IHANOYA DIARY

2007年08月17日 マクロ導入。

ちびユーノス。


:一眼レフって楽しいね! というお話。


:マクロレンズを買ってみました。いや、「みました」なんて軽い気持ちじゃないですね。 「やっとこさ、買うたった! こうたったぞー!」というくらいの華々しい気持ちですよ。一眼レフと最初のレンズを買うのですら、清水の舞台から飛び降りるレベルでしたからねぇ。飛び降りたらそこも清水の舞台だった、くらいの心境ですよ。そんな満身創痍でもう一回飛び降りてみました。後先のことはちょっと考えましたが、何せ落ちてフラフラなので、実際は大して考える余裕もなくまた落ちてましたよ。


:マクロレンズというのは、被写体に接近して撮影できるレンズのことです。小さいものに目いっぱい近寄って、精密な写真が撮れます。花の花弁とか、昆虫とかをクローズアップで撮った写真ってありますよね? ああいうのが撮れるレンズです。
:商品撮影をするにあたっては必須の装備。実は、「マクロレンズ」ではないレンズでは、被写体にそんなに接近することができません。でも近寄らないと、小さな被写体は大きく写せません。ズームレンズについては詳しく書きませんが、要は目的に応じてレンズを付け替えなくてはならない必然性がちゃんとあるんです。


:さて、上の画像はさっそく撮ってみたユーノスのミニカーです。背景は簡易撮影スタジオを使用。照明は卓上ライト。ただ三脚もない状態でしたんで、夜景に続いてまたしても手ブレ補整機能を信じての撮影となりました。しかも今回は被写体の高さの関係上、変な中腰の姿勢で腕もぷるぷる震えながらというおじいちゃんスタイル。もうまさに手ブレ補整機能に挑戦!という悪条件でしたが、どうでしょう、まぁピントは甘いですが、それでも結構綺麗に撮れたかな、と。
:最初に買ったレンズでも同じように撮ってみましたが、どうしたってここまで大きくはっきりとは写らないんですね。頭では分かっていたものの、両者の違いを実感した瞬間、視界がパーッと開けた思いがしましたよ。


:一眼レフは、ある程度の知識と撮りたい写真に応じたレンズを備えれば、最低限撮りたい写真は撮れるんです。そこから先のセンスが要求される領域はあまりに広大ですけど、とりあえずコンパクトカメラのような物理的な障壁がほとんど無い。間口は広いが、行こうと思えばどこまでも行ける世界です。これは恐い…。
:さて次は三脚、そしてストロボ、場合によってはちょっと大き目の商品が取れるスタジオセットとか、その次は広角系のレンズも欲しいし…。ああ、どこまでも落ちていきそうですよ…。

2007年08月15日 日照りダム。

なんか丸い建物。


:お盆。


:男二人で日吉ダムへ行ってきました。


:いや、お盆は全く関係ないんですけどねぇ。友人から、ドライブにちょうどいい距離ということで誘われまして。今流行りの「ダムマニア」とかでもないです、お互い。


:ユーノスもしばらく短い距離しか走らせてないし、ちょうど一眼レフを使ういい機会じゃないかってことで勇んでやってきたんですけれども、


暑いわけで。


:いやもう、当たり前ですけど、「ダム」ってだけですからね。水はありますけど、あんまりマイナスイオンは感じないですし。なんかこう、沈んだ村のマイナスエネルギーとかなら感じるのかもしれないですけど…。
:もちろんダムの迫力というのものは凄くてですね、コレ作るのにどれくらいの人手とお金と工程が掛かったんだと思うと気が遠くなりそうだったんですけど、


:そもそも暑さの方で先に気が遠くなりそうだったですね。


緑の中を歩くが涼しくない。


:とは言えね、今まで夜景とか室内撮影とかに使ってばかりだった一眼を持ち出せたのは、ありがたかったんですよ。今年は特に旅行もできなかったし、お盆が開ければ納期のラッシュなので、この時期に引っ張りだしてくれた友人に感謝です。
:僕一人じゃ「ダムに行く」という発想は絶対に出てこないですけど(笑)、自然の中で圧倒的な人工構造物を見るというのは面白い体験でしたよ。


ダム内レストランから。

2007年08月11日 夜闇に佇む。

nichiconビル。


:わはは。いきなり巨大な画像でごめんあそばせ。


:一眼レフを持って、夜の街に出てみましたよ。
: 実は、一度きちんと撮ってみたかったモノがありましてねぇ。それが上のビルです。烏丸御池にあるnichiconのビル
:「デザイン的に最も優れたものは、子供が絵に描けるほどシンプルに構成されたものだ」と以前聞いたことがあるのですが、だとしたら、このビルも相当なものではないかと思ったりするのですよ。円筒形のビルに、律儀に張り巡らされたガラス板。間接照明が見せる、絶妙な色合い。シンプルでいて個性的、そして堂々としているのに静けさを感じる佇まい。…僕はこのビルがかなり好きです。


:携帯で撮ろうとすると、どうも光が白っぽくなってしまっていました。だから、一眼を買って真っ先にコレを撮ろうと思いましたね。本当は三脚を買ってからにすればよかったんですけど、手ブレ補正機能を信じて撮ってみました。


:いやいや、しかししかし。


:明るいレンズ(F2)と手ブレ補正機能のコンボはスゴイですわ…。どのみち星なんて見えない夜空は仕方ないにしても、ビルの光の色はかなり近い色が出てます。ピントも結構キテる。


満足。


:去年の東京タワー…、あの時このカメラがあればなぁ…。夜空に輝く東京タワーには、携帯は当然のこと、コンパクトカメラでもろくにピントが合わなかったですからねぇ。次元が違うということなんでしょうか。


:機能については頭で理解しながらも、正直なところ、見た目のハッタリ具合をどこかで期待しつつ買った一眼レフ(笑)。 ここにきて、その実力を思い知りましたよ…。

2007年08月07日 映画にトランスフォーム。

ローソン前売り特典のピンズと半券。


:観てきましたよ、観てきましたよ、観てきましたよ、トランスフォーマー!


:でもね、最悪にも前から二列目の、しかも端っこの席で、ずっとアゴ上げっぱなしでの鑑賞だったですよ。スクリーンの右上とか、何も見えんのですよ。しかも映像がもうものすごいもんだから、近すぎて何が何だか分からんのですよ。


:ええ、時々疲れて目をつぶってしまいましたよ…。


:ということで、これは「首と腰と目の痛みを抱えながら観た」という注釈つきの感想です。そこんとこに気を留めてもらいながら、読みたい方は続きをどうぞ。

:最初にアニメ化されたのはアメリカながらも、そのアニメの元になったオモチャを生み出したのは日本の玩具メーカー「タカラ」。なのに、トランスフォーマーの日本での知名度は、アメリカとは比べ物にならないほど低いんですよね。まぁ僕も、トランスフォーマーがドラゴンボールほどの知名度があったなら、たぶん好きになってないと思うけど(笑)。


:そこで思ったのだけれど、この映画は、本国アメリカでは「トランスフォーマーの映画化」として通るものの、日本ではそうは行かない、と懸念されていたんでしょうね。公開前に散々見た日本の予告や特報の類は、どれも「スピルバーグとマイケル・ベイが作った、宇宙からの侵略者がテーマのパニック映画」みたいだったですもんね。実は僕もそれを覚悟して観に行ったんですよ。


:でもねぇ、違いますよ。


:この映画は、紛れもなくトランスフォーマー。正義のサイバトロンと悪のデストロンが戦う、ロボットヒーローモノの映画ですよ。しかもそこに少年の冒険と恋愛がからむ、正統派のお子様映画ですよ。


:だから、日本の予告みたいなものを期待して行った人は、ちょっと戸惑うんじゃないかなぁと。 ストーリーが穴だらけで、ついでにロボットの行動も筋が通ってなくて、でもなんかそのすっとぼけた雰囲気が「まぁ、トランスフォーマーだからね」の一言で許される、そんなところまできっちり再現されてしまってるんですよ、この映画。もうこれはスゴイね。奇跡としか言えない。


:パニック映画を観に来た人も、とりあえず映像だけは堪能していってください。もうこれはホントにスゴイから。何千何百のパーツが稼動するトランスフォーム(変形)なんて未知の映像だったし、トランスフォーマー達と人間のからみもごく自然。いい時代に映画化されたもんですよ…。


:とりあえず、鑑賞のコンディションが最悪だったので、もう一回観てこようと思ってます。今度は最初から「トランスフォーマーの映画」として、楽しんできますよ。