IHANOYA DIARY

2004年11月13日 別れと、出会い。

:祖父の納骨を終えました。来週に遺品整理を残してはいますが、一応法事関連は一段落といったところです。
:内心は、遺品整理などしてほしくないのです。あのまま、祖父母が生活していた部屋をおいておきたいのです。祖父母がそこにいた現実を、形として遺しておきたいのです…。でも、祖父は生前「要らなくなった家具は教会(天理教)に持っていってもらって、災害の被災者に渡してもらってほしい」と言っていたそうなので、遺品整理は祖父の本意ですから、少しでも手伝えることは手伝おうと思っています。
:とりあえず、最近は何かにつけ、祖父の事を思い出して自分を律するようになっています。本当の意味で人を尊敬するということが、分かったように思います。
:ところで、最近もう一つ、寂しい別れがありました。無二の親友が転勤のため関西を離れ、関東に数年行ってしまうことになったんです。
:実際、これを「別れ」と言ってはいけないのかもしれません。祖父と違って、会おうと思えばお金と時間が解決してくれるものですから。しかし、いくら交通が発達した、ネットが発達したからと言って、「週末予定が空いたから、会おうか」という話にはなりません。
:彼は、まさに「無二」と言える存在で、僕の一番の理解者です。一方で、お互いに相手に配慮をしあえるジェントルな関係で、僕はとても居心地の良さを感じています。そういう存在が、手の届きにくいところへ行くということが、どれくらいの空虚感をもたらすか、僕はまだ想像できずにいます。
:一番尊敬している人、そして一番理解してくれる人、その二人が遠くへ行ってしまうということは、僕にとってそれなりの転機になるのかもしれないと思っています。少し今まで色々なことに甘えてきた後ろめたさもあるので、そろそろ自分で自分を律していかないといけないということなのでしょう。
:ただ、自分で自分を律するつもりが自己満足に陥らないように、僕には次の出会いが必要なんじゃないかということも感じてはいます。それが、与えられるものなのか、自ら求めなくてはいけないものなのか、まだちょっと分からないのですが。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://iha124.sakura.ne.jp/mt/mt-tb.cgi/355

コメント

コメントを投稿

※内容確認のため、コメントが実際に掲載されるまでに時間が掛かることがあります。投稿ボタンを何度も押したりせず、掲載されるまでお待ち下さい。