IHANOYA DIARY

2005年11月02日 クリエイターの道の脇で

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:ウェブの企画とディレクションの専門誌「WEB STRATEGY」創刊。
:ディレクション・・・。そう言えば、半年前の今頃、私はディレクターを目指し、単なるクリエイターからの脱皮を真剣に模索していたのでした。某社の社長が書かれたワークフローの書籍を読み、自分なりのワークフローを作成し、自らの作業と同時進行で後輩に仕事を振っていたものです。
:それから思うところがあって退職し、現在はフリーランスのWEBクリエイター。それでもこの雑誌を買ってみました。
:何故? 確かに私の肩書きはクリエイターなのですが、時には企画を出し、時にはディレクションをしていくという立場にあるのも、また事実なんですよ。クライアントとの間に代理店が入るときは、たいてい代理店がディレクションをします。その際は、私は一個のクリエイター。たまにはこちらの考え・アイデアを出すものの、あくまでも言われたものを形にするのが仕事です。一方で、クライアント直の仕事の場合は、私がディレクターにならなければならない場合が多いでしょう。クライアントのイメージを具体的な形にするための方法を提案し、場合によってはその仕事を同業者に振ることもある。
:そう考えると、もはやノンストップの流れの中にいるんだなぁと実感します。会社にいれば、自分の能力以上のものは任されないし、出来るようになってから「出来ます」と宣言すればよかった訳で。今は当然ながら、出来ない仕事はもらえませんからね。
:今勉強したいと思ってることは幾つかあります。ところが、それらを今から学び始めたところで、間に合うかどうかなんて全く分からない。ひょっとしたら明日、自分のスキルを上回る依頼が来るかもしれない。
:でも、とりあえずやらねば、と思うのです。もちろん、オールマイティになる必要は無い。無いけれども、「何も知らない」のと「ちょっと知ってる」のとでは、全く違う。極端な話、ちょっとでも知識があれば、「私には出来ません」と答える時にも説得力がある。
:「自分には向いてないと再確認するためにちょっと勉強してみる」なんて後ろ向きな姿勢でもいいから、とりあえずは触れてみる。それが、この業界でのあるべき姿勢なのかなと、最近考えたりしています。

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