なでなで。
ごまめは撫でられて気持ち良くなってくると、アゴがしゃくれます。
猫と亀の違いの一つに、要求の度合いというものがありますね。亀は基本的に「エサくれ」だけで、あとは様子を見ながらこちらで察してあげるしかありません。水温や水質、水槽周りの環境など、亀の様子を観察しながら試行錯誤していく日々です。
一方で猫は、と言うかウチの猫は、何事も鳴いて解決しようとします。
本来、エキゾチックショートヘアという猫種はあまり鳴かないはずなんですよ。やたらと寝てばかりという子が多い中で、ウチのごまめはとにかくよく鳴きます。普通に鳴くと言われている猫種よりも鳴くかもしれません。
以前、リモートワークでZoomに参加したら、ミーティングの第一声がごまめの鳴き声だったことがありまして。お客さんは笑っていただいてましたが、以降はさすがに自分の発言のタイミング以外はミュートせざるを得ませんでした(そしてミュートしたまま発言する凡ミス……)。
そもそもごまめはお迎えする前からよく鳴いていたそうです。我が家に向かう道中も、慣れない車内で不安だからか、鳴き続けていました。エキゾは鳴かないと聞いていたので、あの時は「とんでもないストレスを与えてるのでは……」と不安になりましたね。実際はそうでもなかったようですが。
よく鳴く猫のことを調べていると、「たくさん話しかけられて育った猫は、よく鳴くようになる」と書かれてあります。我が家での状況もさることながら、以前の環境でも話しかけられていたのかもしれませんね。ごまめはそこですっかりお話しできる気になったのでしょう。
しかも、そのあと生後半年でやってきた家は猫の扱いに慣れてなくて、なんでもかんでもハイハイとワガママを聞いてくれる。それでごまめはますます調子づいて、よく鳴くエキゾができあがったのかもしれません。
朝はまだ暗い早朝から「早く起きて」と鳴き、飼い主が起きれば「お腹空いた」と鳴き、朝食に飽きれば「ふりかけ(ドライささみ)掛けて」と鳴き、朝食を食べれば「今度は遊べ」と鳴き、遊んでくれないと見るや「じゃあ撫でて」と鳴く。こちらが朝食を食べ終わるまでの間にこれだけ鳴いてます。しかも、理解してもらうために場所や視線を変えたり、関心を引くために声色を変えたりする。かなり手ごわいのです。
あとは、なぜかウン気づいたときにもやたらと鳴きます。これは号砲ラッパのようなものでしょうか。来たぞー!出るぞー!と。そのタイミングはなんとなく分かってきたので、頃合いに鳴き始めたときには、優しい気持ちで無視しながら暖かく見守っています。
よくよもぎとごまめの関係性を話題にしていますが、キャラクターも少し似ているんですよね。とても押しの強い男の子。向こうからガンガンと自己主張してくるのが、警戒心とか遠慮を感じさせなくて、とても愛らしい。猫ってもっと素っ気ない生き物だと思っていただけに、こんなにも必要とされてとても幸せなのです。
これがいわゆる下僕の心境なのかもしれません。
- 記事公開日:2023年10月8日
- カテゴリー:エキゾチックショートヘア
- 関連するタグ: ごまめ
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こんばんは。
動いているごまめちゃん、やっぱり可愛いです♪
変わらず毛並みもフワッフワで、お忙しい中、大事にお世話なさっていらっしゃる、ご夫妻のご様子が窺い知れます。
きっと、愛情を沢山向けてもらえて安心しているからこそ、ごまめちゃんも遠慮なく鳴いて話しかけることが出来るのでしょうね。
リモートワークのエピソードも、ごまめちゃんが柔らかい空気をIHANOYAさん家で作っているんだろうなぁと微笑ましく思いました(^-^)
ありがとうございます。(^.^)
ごまめは、亀たちには遠慮がちですが、僕らには一切遠慮しません(笑)。
どんちゃんのお世話で構ってあげられなかったり、不安にさせたりしましたから、反動でいっそう甘えん坊に拍車がかかった気がしますね。
ウチには要求の多い子ばかり来るような気がしていますが、それはとてもありがたいことだと思います。