IHANOYA DIARY

2005年08月07日 男二人で寺参り。

寂光院参道
:炎天下の中を、写真家さんのミニと私のユーノスという、二台の愛らしいブリティッシュコンパクト(ひとつは和製)は、京都の避暑地・大原へと向かいました。
:最初は、別れた女がよくいるという三千院(ネタが古すぎ)へ行こうとしていたのですが、途中で路線変更して「寂光院」へ。ここは数年前に本堂が全焼し、今の本堂は再建されたものだということです。
:近隣の駐車場に車を止め、37歳と28歳の男二人が徒歩でぼちぼちと参道へ。「カノジョか」というくらいに、このところ毎週末は写真家さんと過ごしてますが、まぁそういう関係ではないのでご安心を。(笑)
:三千院には行ったことがないのですが、こちらのほうがマニアックなのは間違いないでしょう。参道にある土産物屋はほんの数軒でした…。寂光院への「入り口」は道の脇にあって、うっかり通り過ぎてしまいそうでしたヨ。
:入り口をくぐると、我々の眼前には素晴らしい参道がありました。規則的に上へと伸びていく石段、その合間に不規則に立つ木、そして全体を覆う木陰、行き着く先に明るく見える本堂…。
:うっかりそのまま登ってしまいそうになりましたが、参拝料を納めなくては。受付(?)には、どう必要なのか分かりませんがおっさんが四人並んでいて、いずれも威圧感たっぷりに暇そうにされていました。
:参道を、嬉々としてカメラに収めつつ、色々言いながら登っていく男が二人。片やチェックのハンチング帽に大きなサングラス、もう一方は真ん中分けながらアゴヒゲ。
:登り終えると、そこが終点。本堂・庭・池・鐘の一式が、全て視界に収まるほどの狭さ。よく本堂が燃えただけで済んだな、という感じでした。
:一通り見終えて本堂を参拝。中に入ると、中央に大きな仏像、両脇に建礼門院とそのお付の人の木造がありました。まだ新しいものということで、色は鮮やかでしたが、特に仏像が纏っている衣服の表現は素晴らしかったです。本当に布かと思ったほどで、見入ってしまいました。
:来訪者向けに解説をしてくださったので、それを一通り聞き終え、またぼちぼちと参道を降りていきました。最初は「どこが避暑地だ」などと暑い暑い言ってましたが、なるほど、帰る頃には不思議とそんなに暑いと思わなくなってる。その場の作り出す雰囲気というものが、実際の気温とは違う空気を漂わせるというのは、やはりあるんでしょうね。

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