IHANOYA DIARY

2005年03月19日 天邪鬼の血が騒ぐ。

ベイリーズのある風景
:今日は休日出勤。
:自宅での作業をさらにスピードアップするべくパソコンを買い換えた訳ですが、今回の案件ばかりは、明日が納期&共同作業というくくりなので、顔を出さない訳にもいかず…。
:ということで、天気がよかったんですが、特に書くこともない一日でした。
:ただ、帰り道であるクルマを久々に目撃して、なんとなく「今まで欲しかった車ってのも色々だったなぁ」などと思い巡らせていたんで、それを書こうかな、と。
:一番最初に「もうすぐクルマが買えるんだ!」という自覚が生まれたのは15歳の時のこと。イベント会場に展示されていた、34型のスカイラインを間近に見た時でした。「もうすぐ」も何も、18になったって免許が取れるだけで、実際マイカーを買ったのは干支が一回りしてからでした。でも、あのときのゾクゾクっとした感覚は今でも覚えてますね。そんな原体験の割に、スカイラインを欲しいと思ったことは一度も無い、というのが不思議なところです。
:その後、僕の心を揺さぶったのは三菱のFTO。起伏に富むグラマラスなボディを纏ったクーペでした。シフトには、MT/ATを思いのままに切り替えられる「INVECS-2」という当時最先端のシステムを採用。それもあってか、この手のクルマに珍しく、カーオブザイヤーに輝いた経歴を持ちます。流麗なスタイリングに、最新のシステム。当時高校生の僕のハートはぎゅぎゅぅと鷲掴みにされました。
:でも、売れませんでしたね…。さっぱり売れませんでした。結局、一代限りで生産終了。
:時代の波には勝てませんよね。この当時、スポーツスペシャリティを出すこと自体が勇気ある行動だった訳だし、あのカーオブザイヤーだって、クルマ業界からの暖かい励まし、と取れなくもないです。
:その次に好きになったのは、日産のラシーンというクルマです。「羅針盤」から取ったというその個性的なネーミングが示すとおり、低い車体でありながら、角ばったフォルムで車内を広く取り、この後にやってくる「ミニバンブーム」を先んじたコンセプトのクルマでした。そういった異質な存在感が、当時から天邪鬼だった僕のハートをぎゅぎゅぎゅぅっと鷲掴みにしたのです。
:でも、売れませんでしたね…。さっぱり売れませんでした。結局、一代限りで生産終了。
:まぁ、分かりやすく言えば、「勇み足」でしたね。コンセプトそのものは、後のミニバンブームの火付け役となったオデッセイと似ていたんですが、あっちは非常によくまとめられたクルマでした。で、ラシーンはというと、やっぱりどこか中途半端でした。その中途半端さに惹かれる人は、まぁあんまりいなかったんでしょうね…。
:で、その後に好きになったのが、ユーノスな訳です。これはもう、「セダンは飽きた→ミニバンとかワゴンは好きじゃない→じゃぁスポーツスペシャリティ→でもその中でも変わってるヤツ→屋根が布→いいじゃん!」というチャートを経ての結果でした。このクルマはお蔭様で、もうすぐ三代目が出ようとしている訳ですから、人気車です。誰に話しても、大抵「あぁ、あれ」と言ってもらえます。天邪鬼としてはちょっとそこら辺が不満だったりしますが、ユーノスの魅力はそれをはるかに凌駕しています。同じクルマを何人持っていようが、マイユーノスは1台だけ。これはもう運命!
:ですが、いずれは誰も知らないような「変な外車」を買ってやろうと、密かに野心を抱いています。生まれながらにしての「不人気車好き」の血が再び騒ぐのはいつの日か…。

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