IHANOYA DIARY

2005年07月24日 フリーランスの教科書。

:ここに掲載するのも二回目ですが、上の本について改めて語らねばなりません。
:この「快適WEBクリエイター生活」という本は、中身も見ずにアマゾンで購入という、私にしては珍しくアグレッシヴな姿勢で出会うこととなった本でした。
:退職後の一ヶ月間、私は周囲に薦められたりした自己啓発本を何冊か読みました。それらには、大体同じことが書かれてあります。「若いうちは何でもやれ」、「出来ないと言うな」、「見聞を広めろ」、「交流を広めろ」、「貪欲になれ」、「ガムシャラになれ」、「ライバルを作れ」、「先生を見つけろ」…、全部出来たら凄いと思います。(笑) 逆に出来ないから「若い」んじゃないのか? などと、生意気なことも思いながら読んでいました。正直、非常に肩が凝りましたヨ。そして次第に姿勢は前向きに、いや、前傾姿勢になっていたと思います。
:そんなタイミングで出会ったのが、この「快適WEBクリエイター生活」でした。この中には、著者の実体験を元に、リアルな「フリーランスのWEBクリエイター」の実像が紹介されています。そして、著者がどのような姿勢で仕事をし、どのようなポリシーを貫いているか、それが穏やかな筆致で、かつ理路整然と語られています。
:その内容は、まさに私が求めていたものでした。本や先輩などに色々と諭される中、私が内にモヤモヤと抱えていた思いが、まさに文章になってそこにあったのです。
:「クライアントとは対等の関係で」、「相手からリスペクト(敬意)を感じられない場合、その仕事は断るべき」、「出来ない仕事は断ろう」、「仕事は早寝早起きの朝方に切り替える」、「土日は休んでリフレッシュ」、「相手を喜ばせることを第一に考える姿勢で」・・・。後ろ盾のない不安はある。しかし、そこであえてポリシーを貫き、精神的・肉体的余裕を持って仕事をする。「独り」で仕事をする意味がそこにあると、私も思うのです。
:この時期に会えてよかったと思える一冊です。私はこの著者を「マイ先生」として、この本を何度も読み返すことになるんでしょうね。そしていつか、自分の経験を元に、こんな本を書けるようになればと、小さな夢も見てしまうのです。

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