2005年10月11日 || 日本シリーズに水を差されて ||
:明日は仕事でジムにいけなくなってしまい、悲しい気分の私です。
:さて、いよいよ大きくなってまいりました「タイガース上場問題」。前回の優勝時、この時期は星野監督の勇退問題で揺れていたのを思い出します。ホントに、なんで阪神の優勝は、こうも水を差されるんでしょうか。
:ところで、この問題、私個人の考えを言えば、上場には反対です。
:理由は、スポーツとしてタイガースを、そして選手を見られなくなるからです。ファンが阪神球団の株を買う。買ったからには値上がりしてもらいたい。それは当然の心理でしょう。ところがそこで、選手が期待に応えられなかったら、どうなるか?監督の采配が気に食わなかったら、どう思うか? 応援に見返りの無い今ですら、選手を「戦犯」よばわりして非難する「自称ファン」がいる。年棒交渉で揉める選手を罵倒する「自称ファン」がいる。グランドにモノを投げ入れたり、選手の自宅に脅迫めいたことをする「自称ファン」もいる。そこに「自分のお金」が絡んできたら・・・。想像するだけで、背筋の凍る思いです。
:あの、暗黒時代と言われた時代も、ファンは甲子園に駆けつけ、無償の愛情をチームに、選手に注いできたのではなかったでしょうか。それが、阪神ファンが他球団のファンに誇れることの一つではなかったでしょうか。だからこそ、阪神ファンが応援に見返りを求めるようなことにはなってほしくないのです。
:阪神ファンには、熱い人たちが多い。だから今回の件も、白黒はっきりした答えが出るでしょう。一方で、その「熱さ」というものを自分自身で勘違いしている人も多いようで、同じファンとしてこの盛り上がりの先にあるものに不安を覚えたりもします。発端である親会社の問題は、あくまで経営陣の失態であって、今回の件はビジネスとしては正当な訳です。くれぐれもそれをわきまえた上で、(以前も書きましたが)紳士的な振る舞いでファンの主張がなされることを期待します。