ルーツの旅。

親兄弟を連れて、奥さんの地元、滋賀の長浜に行ってきました。

名目は父の日・母の日を兼ねたお祝いということで、両親に昼食をご馳走し、大河ドラマ「江」で賑わう長浜市内をご案内。それでも時間が余ったので、他に行きたいところがないかと尋ねたところ、父の希望は我が家のルーツである土地を訪ねることでした。

我が家は3代前(つまり曽祖父)が滋賀から京都に出てきた経緯がありますんで、つまりは元々滋賀の人間です。祖父母は地元ゆかりの寺を訪ねたことがあったらしいのですが、その寺の名前を父に話さずにボケてしまいましたんで、父もおおよその場所しか分かりません。

結果、ナビを頼りに、寺探しをするハメに。父のうろ覚えの風景を探して寺を検索してみたり、通り道に寺があれば車を止めて周囲を散策してみたり。

そうするうち、我が家と同じ表札を掲げた家を見つけました。周囲を探すと、同じ苗字が何軒もある。そして、町内にはきちんとお寺もありました。お寺には人影がなかったので断定はできませんでしたが、状況的にはここしか考えられない、そんな光景でした。とすると、この同じ苗字の家の人たちは、遠からぬ親戚の皆さんなのでしょうか。

父の希望は「訪れてみたい」ということだけだったので、僕らはしばしその土地を眺め、満足して帰路に着きました。
今から100年くらい前、曽祖父は地元を離れ、こうして京都へと向かったんだと思うと、帰り道の風景もまた違って見えたように思います。京都に住んで、僕で4代目。その僕が一度は滋賀に戻ったことを、曽祖父はどう思っていたんでしょうかね。

 


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女性が描く大河はあまり観ません…。

 


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