IHANOYA DIARY

2006年09月03日 休日の夕方を。

壬生寺辺り。


:日曜日の夕方、裏道を自転車で走る。


:風もすっかり涼しくなり、自転車も気持ちよく漕げる時期になりました。
:それにしても、とフト考えたんです。日曜の夕方の、この静かで穏やかな瞬間というのは何であろうと。
:「明日からまた仕事が始まる、それに備えて少しでも休息を取っておこう」ということなのでしょうか。住宅街を抜ける道などを走っていると、休息を強いてるんじゃないかと思うくらい、出来すぎた静寂に出会えます。ゆっくりと伸びていく影のように、やがて夜に染まっていく静けさ。


:学生だった頃も、会社員だった頃も、この休日が終わっていく時間というのはとても狂おしいものでした。時間や誰かに拘束されるのが苦手な僕は、そんな日々がまたやってくることに重たい憂鬱を感じていました。
:今は、ある程度時間を自由にやり繰りできるし、その面でのストレスはだいぶん軽くなりました。それでも、日曜はクライアントも大抵お休みですし、一番リラックスできる曜日であることには変わりはないんですけどね。でももう、とりあえずあの重さは感じない。


:静かなオレンジの世界の中を、そよそよと風に揺られながら、「あぁ、一人なんだなぁ」などと考えていました。

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