IHANOYA DIARY

2006年02月22日 不器用なりの器用。

スタバから。
:無から有を生み出す仕事をやっている以上、考える時間も仕事の内と思っています。
:技術的なことではなくて、アイデアとか見せ方とか、そういった「客観的に答えの無いもの」のハナシです。技術的なことは本をあさるなり、ネットで検索かけるなりすれば答えが出てきますね。でもそうじゃないことは、お客さんが喜べば、それが正しい「答え」です。
:そうは言っても、会社にいた頃は誰かにアドバイスを求めることが出来ました。アイデアそのものを貰うこともできたし、誰かと相談しながら一つのものを作りあげることが出来ました。いや、そうしなくてはいけなかったとも言えます。仕事は後ろにたくさん控えているし、誰が生み出したにせよ、結果としては「会社のアイデア」にしかならないわけですし。
:フリーランスは、当然そういうわけにいきません。
:だからこそ、僕は今までと違う概念で「考えること」を捉えなくてはならない、と思うようになりました。一つには、一人二役が出来る人間になること。つまりは、自分の中で自分の考えを客観視できるようになることです。これは仕事以外の面でも身に付けるべき姿勢かもしれませんね。そしてもう一つは、考える時間そのものを重要視することです。
「考える時間」を意図的に作る。そのテクニックを、まずは身に付けたいと思っています。何かをしながらアイデアが浮かぶのを待つ、いわゆる「天使待ち」は、当然ながら確実性に乏しい。毎度毎度それに頼る局面はあるけれども、そればっかりでは僕自身も怖い。(笑) 
:自分に合ったやり方で、アイデアがすんなり出る環境を作るというのが、目下のテーマです。理想を言えば、パブロフの犬というか、「ここへ行けば」あるいは「こうすれば」アイデアが出てくるというインスタントな仕組みが出来ればいいな、と。ある種の自己暗示ですね。
:とりあえず最近一番効果的なのは、「カフェのテラスで一人ボーっとする」というものです。僕は、考えているときに一つのものを凝視する癖があるので、店内だと誰かと目が合う可能性があるのですよ。見つめられた相手も相当嫌だろうけども。(笑) なので、テラス。行き交う車や人波を見つめていたら、今まで何度か天使さんにお出ましいただきましたよ。
:器用な人間ではないので、二つのことを同時には進められないんですね。考えるときは考える。作るときは作る。"不器用な人間なりの、器用な仕事の仕方"を、こんな風にずっと模索していくんだろうなと思っています。

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