IHANOYA DIARY

2007年05月29日 仕事以外の席。

:クライアントさんと、大阪で飲んできましたよ。


:こうしてお仕事以外でクライアントさんに呼んでいただけるというのは非常に光栄なことで、今までご一緒したお仕事をひとまずは評価していただいてるんだなぁと、感慨ひとしおな訳です。あ、いや、別にこの日記をクライアントさんが見てるかもしれない、というんじゃなくてね(笑)。


:僕はフリーランスでお仕事してますけど、このフリーランスというのは業界内で非常に立場が弱いわけです。会社組織より小回りが利くというので納期のキツイ仕事が多いし、代理店を数社介しての仕事なんかだと取り分も少ない、しかも出来ないなら代替が利く…、と、「自由(フリー)」の代償はなかなかに大きいわけで。
:一方で、フリーランスに依頼すること自体がリスク視されている傾向もあるんですよね。今まで仕事をしたことのないクライアントと話すときなどは、「失礼かと思うけど、フリーランスには突然消える人も多いから…」なんてよく言われます。今日も「納品日に音信不通になった」とか「来社予定日に消息不明、数日後に勝手にキャンセル」といった話を聞いたんですが、「フリー」の意味を勘違いしている人は多いようなのですよ。


:そういう僕も、この前高熱を出したときは無力感に背筋が凍ったもんです。身内の危篤で、一旦受けた仕事を断ったこともありました。それこそ僕自身が即入院にでもなったら、意図せず音信普通になるでしょう。そう思ったら、明日どうなってるかも分からないわけですよ。改めてゾッとします(笑)。


:だからこそ、こうして酒の席に呼んでいただけるというのは、少しは信頼してもらっているというのが実感できる機会なんですよね。あぁ、人の情けが身にしみる…。

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