IHANOYA DIARY

2005年05月03日 コーヒーとタバコは。

:GW仕切り直しの今日は、前回体調不良により叶わなかった服購入のリベンジから。
:前回は「暑さで」ヤラれて服を買う気も起こらなかった訳ですが、GWの今日は真夏かと思う日差しの中、自転車で服を買いに行ってきました。予定通りに服もガッツリ買い、さぁ今夏はひとまずこれで「外に出る」キャンペーン継続だな、と意気揚々です。
:その勢いついでに、この前書いていた「コーヒー&シガレッツ」を観に行きました。あ、特に書いてないですけど、服購入も映画鑑賞も一人で行ってきましたよ。どちらも基本的には一人で行くのが好きです。映画は相手との相乗効果で楽しめる場合があるので、ケースバイケースですけどね。
:さて上映場所は、京都ではカルトな人気を誇る「みなみ会館」。昔はこのすぐ近くに住んでまして、ここが元々ポルノ専門の映画館だった時代も知っています。変われば変わるもんですね…。
:さて、ここからはネタバレになりますので、これから観る予定の方は絶対に目を通さないように。
:「コーヒー&シガレッツ」は、ジム・ジャームッシュ監督が80年代から録り貯めた短編11本からなるオムニバスです。
:この映画のポスターが手元にあるんですけど、そこには「ゆっくり時間が流れる」、「あなたをリフレッシュタイムへと誘う、至福のリラックス・ムービー」とか書いてあります。でもこれ、全部嘘。嘘八百。だって、ほとんど全ての物語で、登場人物はみな口喧嘩してるんですから。(笑)
:一方が突っかかり、一方が何とかそれを丸く治めようとする、そんな展開の話が主流です。でもそれが面白い。一方の発言に対して、相手がどう切り返すか?その瞬間瞬間がとてもスリリング。それでいて、全体を取り巻く雰囲気はなんだかダルい。そのアンバランスでシュールな世界観が、非常に小気味よく短編を紡いでいます。11本97分なんて、あっという間。
:期待していたものとは違いましたけど、僕は好きですね、こういうのも。

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