2005年12月27日 花火職人を目指して。
:adobeによるmacromedia買収。これによって、同業者の皆さんは色々と期待されることやら懸念されることやらあるのだと思います。僕の場合は、とても大きな不安が一つあんですね。それは、「FireWorks」の寿命です。
:macromediaのグラフィックソフト「FireWorks」。WEBに特化したグラフィックツールであり、軽量かつ安価。兄弟ソフトの「FLASH」との相性も良く、Webクリエイターにとっては必須のアプリ・・・のはずなのですが、イマイチ知名度が低い。困ったことに、同業者にすらあまり浸透してません。
:まぁ、そのマニアックさ加減が僕の心をくすぐったということも無いわけではありませんが(笑) 、僕はもっぱら「FireWorks」でデザインをしています。デザインも自分ですることが多くなった最近では、使用頻度が一番高いソフトではないでしょうか。
:知らない人に「FireWorks」を説明するときに、僕はいつもこう言います。「photoshopとillustratorを足して2で割ったようなソフトだよ」と。・・・しかし今や、この三つは同じグループ内のソフト。足す前のモノを売りながら、どうして足して2で割ったようなものを売り続ける必要があるんか、っちゅう話です。
:「FireWorks」はもはや風前のともし火、いや、ひと夏使わずに過ごしてしまった花火のように、僕には見えるのです。最近、macromediaのWEBアプリのセット「STUDIO」の最新バージョン「STUDIO8」が出ましたが、そこに「FireWorks8」がセットされていることすら涙を誘う。
:それでも僕は「FireWorks」を使い続けるのです。βのビデオを使っていた人はこういう気持ちだったんだろうか。あるいは、「XBOX360」を買った人もこういう気持ちなのだろうか。将来の画像フォーマット「png」の遅すぎる普及とともに「FireWorks」が盛り返す日を夢見て、僕は年明けすぐにでも「FireWorks8」を買います。
:注・・・FireWorksの今後の処遇に関して、macromediaは特に何も語ってませんので、あしからず(笑)。