IHANOYA DIARY

2003年12月02日 この道を行けたこと。

:新卒の頃、そして今、就職活動も二回目です。
:最初の就職活動から5年近く。僕自身、多少なりとも成長はしていると思っていますが、就職活動のほうも、本格的に始める前から少し違っている気がします。
:まぁ、あの頃は四年制大学の卒業生として、漠然と「ある程度の規模」の企業に就職しなければ、なんて思いもありました。会社選びも一丁前に業績やら業界の中での位置付けやらを考慮に入れつつ、分野に関しては自分の興味を優先してみたり。でも、自分の気持ちの根底にあったのは「文系の男はどこの会社に入ったって、どうせ最初は営業をしなくちゃならないんだろう」という固定観念でした。
:さて、翻って今の就職活動です。今度は、自分に技術があるという前提があります。なりたい職種はWEBデザイナーだし、なかでもアクセシビリティやユーザビリティにこだわる「地味だけど堅実な」デザイナーになりたい、という具体的な希望があります。僕にとって仕事が楽しめるかどうかは、仕事の内容より人間関係を含めた環境が最重要な問題だということもつくづくわかりました。そして、今や僕が行きたいのは、安定は望めないでしょうけど、少数人数で手堅く仕事をやっているデザイン事務所のような所なんです。
:比べてみても明らかですが、「周りに流されていた就職活動」から、「自らの道を選ぼうとする就職活動」が徐々に出来るようになってきたかもしれない、と思っています。今回の就職活動で最も時間を割いているのは自己分析ですが、以前の就職活動では「自己分析」というより「自己催眠」をやっていたように思います。「自分にも、隠れた才能があるかもしれない」・「向いてないと思っていた仕事で、芽が出るかもしれない」・「やってる内に楽しくなっていくのかもしれない」なんて。
:前の会社を病気退職したことは不本意でしたが、これに早く気づけたことは本当によかったと思っています。とはいえ、こんなことを今就職活動中の従兄弟に言うと、どうも我ながら説教くさくなってしまうんですけど。(笑)
:さて、頭の中をメインに進めてきた僕の就職活動ですが、作品集のページにも書いたように、今日で一旦やめます。残念ながら就職先が決まった訳ではありません。慎重な人間なので、また数日して正式に固まったら書いていこうと思っています。

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