IHANOYA DIARY

2003年11月27日 無力。

:全部捨てたはずの、ある人との思い出の詰まったものが不意に出てきて、それがあまりにも不意なタイミングだったので、ものすごく胸が苦しくなってしまいました。
:罪悪感、自己嫌悪、後悔、はがゆさ、せつなさ、そして寂しさ。今までそういった気持ちが順番にやって来ては去っていく、そんな日々をずっと送ってきましたが、それが今日は全部が一緒くたになって襲ってきたような感じでした。しばらく何をする気にもなれず、ベッドに横たわって天井を眺めていました。
:誰にも失敗というものはあるでしょう。それが大切な誰かを傷つけたということも。そして、もう取り返しがつかないということも、自分では分かっています。いっそのこと、今の僕を残酷に傷つけてくれたらいいのに、と思うのですが、それもまた独り善がりなんだと気付いて、さらにループに陥ります。
:今の僕に出来る事は、ただ時間がお互いを癒していくことを祈りながら、二度と同じ失敗をしないように自分に言い聞かせていくことだけなのでしょう。次に会う誰かを、本当に大事にしてあげたい、ただそう思っています。
:今日出てきたものは、楽になろうと捨てたりせずに、大切にしまっておくことにしました。

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