IHANOYA DIARY

2006年09月16日 帰ってきた!ウルトラマン。

サントラも買ってしまったよ。


:一人でウルトラマンの映画を観てきました。しかも、初日の初回に。なんだこの情熱。


:今回の映画は、現在放送中の「ウルトラマンメビウス」の映画化です。でも、それだけじゃないんですよ。それだけならきっと僕は観に行かなかったはず。というのも、実は今作、過去のウルトラマン達が当時の役者さんも合わせて登場するんですよ。再放送で昔のウルトラマンに親しんだ僕(の世代)には、これは黙っていられない訳ですよ。
:しかも、今日は夕方からテレビでも「ウルトラマンメビウス」の放送があり(実は毎週見ている)、続けて観れば今日は「ウルトラマン・デー」。独り身が長いせいで、「個人的イベント」の企画・運営に手馴れた僕は、今日を置いて行く日は無い!と、勇んで行ってきました。そして、お子様達に囲まれながら、自分もまた童心に立ち返って鑑賞してきましたよ。


:でね、


泣きました。


:もう、最初から最後まで、ずっと涙ぐんでましたよ…。


:いや、映画の内容そのものはあくまでもお子様向けですし、ウルトラマンを普段観ていない人に薦められるものでもないです。
:ただ、そこに「思い出」というスパイスが加わると、これがガラリと変わる。
:僕が幼い頃に主役を張っていたヒーロー達が、当時の個性そのままに、今の若いヒーローを助けに来る。そのカタルシスですよ。役者さん達も当然年を取ってはいるけれど、渋くて別のカッコよさが出てる。リメイクもの、復活ものは数あれど、今回はなるべくオリジナルを踏襲することに努めてくれた姿勢が嬉しかったです。だから、物語とは別のところで、グッと来てしまいました。
:周りの子供達の映画に対する反応が、これまたよかった。今の子はDVDとかで観てるのかもしれないですけど、昔のウルトラマンの名前もちゃんと知ってるんですね。スクリーンに向かって、ウルトラマンそれぞれの名前を「僕は知ってる!」とばかりに叫ぶ叫ぶ(笑)。でも、今の子が昔のヒーローに無邪気な歓声を上げるというのは、昔を知ってる世代にとっては嬉しいもんです。劇場が一体となって盛り上がる中での鑑賞。「親グッジョブ!」と思いましたね。


:鑑賞後、余韻に浸りながら思ったことは、


:「アメリカにはスーパーマンがいるかもしれないけど、日本にはウルトラマンがいて良かったなぁ…」


:と、いうことでした。


:いや、「ウルトラマンがいるから平和だ」って話じゃないですよ(笑)。 ウルトラマンは、何の見返りも求めず、悪の具象化たる怪獣を倒して、最後は何も言わずに去っていく、そんな正義の象徴。優しさを尊重し、信じることを諭し、諦めるなと叱咤する。あえて複雑化していくメディアが多い中で、同じメッセージを発信し続けるウルトラマン。
:ウルトラマンが子供達の前で闘い続ける限り、親から子へ、そのまた子へと、自然に同じメッセージが受け継がれていくのではないか…。そんなことを思っていたんです。


:暗闇の中で、隣の子供にばれない様に涙をぬぐいながら…。

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