IHANOYA DIARY

2004年05月16日 私がピット・イン

:今日は非常に貴重な体験をしてきました。
:自動車メーカー・ホンダさん関連のクライアントさんで、自らレースに参戦されてる方がいらっしゃるんですけど、その方がウチの社長を自ら走るレースの観戦に誘ってくださったんです。で、社長ご一家で行かれることになったんですが、チケットが一枚余ったとのことで、「クルマ好き」な僕がお誘いを受けました。
:場所は、かの鈴鹿サーキット。「スーパー耐久レース」という、市販車ベースのクルマでサーキットを80周以上回るというレースだそうです。で、我々が通されたのは、なんと「ピット」だったんです。もちろん、F1でも使用される「鈴鹿のピット」です。
:ピットで出番を待つ、スポンサーステッカーで飾られたインテグラ&フェアレディZ。内装の内張りは剥がされ、シートは一つしかなく、助手席があるべき場所には二本の消火器。他に中にあるのはガソリンタンクのみという超スパルタン仕様。クライアントさんが乗るのはインテグラのほうなんですが、そのクライアントさんと交代で80周を走るチームメイトはヒロミ。そう、あのタレントの、元B21スペシャルのヒロミです。
:朝から降り続く雨の中、レースはスタート。ポルシェ・BMW・ランエボ・S2000・アルテッツァといったクルマが、一斉に走り出しました。ピットでは、モニタでレースの状況と順位を逐一確認。途中、フェアレディのほうがコースアウトする一幕があり、ピットの中は慌しくなっていました。我々はそんな中、少々肩身の狭い思いをしつつ(笑)、クライアントさんをモニタで応援していたのです。ピットの前を走り抜ける車の爆音、目で追うだけで目が回る高速の走り、ピットに充満するガソリンの匂い…。僕のようなまったり人間はクラクラするような非日常がそこにはありました。
:レースは4時間近くの長丁場ですので、止むをえず途中で失礼することとなりました。帰り際、手前3メートルのところにヒロミさんが一人で座ってこちらを見ていたんですが、どうしていいものか分からず、とりあえず我々は「見て見ぬ振り」をしてその場を後にしました。(笑)
:帰りの車の中、「あの時我々はヒロミに対してどういうアクションを起こすべきだったか」をテーマに、色々と話し合いましたよ。「いつもテレビで見てます」というのは、最近は嘘になるし(レギュラーが無い)、「ファンです」はそもそも嘘だし、第一あのレース中の緊迫した中で話し掛けるべきなのかどうか、ヒロミは話し掛けられたかったのか、ところで何故マネージャーもスタッフも誰一人周りにいなかったんだ、などなど…。結論としては、「ヒロミはこのままレースにうつつを抜かしていると危ないのではないか」というものでした。(笑)
:ところで、レースの主役はドライバーでもクルマでもなくどうやらレースクィーンらしい、ということが分かりました。ピット周りに出来ている人だかりは、100%レースクィーン目当てです。円の中央で彼女たちがポーズを取り、その周りを大量のカメラオヤジ達が取り囲むという図式。そんな円がそこら中にありました。中には手を握って離さない者や、色紙にサインを書いてもらう者まで。なんてこと…ヒロミは誰にも囲まれていないのに…。
:で、レースを観にいって、影響されてチューンに走るかというと、やっぱり僕はそんなことないですわ。(笑) これからも相棒のユーノスとまったり安全ドライブを続けていきますよ。

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