2007年08月07日 映画にトランスフォーム。
:観てきましたよ、観てきましたよ、観てきましたよ、トランスフォーマー!
:でもね、最悪にも前から二列目の、しかも端っこの席で、ずっとアゴ上げっぱなしでの鑑賞だったですよ。スクリーンの右上とか、何も見えんのですよ。しかも映像がもうものすごいもんだから、近すぎて何が何だか分からんのですよ。
:ええ、時々疲れて目をつぶってしまいましたよ…。
:ということで、これは「首と腰と目の痛みを抱えながら観た」という注釈つきの感想です。そこんとこに気を留めてもらいながら、読みたい方は続きをどうぞ。
:最初にアニメ化されたのはアメリカながらも、そのアニメの元になったオモチャを生み出したのは日本の玩具メーカー「タカラ」。なのに、トランスフォーマーの日本での知名度は、アメリカとは比べ物にならないほど低いんですよね。まぁ僕も、トランスフォーマーがドラゴンボールほどの知名度があったなら、たぶん好きになってないと思うけど(笑)。
:そこで思ったのだけれど、この映画は、本国アメリカでは「トランスフォーマーの映画化」として通るものの、日本ではそうは行かない、と懸念されていたんでしょうね。公開前に散々見た日本の予告や特報の類は、どれも「スピルバーグとマイケル・ベイが作った、宇宙からの侵略者がテーマのパニック映画」みたいだったですもんね。実は僕もそれを覚悟して観に行ったんですよ。
:でもねぇ、違いますよ。
:この映画は、紛れもなくトランスフォーマー。正義のサイバトロンと悪のデストロンが戦う、ロボットヒーローモノの映画ですよ。しかもそこに少年の冒険と恋愛がからむ、正統派のお子様映画ですよ。
:だから、日本の予告みたいなものを期待して行った人は、ちょっと戸惑うんじゃないかなぁと。 ストーリーが穴だらけで、ついでにロボットの行動も筋が通ってなくて、でもなんかそのすっとぼけた雰囲気が「まぁ、トランスフォーマーだからね」の一言で許される、そんなところまできっちり再現されてしまってるんですよ、この映画。もうこれはスゴイね。奇跡としか言えない。
:パニック映画を観に来た人も、とりあえず映像だけは堪能していってください。もうこれはホントにスゴイから。何千何百のパーツが稼動するトランスフォーム(変形)なんて未知の映像だったし、トランスフォーマー達と人間のからみもごく自然。いい時代に映画化されたもんですよ…。
:とりあえず、鑑賞のコンディションが最悪だったので、もう一回観てこようと思ってます。今度は最初から「トランスフォーマーの映画」として、楽しんできますよ。