとりあえず当分の間休止状態になります。なにせ更新してないですから、リニューアルとかも考えたんですけどアイデアも浮かばなくて(じっくり腰据えて考えられてないからですが)、お見苦しいのでもう隠そうと。ただ、「いはの屋」は、WebCreatorとして以前に、僕個人としての拠り所みたなところがあるので、いつかきっと復活させたいとは思っています。それまで、この日記を以前より力入れて書いていきます。
:それでは、場所は変わりましたが、今後ともよろしくお願いしますね。

2005年01月10日 遅まきながら。

:午前中に予定していた納品は無事完了。その後、クライアントが別件で会社に訪ねて来られたので、打ち合わせの席に社長と列席して、ついでに先の制作物をチェック。クライアントからは「実は思っていたよりも良かったです」という微妙なお言葉をいただきました。(笑) このクライアントとは初のお仕事だったので、とりあえず喜んでいただけたようで一安心。
:別件の仕事の話は、これまた私が絡むので、その後も打ち合わせを続行。しばらくすると、話は逸れに逸れて「最近のマクロメディア」という所へ行き着いたりしてました。(笑) ちょっと前に出た「des」という雑誌(マクロメディア特集号)が昨日手元に届いたところだったので楽しく話しましたが、や~しかし、時代はどんどん進んで行くなぁと焦る気持ちを感じないでもなかったです。まぁ、それは冬に入る頃から感じてはいたのですが…。
:会社の中での自分のポジショニングというものを考えると、現状、FLASHとHTMLの両刀使いは私だけという状態ですんで(不思議がられる方もいると思うのですが、まぁ現場はそんなもんです)、それが強みといっちゃ強みです。元々ティーチングアシスタントをやってましたんで、アプリケーションの基礎的な情報とか、他の言語に関してもとりあえず齧った程度の知識はあります。ただ、じゃぁそれでいつまでも安泰かと言えばそうではない訳で、世の中はオールマイティーよりスペシャリストが好まれるご時世ですし、そこら辺の意識は強くありました。面接に立ち会ったりもしたので、余計にわが身を省みることが多くなりましたしね。
:今日の打ち合わせのあと、社長と少ししゃべってたんですが、とりあえず、会社的にも個人的にも今年はステップアップということで、何か一つ以上「習得」しようというのがテーマじゃないかと。入社して一年経って、持てるスキルでやれる仕事の限度とか平均レベルとかも分かってきた訳で、ちょっと今は立ち止まった感じがするんです。嫌な感じの停滞感じゃなくて、なんとなく足を止めた感じ。もう一回走り出すにしても、何か別のリズムじゃないと乗っていけない気がするんですね。
:まぁ、何を「習得」するかは、ちょっと習得できてきた時点でこのサイトとかでちょっとずつ出していけたらな、と。何せ根性なしですんで、先に大風呂敷は広げないでおきます。(笑)

2004年12月30日 年の瀬のここんとこ。

:ご無沙汰です。近況報告をドバッといきます。
:最初に宣伝。毎日コミュニケーションズから出ている「Web制作会社年鑑 2005」という本にウチの会社が載っています。…それは良いのですが、「担当者」欄に僕の名前が使われている…。ええと、何を担当しているんだっけか。(笑) 興味のある方は本屋で手にとって探してみてください。ヒントは、「京都の会社でブタじゃないほう」です。
:仕事の事でもう一点。以前は「僕はこのまま、誰かの下に就いて、仕事を振ってもらうスタイルが気楽でいいかも」と思ってたりしてました。ところが、そういったディレクションに慣れてない人間の傘下に入ると、かなりイラつき、よっぽど仕事がしにくい事を思い知った今日この頃です。社長にも少し言われましたが、心配性で気を回す人間なため、どちらかというと僕は仕事を振る側のほうが向いているかもしれないと思ってきたりもしています。それには、出来上がってきたものをしっかりと見極める力が無くては…。己の無力さ・幼稚さを思い知る年の瀬だったので、仕事納めを終え、来年に大きな課題を残した気がしています。
:仕事のことはこのくらいで。
:熱しやすく冷めやすい人間ですが、熱するとかなり熱いのも困ったところ。トランスフォーマー熱が災いして、なんとDVDボックス¥25000円ナリを買ってしまいました。買ったのはセカンドシリーズの「トランスフォーマー2010」というやつ(これってもう5年先の話なんだ…)で、昔はカッコいいと思って見てた訳ですが、この年になって見るとツッコミどころ満載で、弟と「なんでやねん!」連発で2話ほど鑑賞しました。
:晩酌してる、というのは以前書きましたが、最近のお気に入りはチョーヤの「黒糖梅酒」というやつです。もうこのセレクトだけでオヤジ臭い感じですが、 お湯で5倍くらいに割るとなかなか旨いのです。ちょっとハマりそう。でも次は「ベイリーズ」とか「カルーア」を買ってこようと考えてはいます。
:このところ「ジャパネットで何か買ってみたい」という変な欲求があります。そんな中、高田社長の裏返る声を楽しみながら番組を見ていたのですが、アレですね、ジャパネットはパソコン周りのものを買うと必ず同じプリンターが付いてきてしまうのですね。ひょっとして、家に5台も6台もプリンターがあるジャパネットファンとかいるんじゃないかと思ってしまって、ちょっと購入意欲が減退しました。

2004年12月09日 切なさの再認識。

:今日ウチでアルバイトの面接がありましてね、22歳の男の子が受けに来たんですが、技術不足とプレゼン力不足で不採用となりました。
:FLASHの使える人が欲しいんですね。それも「結構」使える人が。何せこの年末から春にかけて、とにかく忙しくなるんです。去年は二人プラスアルファでなんとかやれましたが、今年は去年の比じゃない。どの依頼でも、トップにFLASHムービーを付けるのが当たり前みたいになってきてるし、大きな代理店は複数の部署が依頼を下さってる状態で、おかげさまで会社は去年より成長しているんですよ。
:そんな状況では、アルバイトとはいえ、こちらが教えている暇はない訳です。なんなら、一本のムービーくらいお任せしちゃって、こっちは出来上がったの見ながら「いいねぇ」って言うだけだったらいいなぁと思うくらいです。だから、中途半端な人は取りたくないんですよ。特に(FLASH)現場の人間としては切実に。ということで、社長と、仕事の区切りが良かった僕が現場担当として面接をしました。
:今日来てくれた男の子は、22歳とは言え、システム関連の会社さんで社員として働いているとのことでした。ただ、今年の春に入社したものの、どうも仕事のやり方が気に入らない、だから辞めたいということでした。まぁ、それは良いでしょう。それぞれに事情があります。
:問題は、自作の作品として見せてくれたサンプルがあまりにも少ないということです。スクリプトで構築したごく簡単なゲームと、短いイメージムービー。サイト一本作ったようなのは全く無い。働いているから仕方がない面もあるでしょうが、これではどんなデザインセンスがあるのか、何が出来るのか、さっぱり分かりませんでした…。話を聞くと、2年ほどのFLASH経験があるそうなのですが、あまりそうも見えない。
:結局、社長が珍しく中盤で採用しないことを明言。後は二人しての慰め&励ましトークみたいになってしまいました…。本当にこういう仕事をしたいなら、こういう事をしていったほうが良い、君はまだ若いんだし、チャンスはある…みたいなことを延々と。(苦笑)
:男の子が帰ったあと、なんだか社長と二人して「切ないね…」と言っていました。一年前なら、あるいは彼の採用もあったかもしれません。でもその間にウチには「FLASHも出来てデザインも上手い」人材と、「FLASHも出来てCGIも出来る」人材が入りました。僕だって、自分の立場を案じているくらいなんです。(笑) 会社としての技術レベルは急激に上がってきている。それを再確認してハッとした、というのが社長にしても僕にしても、本音のところだったかもしれません。向こうはウチに入りたい、こっちも人となりは悪くないと見ている。でもその間にとてもシビアなものが横たわっている。これから何回も、こういう切なさを感じながら、わが身を省みて仕事をしていかなくちゃならないんでしょうね。

2004年09月02日 今日は仕事のことでも。

:久々にお仕事のことでも書きましょうかね。
:私の勤めるwebデザイン会社は、先日までマンションの一室にあったんですが、このたび、そのたった二軒隣のビルに引っ越しました。1フロアが南北半分に分けられ、半分は他社の倉庫として使われているので、ウチの領域は「半フロア」。ただ、倉庫は無人なので「気分は1フロア」です。
:白一色の壁、明るい木目のフローリング。シンプル極まりないですが、なかなか開放感がある職場になりました。ドアを開ければエレベーター前に灰皿もあるので、考え事をするには良い環境になってきたのではないかと思っています(以前は、タバコを吸うにもオートロックのマンションから外に出る必要があったんです…)。
:当然のごとく名刺も新しくなりまして、住所のついでに肩書きも「皆、自分で好きなの考えて」と言われたので、私は「WEB/FLASHデザイナー」から「WEB/FLASHクリエイター」に変えました。なんかこれで、ずいぶん肩の荷が下りた気がします。(笑) これからは、デザイナーという世間一般に認知された肩書きではなく、クリエイターという得体の知れない肩書きでやっていきます。とりあえず、WEBなら何なりと作りまっせ、という感じで。 あ、そうそうさらには部署も出来まして、私は「モーションデザイングループ」配属です。大層な名前ですが、社内では「FLASH部」という元も子もない名前で通ってますんで、とりあえずFLASHで何なりと作りまっせ、という感じなんです。
:ウチはずいぶんお得な価格設定でやらせてもらっている加減で、最近妙に東京の大手から依頼がボンボン入ってくるようになってきました。うれしくもあり、半分ビビっております。(笑) その価格設定がこの先「凶」と出ないように、事務所移転を契機にキッチリ仕事をしていこうと思い新たな今日この頃だったりする訳です。

2004年04月14日 逃避行。

:久しぶりに味わう恐怖感…。
:少し前に「最近の仕事はFLASHアニメの制作ばっかりで、HTMLコーディングとかスクリプトをやってないんで忘れそうですよ」なんて書いていたんですが、それからHTMLコーディングとスクリプトの難敵に二週続けて悩まされております。(T-T)
:先々週末は、土曜の朝に社長からメールが来て、休日を費やして複雑なテーブル組みと戦っておりました。FLASHの修正作業もあったりしたので、朝方に寝ながら作っていた状態です。さらに、このコーディングの仕事は、何故か今回に限ってクライアントが「ネスケ4.7」での正確な表示にこだわったため、余計に大変なことに。昔取った杵柄、という感じでクリアしたかったんですが、ヤツはあの手この手で攻めてきましたよ…。しかし、いつになったらこの世からなくなるんだ、このブラウザは。
:先週末はいきなり飛び込んだスクリプトの仕事に悩まされておりました。納期は実質二日間。昨日が納期の「予定」でした。そう、実はコイツまだ続いてます。悲しいかな、クライアントの高い要求レベルと納期の短さに挟まれ、頭が真っ白になってしまったんです…。色々と試作は作るものの、ことごとくダメ出しされ、作ってはやり直しの悪循環。
:昨日も午前四時ごろまでやってたんですが、今朝出社直後にはボツりました。(T-T) なんでしょう、「ひょっとした出来ないかもしれない」という恐怖感、これは本当にゾッとするものがあります。今すぐ逃げ出したい、そんな気持ちにもなったりしました。前にも一度あったんですが、今後何度もあるんでしょうね…。まぁそうやって成長していくとも言えるんですが、出来れば二度とあってほしくないです。(笑)
:幸い一山越えたみたいで今日こうして日記なんぞ書いてられますが、また明日二転三転するかもしれないと思うと…、今日はちゃんと寝ておいたほうがよさそうですね。(´ー`;)

2004年03月01日 理想と現実。

:就職活動をする前、理想の就職先として思い描いていたのは、例えばこんな会社でした。1.京都にオフィスを構え 2.マンションの一室のような小さな事務所で 3.従業員は4~5人 6.誉めて育てるタイプの上司がいる …なんという甘っちょろい考えでしょうか。(笑) 
:去年の秋から冬に掛けて、僕はネットで会社を検索したりしながら、とりあえず作品集の作成に日々を費やしていました。作品集に載せる作品もまだまだ充分とは言えませんでしたし、自分のスキルにも全く自信がありませんでしたね。このまま就職したら、「こんなことも出来んのか!」と怒られるんじゃないか…そんなことを思うと、作りかけの作品集も一から作り直したくなりました。
:11月の初めには祖母が亡くなり、その時初めて就職に焦りを感じたりしました。祖母は秋になってからというもの意識がないままだったのですが、それでも生前に安心させられるような報告が出来なかったことが悔しかったです。初孫が就職につまづいたということは、少なからず気になっていたと思うのです。その上、祖父までが「どっちかが先に死んだら、一ヶ月以内に迎えに来ると約束している」なんて言い出す始末。だからという訳ではないですが、祖父には何とか良い報告をしよう、という気持ちが強くありました。
:そのちょうど一ヵ月後、知り合いから電話が掛かってきます。それが今の事務所にアルバイトで勤務する切っ掛けでした。京都のWEBデザイン事務所で、マンションの一室、従業員は当時社長を含めて実質五人…。出来すぎのような気がしましたが、アルバイトであろうと二つ返事で引き受け、出来立てのオリジナル履歴書の一枚目を持って行きました。
:あれから三ヶ月。今日3月1日付けで、社員となりました。
:会社はアットホームな雰囲気。部下を誉め、かばってくれる社長…。就職活動前に抱いていた都合の良すぎる理想は、ほとんど全て現実になったことになります。自分でもあまり実感はありませんが、こういうこともあるんだ、と思うほかありません。
:頬をつねる以外ただ一つ、この現実を実感する術は、これは祖母がもたらしてくれたものだと思うことです。自分の力では何一つ出来ていない。引き篭もっていた穴倉に、ある日ロープが垂らされてきて、僕はそれを都合よくつかんだだけなのです。幸運という名のロープをもたらしたのは、見えざる力。今の僕には例えばそれが亡くなった祖母だと思う事ができます。
:昨日、祖父を訪ねましたが、祖父は「約束していたのに、上手いことイカンもんや」と言って笑っていました。前より少し元気になった気がします。いつか海辺に行って刺身が食べたい、と言っていたので、近くそれを実現しようと家族で話しています。祖母の墓前には来月報告しに行くことが決まっています。
:あとは、このロープを離さないようにしていくことですよね。

2004年02月27日 グッジョブ。

:今の会社に入ってそろそろ3ヶ月。その間に、FLASHの大きなコンテンツを幾つか担当しました。ほとんどが、同い年の社員とのコンビで作ったものでして、彼はアニメーション、僕はそのアニメーションをコンテンツ全体として一連の物にするような仕事をしてきました。
:特に、僕も何度か打ち合わせに出向いた代理店さんの仕事は大きいコンテンツばかりで、とても一人で作れるシロモノじゃありません。それがあったからこそ、僕が呼ばれたんだろうなという事が、入ってからよく分かりました。
:さて、今日その代理店さんから驚くような報告をいただいたんです。
:その代理店さんの社内的なものなのですが、「グッドなお仕事をした協力企業」に贈呈する「GOOD JOB賞」にウチのFLASHの4コンテンツが選出された、ということなんです。それはつまり、僕ら二人がやった仕事な訳でして。全く予想外の出来事に、会社は社長以下、大騒ぎでした。(笑) 
:なんでも、「受賞パーティー」があり、賞金も出るとか。社長には「二人で行っといで」と言われてますし、今から晴れがましいというか、恥ずかしいような気持ちになっています。
:ところで、三月はこの代理店さんの案件1件を含めて、5~6件FLASHの案件がありまして、「徹夜もあるかもな~」と戦々恐々としている現状なんですが、その報告メールに、ちょっと怖い一文が。「この先も二件ほど案件を予定しています」 …って、前の話より一件増えてる…。

2004年01月30日 頭がフラッシュ!

:本日、バイトの身でありながら、「給料」としては我が人生最高の額をいただきました(ちなみにマトモな社員経験は数年前に半年足らず)。…よく働いたなぁ。この前にも、社長に「痩せた?」と言われ、「倒れないで下さいね」と付け加えられました。(笑)
:さて、肩書き上は「WEB/FLASHデザイナー」な僕ですが、アルバイトな上に、メインはFLASHを使うことなので、今のところ正確には「FLASHオペレーター」という状態です。ただ、そうは言っても、FLASHを使えるのは僕を含めてほぼ二人。ActionScriptというプログラミングの走りみたいなヤツを(ちょっとですけど)書けるのは僕だけ、という状況なものですから、僕自身はそれをとても誇らしく思い、また責任を感じてもいるのです。
:ただ、その責任感がウィークポイントとなるのが僕の造りの脆(もろ)さでして。来週半ばに納品を控える仕事は、社外での打ち合わせから製作まで、社長との相談のもと僕一人で担当しているので、その責任の重さたるや並ではないのです。…ええ、そうですね、僕はアルバイトですよ。
:単純にFLASHでアニメーションを作るだけなら、そんなに責任感を感じたりもしないのですが、これがまた例のActionScriptが主役の仕事でして、条件分岐が入り乱れる「心理ゲーム」というシロモノ。しかしながら、先にも書いたように、ActionScriptを使えるのは僕だけでして、誰も助けてはくれません。社長と相談もしているのですが、社長自身それほどActionScriptに精通されている訳ではないので、もう実際問題、僕が「分かりません」と言ってしまったらそれで終わってしまう状態なのです。さぁ大変だ。
:昨日は完全に行き詰まってました。こちらの意図する通りにFLASHは動いてくれず、どっちを向いても行き止まり状態。ついに社長に「どうにもなりません…」と泣き言を言う始末。それでも社長の「とりあえず、それは置いておいて、別の仕事をして気分を紛らわせてみよう」という助言もあって、なんとか一晩で気分転換をしようと試みました。
:とは言え、家に帰っても頭の中はActionScriptだらけ。夜も家でFLASHを触り、思いついたアイデアをメールに書いて、会社の自分のアドレスに送ったりしてました。寝ている間も、浅い眠りの中、ActionScriptが頭を駆け巡ります。ついには夢に社長が現れるという状態で、我が身の脆さを再確認しました。(笑)
:そうして今朝。ドリンク剤を一本飲んで出社した僕の目の前を、現在「将来のマイカー候補」筆頭のスマートが走っていきました。その瞬間、思いましたね。「これを吉兆と捕らえよう」と。「ヤツは"どうしようもない僕に降りてきた天使"だ」と。もうそういうまじないみたいなものに掛けないといけない状況なんですよ。(笑) そうして机に座ったら、同僚が見ていた雑誌の星占いに「2月は周りから仕事を評価される」と出ていたのを(来月のことなのに)「これも吉兆」と捕らえることにしました。
:さて、そうして今日が終わった訳ですが…。一つ目の山は越えたと思います。昨日の状況から考えれば、よく今日一日であの山を越えたもんだと我ながら驚いています。ただ、まだ山はいくつもありますし、突然眼前に現れる障害だってあるでしょう。とにかく今は、持てる知識を振り絞って、たとえActionScriptが何十行に渡ろうが、プログラミング的に不細工だろうが、ファイルが何MB超えようが、一歩一歩納品に向けて進んでいくしかないのです。
:ということで、明日もがんばりますよ。もちろん、脆い体と相談しながらですけどね。(笑)
:何せ明日頑張らないと、明後日には頭の半分が「阪神タイガース沖縄キャンプモード」になってしまうものですから…。

2004年01月25日 寝ても覚めても。

:今日も休日出勤。
:ただまぁこれは自主的なもので、自宅で作業したものを上司にチェックしてもらいに行ったんです。結果、上司にはかなり気に入ってもらえたのに、クライアントのイメージは違った模様で。ただそのイメージが、なんと言うか、ホントにそれでいいの?もっと良いのできるよ?それで私の名前は出さないでよ?…というものでして、まぁ、これがこの仕事の常というものではあるんですけどねぇ…。
:ただいま我が社はありがたいことに多忙であります。僕を含めて二人しかいない「FLASH部」はおかげさまで休む暇がありません。寝てもFLASH、覚めてもFLASH。事実、先日は早朝、浅い眠りの中でFLASHのプログラミング(ActionScript)が頭を駆け巡り、目がさめた瞬間にひらめいたアニメーションのアイデアが後日採用されました。最近は、どちらも色白の「FLASH部」の男二人が、いっそう白くなっていっているとの噂であります。こうして日記もFLASH三昧です。FLASH万歳。

2004年01月20日 臨戦体制。

:FLASHアニメーションを作る際は、作り手同士でこんな遣り取りをしています。
:「ここはどんな感じで?」「なんやろう、ホワワ~~ンっていう感じかな」「こう(身振り交えて)、チャラララ~ンみたいな?」「いや、どっちかというと(身振り交えて)タララ~ンというかな」「流れるような感じで?」「そう、タララ~ンと」「その後はシュッと?」「いや、どっちかというとシャキーンかな」「上からこう、シャッと」「そうそう、キラッとする感じで」「ああ、なるほど」「あとはお任せで」「了解です」 …今や日本語センスより擬音センスが必要です。日々、聞いたこともない新たな擬音が生み出されていますよ。思えば、我が師も授業の説明中にとかく擬音が多かったものですが、むべなるかなという感じです。
:この間の日曜日は休日出勤、今日は3時間近く残業と、おかげさまで日々忙しくしています。こうしてアルバイトを始めるまでは自宅でマイペースに作業をしていたため、最初は拘束時間が長くなると途端に頭が回らなくなっていましたが、それも徐々に慣れてきました。まぁ早く帰るに越したことは無いのですが、それでも必要と思われたいという気持ちがあり、「残業して当然」みたいに扱われることも少し望んでいたりします。毎日実際に残業に追われている人から見れば、ほほえましいのかもしれませんが。
:働き始めてまだ2ヶ月も経ってませんが、少しずつは成長しているのではないかと思っています。苦手だと思っていたFLASHのアニメーションをこんなに沢山やったのはWEB始めて以来初のことですし、コーディングもJavaScriptもActionScriptも実践の場でやる方が身に付きやすいように思います。
:この職場で僕に残された時間があとどれくらいあるのか分かりませんが、その間に学べることを全部吸収する姿勢でやっていかなければ、勿体無いと思っています。

2004年01月08日 FLASHと先生と。

:日付上では、今日でちょうどアルバイト開始一ヶ月目です。アシスタント業が終わった後の半ば引きこもりの生活から、ようやく毎日会社へ行くリズムにも慣れてきました。アルバイトの身分で言うのもおこがましいですが、仕事をするペースや会社と言う環境にもだんだん慣れてきた気がしています。
:さてさて、ことのついでにWEBの話をしましょう。作品集のページで「恩師」と呼ばせていただいている先生は、FLASH界では名の通った方です。本も数冊出されてますし、雑誌に文章を書かれることもありますし、アプリのメーカーに対してもある程度発言権がある。そんな方です。アシスタントになることが決まった頃、学校のスタッフさんに言われたのは「あの先生の下でアシスタント業が出来るというのは、チャンスなんだよ」ということでした。それは、テキストレベル以上のことを学べるというチャンスでもありますし、その広いコネクションの恩恵を預かれるかもしれない、ということもあるでしょう。長い物には巻かれろと人は言います。
:ただ、僕は先生がFLASHの大御所だということも、FLASHが今後のWEB界を牛耳るかもしれないということも頭にある上で、あえて先生と距離を保とうとしました。闇雲にFLASHを追いかけるのではなく、自分のWEB的アイデンティティを確かめておきたかったという気持ちが第一の理由でした。ただ、そうですね、当時脚光を浴び始めていたFLASHに対して、天邪鬼な姿勢を取ってみたかったという、ひねくれた性格のせいもあったとは思います。(笑)
:結果、僕は「テーブル」を駆使するHTML的レイアウトをお腹一杯になるまで追いかけることができました。これに関しては、自分としてもある程度納得するところまでは行けたという気がしています。
:先生とは、WEB的な距離は空けていたつもりでしたが、人間的には大変興味を持って、積極的に距離を縮めながらお仕事をさせていいただきました。二人での仕事が大半でしたから、WEBマスターではなく「講師」としての先生を一番知っているのは自分だという自負がありましたし、先生といる時間は大変楽しく、そこから得られるものも多かったと思っています。「ボクに媚を売って近づいてくる人はたくさんいる。そういう人はボクにはすぐわかっちゃう。でも君は違った」と言っていただいたのが、今でも印象深く残っています。
:さて。そうしてFLASHというものと微妙な距離を意識的に取ってきたつもりの僕ですが、とうとうFLASHのさらなるスキルアップを必要とする時期がきました。FLASHというものが眼前に立ちふさがるのもこれで二度目です。一度目は、アシスタントになって先生とお仕事をすることが決まった時でしょう。ただ、前回と違うのは、自分のWEB的アイデンティティは既に確立出来ていて、そして自分自身にとって今FLASHが本当に必要だということです。
:アシスタント業を終えて以降、先生とはメールをやりとりさせていただいた程度で、直にお会いする機会はありません。しかし、最近はFLASHを使いながら、アシスタントの立場で見た先生の授業をよく思い出しています。そんなとき、「FLASH担当」という今の自分の立場が何だかくすぐったく感じられたりもするのです。

2003年12月25日 社会人な日常。

:めげずにインクを買い、年賀状を印刷。母方の祖母が亡くなったため、私が喪中だと思っている方も多いと思いますが、どうも母方なので母だけが喪中ということになるらしいです。ということで、今年も年賀状は出しますよ。
:最近は暑いのか寒いのか…。朝は冷えるので厚手のコートなんぞ着ていったら、昼はそんなに寒くなくて、妙に見た目が浮いてるということになったりします。もとが暑がりなので薄手でも平気なんですが、何せこの前まで風邪をひいていたので注意深くなっているのです。
:今日は朝から変に腰が痛くて参りました。ギックリーでもなく、昨夜背筋を頑張った訳でもなく(実話)、なぜかしら痛い。ということで、歩く姿はさながらおじいちゃんです。
:会社から社員の人と二人、大阪にある全国的に名の通った会社を尋ねてきました。もうなんというか、会社の大きさに圧倒されてきましたが、つくづくこういう所は自分に合わないと思いましたね。ホント、息苦しかったです。
:直帰で帰る道すがら、思い立って一人で喫茶店に入り、ゆっくりコーヒー飲んできました。近くのおっさんが新聞見て一人でブツブツ言ってたので、あんまりリラックスできなかったのが残念。
:ところで、妙にラーメンが食べたい今日この頃です。

2003年12月24日 夕食は昨日のおでんの残り。

:昨日、一念発起して年賀状を出力しようとしたら、一枚目でインク切れ。意気消沈したので、週末までほったらかしにします。
:今日はクリスマスイブですか、そうですか。まぁ、会社でお昼にケーキが出てきたので、薄々気付いてはいたのですが。
:明日は、アルバイトの身でありながら、社員の人と得意先に打ち合わせに言ってきます。なにせ今日急に決まったことなので、得意先に顔を見せると言っても、私は一介のアルバイター、名刺も肩書きも無いわけです。ということで、急場しのぎにプリンタ出力で作っていただきました、ニセ名刺。(笑) パッと見では分かりませんが、致命的なのは表面にツヤが無いことと、フチにミシン目があること。 なお、肩書きは「WEB / FLASH DESIGNER」です。デザイナーですよ、奥さん! 思わず「クリエイターでいいですよ」と言いそうな自分がいましたけどね。

2003年12月08日 新しい生活。

:今日からWEBのデザイン事務所でアルバイトをしています。
:残念ながらそのまま正社員になれる訳ではなく、2月までの短期アルバイトですが、良い実務経験になるということで、二つ返事で引き受けました。ということで、また2月以降に就職活動を再開します。それにしても、どんどんマイカーが遠のいていくなぁ…。(笑)
:今日は11時からの勤務でしたけど、さっそくFLASHでオープニングムービーを作る作業をしてきました。FLASHアニメのセンスが良い事務所なので、僕のウィークポイントを鍛える事が出来るかもしれないと思っています。日記には何度も出してますが、例の「マイ神様」が与えてくれたチャンスだと思うことにしましょう。
:そうそう、以前の文章で中途半端な書き方をしたために、何か一大事でもあったのかと心配してくれた友人がいました。真相はこのとおりですが、こうしてちゃんと一回行くまでは書きたくなかったんですよ。僕は慎重なので、常にご破算になった時の準備をしながら生きているようなところがあるんです。(笑)

2003年12月03日 ノリノリ。

:久々にFLASHをこってりいじってたら、少しテンションが高くなりました。
:前にも一度書いたことがありますね。僕のWEB製作中のハイな状態。ハイになってくると、まず独り言が多くなって、しまいに鼻歌歌いだして、果てには踊りだすんです。
:我が恩師(日高功雄氏)は「ワーク中はパソコンのハードの動きに注意することで、パソコンの寿命を延ばせる。だから僕はワーク中に音楽を聴いたり、ラジオやテレビをつけてたりしないよ」とおっしゃっていたのですが、僕は若気の至りでBGMが無いと作業ができません。
:今日もFLASHをうりうりいじりながらGARNET CROWを聴いていたら、急に槇原さんの曲を聴きたくなったんですが、それがまさにギアがトップに入ったしるしでした。「マッキー聴こう!マッキー聴こう!」と頭はマッキーでノリノリ。以降は歌うわ踊るわはかどるわ、です。
:まぁ、こんなんだから早くフリーになって在宅で仕事がしたいもんだと切に思うわけです。

2003年12月02日 この道を行けたこと。

:新卒の頃、そして今、就職活動も二回目です。
:最初の就職活動から5年近く。僕自身、多少なりとも成長はしていると思っていますが、就職活動のほうも、本格的に始める前から少し違っている気がします。
:まぁ、あの頃は四年制大学の卒業生として、漠然と「ある程度の規模」の企業に就職しなければ、なんて思いもありました。会社選びも一丁前に業績やら業界の中での位置付けやらを考慮に入れつつ、分野に関しては自分の興味を優先してみたり。でも、自分の気持ちの根底にあったのは「文系の男はどこの会社に入ったって、どうせ最初は営業をしなくちゃならないんだろう」という固定観念でした。
:さて、翻って今の就職活動です。今度は、自分に技術があるという前提があります。なりたい職種はWEBデザイナーだし、なかでもアクセシビリティやユーザビリティにこだわる「地味だけど堅実な」デザイナーになりたい、という具体的な希望があります。僕にとって仕事が楽しめるかどうかは、仕事の内容より人間関係を含めた環境が最重要な問題だということもつくづくわかりました。そして、今や僕が行きたいのは、安定は望めないでしょうけど、少数人数で手堅く仕事をやっているデザイン事務所のような所なんです。
:比べてみても明らかですが、「周りに流されていた就職活動」から、「自らの道を選ぼうとする就職活動」が徐々に出来るようになってきたかもしれない、と思っています。今回の就職活動で最も時間を割いているのは自己分析ですが、以前の就職活動では「自己分析」というより「自己催眠」をやっていたように思います。「自分にも、隠れた才能があるかもしれない」・「向いてないと思っていた仕事で、芽が出るかもしれない」・「やってる内に楽しくなっていくのかもしれない」なんて。
:前の会社を病気退職したことは不本意でしたが、これに早く気づけたことは本当によかったと思っています。とはいえ、こんなことを今就職活動中の従兄弟に言うと、どうも我ながら説教くさくなってしまうんですけど。(笑)
:さて、頭の中をメインに進めてきた僕の就職活動ですが、作品集のページにも書いたように、今日で一旦やめます。残念ながら就職先が決まった訳ではありません。慎重な人間なので、また数日して正式に固まったら書いていこうと思っています。

2003年11月18日 Mac到着。

ibook.jpg
:iBook G4が無事届きました!
:ぼくにとっては初めて所有するMacでして、まぁマウスの使い方、終了の仕方などは分かっているものの、なんだか開封以降びくびくしながら扱っています。(笑)
:以前、学校にG4(デスクトップのやつ)の箱が置いてあったんですが、それ見て誰かが「Macは箱もちょっとしたステータスだね」と言ってました。捨て魔な僕は内心「でも自分だったら捨てるだろうなぁ」と思っていたんですが、う~ん、やっぱり残してしまいそうです。このiBookのやつは持ち手も付いてて、作りもしっかりしてますし、やっぱり箱のくせに見栄えが良いですから。(笑)
:見栄えの良い箱から出してから、さっきも書きましたけど、ずっとおっかなびっくりで触ってます。アダプタを挿すのすら説明書見て手順どおりにやったくらいで。(笑) 最初の設定もすごく慎重に、マウスを使うにもUSBをゆっくり挿してみたり…。ちなみにこのマウス、実はアップルの純正のやつじゃなくて、マイクロソフト製です。(笑) デザインに惹かれて前から欲しかったノート用のマウスなんですけど、同じ白なんで合わせて買いました。でもやっぱり白の色合いが違うなぁ…。まぁ、アップルのノートの隣にマイクロソフトのマウスが仲良さげに並んでますよ。
:すぐにネットをつなごうと思ってたのが、元々家にある機器の故障でアテがはずれてしまってつなげずじまい。、特に使った事のあるソフトもないiBookは、今のところ所在無さげに机の上にあります。明日になったら、ちょこちょこ触ってみようかと思ってますが、怖くて出来ないかもしれません。(笑)

2003年11月16日 いよいよ準備完了。

:友人宅でのMacチェックも完了。いよいよこの日記もスタートを切ります。
:まぁ見た目にはそれほど今までのものと大差ないかもしれません。あるいは、見る人によっては「わざわざ日記のためにHTMLページを作ったの?」と思われているかもしれません。正確に言えばどちらもハズレです。(笑) まず、単に日々のログを格納していくだけのCGI日記よりも将来性と拡張性がありそうです。それと、HTMLコーディングソフトなどを使ってわざわざこのページを作った訳でもなくて、おおもとはCGIが作成してくれて、それをCSSでチョチョイといじったというものでして…、まぁ話すとややこしく聞こえるんですけど。
:とりあえず就職活動前の身辺整理(やや大げさ?)として、この日記はしっかり作っておこうかなと。あと少し勉強すれば、なかなか面白い事も出来るかな、と考えています。
:まぁ、こうして毎日日記を書かなければ始まらない、という義務感みたいなものもあって、それはサイト運営上いいことかもしれないですしね。(笑)

2003年11月15日 新しい日記を準備中

:掲示板とともにめまぐるしく変わっている日記なんですけど、またしても新しいシステムを導入しました。
:とは言え、これを書いている今はまだテスト段階なので、Win環境でIE・Opera・ネスケのチェックが済んだところです。なにせスタイルシートでレイアウトをしているので、Mac環境でチェックが無事済んだら、始動させようとは思っています。
:今まで、CGIを変えるたびに日記の過去ログの扱いに困っていたんですけど、今回から息の長いものになるかもしれません。基本的には今回もCGIなんですけど、今回は「ウェブログ」というどうも流行りらしいシステムを試してみました。本当はこれで一本サイトが作れちゃうシロモノなんですけど、さすがに就職活動を前にしてもう一個サイト作ってる訳にもいかないので、日記に留めています。(笑)
:結構楽しくてですね、久々にWeb系でハマったと言えるかもしれないな、と。確実に勉強にはなってるんですけど、良いのかなこんなに楽しくて、という感じです。
:さて、本格始動はいつになるかな。

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