IHANOYA DIARY

2006年07月31日 マナーのコツ。


:もうちょっと早く読んでおけばよかったなぁ~、というのが上の本。
:基本的に若い女性向けの本でして、仕事上のマナーを豊富なイラストとともに分かりやすく解説してあります。もちろん、タイトル通り仕事上のマナーを教えてくれるのですが、あくまでも基本は「相手の立場に立って考える」というスタンス。それが自然と正しいマナーにつながる、という考えには大いに賛成です。
:本の中身ですが、様々なケースについて、優しく簡潔に書かれています。章立ては細かく、身だしなみから、退社のタイミング、メールの書き方、退職・転職もあれば、社内恋愛・職場結婚についてまで、まさに微に入り細に入り。とは言え、全ページフルカラーで、かつイラストと共に解説されているので、サクサク読んでいけます。また、読み返す時も、すんなり目的の情報が得られることでしょう。
:おまけに、フリーランスのWebデザイナーについても少し触れていたりするんですよ。この業界、就職活動などはせず、専門学校から下積みを経て社員になった人も多いんです。別にそれは良いんですが、社会人としてのマナーを学ぶ機会がないまま、社会に出てる人も多いのが事実です。前の会社で、同い年の同僚が片手で名刺を受け取っていたのを見て、隣で冷や汗をかいた経験もあります(笑)。そういう僕も会社勤めの経験は少ない方ですから、実際の場に立つと戸惑う場面も多いんですよね…。
:これまた、繰り返し読んでしまうバイブルの一冊になりそうです。

2006年07月29日 根本的リフレッシュ。

:ジムに通い始めてそろそろ一年。
:ヒトシ君への道を(目指したつもりはないが)、着実に前進しています。6月のボディチェックの結果は、「筋肉も多いが脂肪も多い」というものでした(笑)。 日本人体型の小さな体に、「さらに倍!」という上乗せ状態で肉と脂がついてますよ! そりゃー、ジムに通ってから服のサイズがワンサイズ増えたはずだよ…。


:本来は、在宅ワークの日々の中で、少しでも体を動かせるようにと行き始めたジム。一年経って、もうジムなしの生活は考えられないようになっています。体が鈍るのが怖いというのもありますが、実はジムに行くことが仕事にもプラスになってるんですよね。
:仕事柄、しょっちゅうアイデアを練っています。四六時中練っています。でも、良いアイデアが一番出やすいのは、体を動かした後なんです。ジムへ行った後は、頭がとてもスッキリしている。やっぱり、体を動かすというのは、根本的というか、本能に訴えかけるリフレッシュ方法なんだと思います。確かにちょっと大層だけど、廊下に出てタバコを吸うとかよりは劇的な効果がある(笑)。


:だから最近は、筋肉や脂肪じゃなくて、「頭スッキリ」を求めてジムに行っているような気もします。仕事に行き詰ったら、「ジムに行けば何か変わるかも!」という、ジム頼みな仕事っぷりになってるような…。
:いずれにしても、色んな理由が積み重なって、もはやジム通いはやめられそうにもないのです。

2006年07月27日 立ち止まったら焼かれるぞ。

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:マウスを落としてしまい、左クリック(肝心)が不調です…。
:もう形だけ梅雨にしといてください、という感じの暑い日。日差しの強さが昨日までとは大違い。ジリジリと肌を痛めつける光線に、今夏初めて「や、焼かれてるぜ!」と実感しました。昨日までは「む、蒸されてるぜ!」と、肉まんの気持ちを味わっていたものですが…。


:仕事の面では、怒涛の6~7月攻勢も、ようやく落ち着きを見せてきました。徐々に抱える案件数が減ってきております。まぁ、それはそれで不安ですけど(笑)。
:思えば、忙しかった時期が梅雨にピタリと合致するんですよね。フリーランスになってから一番忙しかった時期が梅雨だなんて、我ながらよく頑張ったもんだと思います。しかしまぁ、今日の日差しを体感すると、これからのほうがずっと恐ろしい気はしましたね。何たって、四季の中で夏が一番苦手ですからね。もう、明日にでも冬になってほしい。もしくは南半球で仕事がしたい。最終的には史上初の夏眠する人類になりたいです。


:仕事が忙しくなってからは、外に出ない・人に会わない・仕事以外のことを考えない…という状態で、日記を書くモチベーションもガタ落ちでした。
:しかし、それではせっかくの「駆け出しフリーランスの日記」の意味がないんですよね。仕事が忙しい時期には駆け出しゆえの困惑を書き、暇な時には駆け出しゆえの焦燥を書かないと、貴重な時期がもったいない。今度からはもうちょっとなんとかしたいですね。
:ちなみに、三年は「駆け出し」を自称するつもりですんで、まぁボチボチがんばっていきます(笑)。

2006年07月19日 必然の空白。

:昼から、4日振りの青空が顔を出しました。
:仕事の方は、午前中に大きな納品を終え、夜に出すデータの準備も一段落して、午後には少しすき間のような時間ができました。本当は、やっとかなくちゃならないことがあったんですけど、珍しく忘れてたんですよね(笑)。でもまぁ、それはそれでアリだったような気もします。後で取り戻せば良いことだし。
:少し強めの風は、不思議なくらいに爽やかでした。五月の頃を思い出します。こんな日に外に出ないのは罰当たりだと思うんですけど、ここしばらく仕事ずくめだったもので、行きたい場所も買いたいものもない(笑)。仕方なく、いつも行く喫茶店に行きました。近所に喫茶店は2店ありますが、この前書いた「中途半端に常連扱いな店」じゃなくて、外の景色が良く見えるほうのお店です。
:ノートPCを持たずにカフェに来るのも、なんだか久しぶり。穏やかに日の差す道を眺めながら、ひたすらボーっとしてました。これだけ何も考えなかった瞬間も、これまたなんだか久しぶりです。
:そうは言っても、時間にすれば1時間くらいの話。家に戻ればまた仕事です。今月も残すところあと10日。先月から続いた長くて切羽詰った時間も、そろそろ区切りを迎えてくれるでしょうか。
:ラストスパートに向けて、今日のこのわずかな空白は、なんだか必然だったようにも思います。

2006年07月18日 でもまぁ、幸せなことだよ。

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:京都的には、この三連休は「祇園祭一色」だったわけですが、京都に住んでる僕はと言えば、何の情緒もなく「仕事一色」でした。
:もう、面白いくらいに三日とも同じ過ごし方をしましたよ。9時ごろ起きて午前中まるまる仕事をし、昼過ぎて暑くなったら喫茶店にノートPC持ち込んで仕事をし、帰宅して冷房をつけたら日付が変わるまで仕事をし…。
:一日目は暑かった。まだこの日は晴れてました。二日目と三日目は雨。しかもどちらの日も、喫茶店に入るなり強く降り出して、仕事が一段落しても出るに出られませんでしたよ。
:二日目は、喫茶店の窓に地を貫く稲光を見ました。そして夜は仕事の夢を見ました。夢の中でも、僕はFireWorksで画像にマスクを掛けていました。1ピクセルのズレを補正しながら…。
:三日目の午前中は、地元テレビ局が実況する「山鉾巡行」をBGMに仕事をしてました。ゲストなのにほとんどしゃべらない榎木孝明、独り言を何度もマイクに拾われる市田ひろみ…。今年の祇園祭は、夜にこっそり見に行くなんてこともできず、テレビの向こうでこっそり終わってしまいましたよ。
:忙しい最中は色々と泣き言が口をついて出がちですが、それも一段落すれば、逆に充実した日々に見えてくるものです。その瞬間まで、たぶんもう少し。


:最近、近所の喫茶店のお姉さんは、僕の顔を見るなりグラスに氷を入れてアイスコーヒーをスタンバイしています。わざと別のものを頼んでやろうか、とか思ったりしますが、そんな度胸はありません。でも、夏の間はこうして少し嫌な感じの常連扱いを受けながら、この喫茶店に通い続けるでしょう。色々と気を遣ってしまって、昼一番から自宅の冷房をつける度胸もないからです(笑)。

2006年07月12日 鉾は立ったが見通しは。

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:鉾が立ちました。
:月鉾さんも立ってたので撮ったんですけど、あんまりアングルが良くなかったんで、今日は菊水鉾さんで(なんで「さん付け」なのかは自分でもよく分からない)。
:もう今日から、界隈は浴衣の人が沢山いましたよ。まだ夜店とかは出てないんですけどね。

:さて、仕事のほうですが、7件同時進行の内の1件が今日終わりました。…って、まだ1件…。
:この7件のうち6件が、全部今月中に終わることになってるってんだから、すごいですね(他人事のように)。こんなこと、今後滅多にないと思うので、終わるたびにここに記録していこうかな(笑)。
:ということで、残り5件。

2006年07月10日 祭りのシンボル。

建ててます!


:いよいよ今週末が祇園祭の本番。鉾建ても始まり、洛中の主要道路は、次第に祭りのための道になっていきます。
:ということで、もはや定点レポートな感じですが、上の画像はまたも月鉾さんです。こうやってたくさんの人手を使い、釘・ねじを一切使わずに鉾は建てられていくんですよ。しかも片側一車線、まるまる使って組み立てます(笑)。
:しかし、いよいよ今週末か…。祭り本番となると、自転車ですら迂回の憂き目に遭うため、今週末はかなり計画的に過ごさないといけなさそうです。

2006年07月08日 これで終わりか…。

パンフレット


:「TRICK劇場版2」を観てきました。
:早くから前売り券を買っていたのに、急に忙しくなってしまって、行くチャンスがなかったんですよ。そろそろ公開が終わるんじゃないかと、少しヒヤヒヤしてました。
:ということで、感想は以下に。ネタバレ含むので、大丈夫な方だけどうぞ。


:これで完結となるらしい「TRICK」。
:映画を観た後で、これで終わりということを考えると、寂しい気持ちもある反面、「仕方ないかな…」という気持ちもあったりします。


:昨年末のスペシャルはもちろん観ました。再放送も観ました。正直なところ、面白くなかったです。一人の霊能力者を崇める信仰集団という設定は、第一話「母の泉」から何度も繰り返されたパターン。そこに、稚拙で強引なトリックを笑いでごまかす手法や、起伏のない展開、小ネタの乱発などが加わり、笑うに笑えない作品でした。
:劇場版も同じ設定(信仰集団)と聞いて、「ネタ切れなんだろうな…」と思わずにはいられませんでした。しかも、崇められる霊能力者がどっちも女性でなおかつ2時間ドラマでよく見る顔(スペシャル=名取裕子、劇場版=片平なぎさ)なため、同じものを2度見せられるのか、という風にすら思いました。まぁ、全く期待せずに観た訳です。


:そういったことを前提にすれば、この劇場版は「思ってたよりも面白かった」と感じました。
:確かに、もはやサスペンスドラマではないです。トリックの面白さは皆無。相変わらずギャグマンガ的な仕掛けに終始します。それを、「なんて回りくどい…」だの、「人に見られると恥ずかしいトリック」だの、山田が突っ込んでフォローしてます。
:また、初期の頃は「分かる人には分かる小ネタ」を小刻みに挟んでいたものですが、このドラマは今やサスペンスではなくコメディードラマ。小ネタも「分かるまでやる」、「分かるようにやる」、というのが当たり前になってきました。「これ見よがし」というのが適切な表現に思えるほど、観ているこっちが恥ずかしくなるくらいに小ネタを主張してきます。


:それでもまぁ、楽しめました。
:いつの間にか僕は、サスペンスドラマとして「TRICK」を観ていたつもりが、「山田と上田の掛け合い漫才」として観るように、徐々に洗脳されていたのかもしれません。二人の絡みが面白いかどうかが、もはや今の基準。その面では、この劇場版は前作のスペシャルよりずっと面白いです。小ネタは多いけれど、おきまりの芸能ネタに加え、総集編的に今までのシリーズからのネタが多かったのも嬉しかったりしましたしね。


:ただ、物語としてはやっぱりダメなんですよ。最初のシリーズを観て、すぐにこの劇場版を観たら、観られたモンじゃないと思う。
:ひょっとしたら本物の霊能者からもしれないと思わせる犯人の迫力、山田の出生にまつわる謎…。最初の頃にあったサスペンス性と物悲しさ。そしてそこに細かく割って入るコメディーシーン。この両極端のバランスが「TRICK」の魅力だったと、スペシャルと劇場版2で思い知らされました。それでもこの劇場版は、「ゆるゆるコメディー」の集大成としては、スペシャルよりずっと楽しめると思います。


:個人的には、これで「終わり」でも結構ですが、「仕切りなおし」にしていただいたらさらに結構です(笑)。

2006年07月06日 母校へ。

大学の時計台


:仕事で母校に行ってきました。
:天候が悪かったため、滅多に乗らない市バスで向かいました。そしたらまぁ、案の定早く着きすぎてしまったんです。で、せっかくなので、久しぶりに大学内を歩いてみたんですよ。
:僕がこの大学にいたのは6年ほど前になるんですが、「変わってるところは変わってる、変わらないところは変わらない」という感じでした。凝った建物が新たに出来ていたり、地下に食堂ができていたりと大胆な変化もある反面、僕の学部の学棟は見た目そのまんまだったり(笑)。
:それにしても、今の子たちはお洒落ですね。特に男の子。僕のいた頃は、僕を含めてモッサリした男が多かったですけどね。洗いざらしのシャツに色落ちし過ぎたジーンズで、「さっき起きました」という雰囲気の男がそこら中にいたものです。今は何か、みんな隙がない感じですね。


:卒業後に、「もう一度大学時代からやり直したい」と思うことも何度かありました。最初の就職に失敗した直後は、夜に大学まで来て、ひとりベンチでタバコ吸ってたりもしました(笑)。ただ、決して順調な6年間ではなかったけれども、つまらない時間でもなかった。卒業後に新たに出会った人達のことを思えば、もう一度やり直しても同じことをやるんじゃないかと思いますし。
:久しぶりに母校に戻って、逆にそこを出てからの時間に思い至ったような感じです。

2006年07月04日 無駄遣いの種。

リアルデザイン表紙


:このところ、書店へ行くとなったら仕事関係の本を見てばかり。いや、実際の話、フリーたるもの知識は自分で積極的に獲得するしかないので、これは仕方ない事でもあるんですが。
:今日も今日とて、書店を覗いていたんですが、今日の僕は天使待ちの状態。知識も欲しいがアイデアも欲しい。さまよう様に棚を巡るうち、上の雑誌を見つけました。
:「Real Design」。monoマガジンをお洒落な方向に振ったようなスタイルの、モノを取り上げた雑誌です。それでいて今回の特集は実用にこだわっているので、特に洗練されたデザインでないようなものも扱われています。実用性に優れた道具は、そもそも美しい…というスタンス。うん、賛同します。ちなみに、フルカラーでこの厚さのムック本が880円というのは、かなり安いんじゃないでしょうか。
:ポラロイドカメラを特集したページがあったんですけど、なんかまた熱がぶり返してきたかなぁ。一ヶ月ほど前、雑貨屋で良い佇まいのポラロイドと出会ってしまったんですよねぇ…。そんなこと、もう忘れてたんですけど(笑)。ついでに思い出したけど、「チェキ」(最初期のタイプ)長いこと使ってないなぁ…。

2006年07月03日 京都も夏だ。

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:四条烏丸界隈も、近づく祇園祭の準備を始めました。


:ご無沙汰してます。こんなに長く日記を書かなかったのも、久しぶりじゃないでしょうか。
:おかげさまで、忙しくさせていただいてます。 思えば五月は「五月病のようです」などと、ナウな暮らしをしておりましたね。それが、六月は徐々に忙しくなっていきました。月末になれば怒涛の勢い。一時期は大小合わせて7件同時進行、なんてことにもなっていたりしたのです。まぁ、今もそんなに変わりませんけど(笑)…。


:そんなゴタゴタの中で、一つ年を取ったりしました。当日祝ってくれたのはダイレクトメールくらいなもので、親まで忘れておりましたが、なんだかんだでいよいよ20代のラストイヤーです。
:とは言え、再就職を考えるならいざ知らず、今となっては30代になる事に特別な意味を感じません。明日30歳になってもらっても別にかまいませんが、まぁ、「20代最後の年って何だろう」と考えながら過ごす1年にでもしようかと思っています。


:時期的には梅雨のど真ん中ですが、京都の街中には夏の兆しが目に見える今日この頃です。以前、祇園囃子の練習をされていた町屋も、下の画像ような装い。もとより夏は苦手ですが、少なくとも祇園祭の頃までは、変わり行く町になんだか気もそぞろです。実際、祭りには参加しないだろうけど、また夜にコッソリ行こうかな、と(笑)。


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