あずきの好み。

ミシシッピニオイガメの「あずき」

お食事中に失礼。

亀たちの日頃の食事は、朝にレプトミン、夕方に乾燥エビという内容です。レプトミンは栄養のバランスを考えて調合された合成飼料でして、これだけ食べさせておけば問題ありません。ただ、ミシシッピニオイガメは本来は雑食だし、野生なら生きている小魚なんかも平気で食べるわけです。なので、野生をせめて忘れないようにと、動物性のエビもあげるようにしています。

僕ら夫婦の認識としては、ウチの亀たちはレプトミンよりもエビの方が好きなようです。レプトミンのパッケージには「抜群の美味しさ」なんて書かれてあるんですが、一般的には良薬口に苦しというもの。事実、「体調がすぐれず食欲のない亀には合成飼料よりも動物性のエサをあげるように」と書かれている本もあります。

でも、どうやらあずきは違うらしい。

あずきは夜から朝にかけて元気いっぱいに動き回り、日中は寝たり起きたりというキッチリ夜行性の子。これまでも朝ごはんのレプトミンは大興奮で食べるものの、夕方のエビは食いつきが悪かったんですが、それも夜行性ゆえと思ってました。寝起きだからかな、なんて。

ただ最近、エサをもらいにわざわざ出てきたのに、エビだと分かると引き返すということが何度か見られたんです。もしやと思い、奥さんがレプトミンとエビを同時にあげてみました。すると、なんとレプトミンだけを選んで食べたとのこと(そのあとでエビもおいしくいただきました)。にわかには信じがたかったんですが、あずきはエビよりもレプトミンが好きらしいです。

これまでは「おはぎは好みにうるさい」「よもぎはなんでも食べる、なんぼでも食べる」というイメージでしたが、そこにあずきの個性も加わりました。「あずきはレプトミンが好き」。末っ子はひと味ちがう健康志向の子です。

 

▼ 抜群の美味しさ!(あずき談)

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