たまたまか、それとも……。
亀は呼んでも返事しないというのは前にもここで書きましたね。リクガメとか他の種類は分かりませんが、少なくともウチのミシシッピニオイガメについては無反応です。もちろん鼓膜はついてますし、音に反応しているときはあるんですが、自分の名前を理解しているフシはありません。もっとも、亀は発声することができない生き物ですから、自分たちがやったことのないことをされても意味が分からないのは当然かなとも思います。
それでも、せっかく名前を付けたんだから呼びたいというのが親心で、褒めるにしても叱るにしても必ず名前で呼び掛けるようにはしているんです。
あれはこの前の木曜日。
水換えのために亀たちをタブトラッグスに入れて、せっせと飼育用具を洗っていたときのことです。そんな手の離せないときに限って、おはぎさんが勢いよくタブトラッグスを脱出し、ひとり悠々と部屋の中を歩き始めました。
部屋にはとくに危ないところはないけれど、ちょっと掃除の行き届いていないところはあります。例えばテレビボードの下には行ってほしくない。そこで、無駄とは知りつつ僕はおはぎさんに声を掛けたのです。「どんちゃん、変なところに行ったらアカンよ」と。
すると、ピタリと静止したおはぎさん。
お、反応した?
それからおはぎさんは進行方向を右に変え、よりによってテレビボードを目指して歩き始めました。テレビボードの下はちょうど甲羅の高さの暗い隙間になっていて、亀たちに人気のスポットなのです。
しかしまさにそこが「変なところ」だよと、僕は慌てて再び声を掛けたのです。「どんちゃん、そっち行っちゃ駄目!」と。
すると、またピタリと静止したおはぎさん。魅惑のテレビボードを前にしてよもや止まるとは思っていなかった僕はビックリ。おはぎさんはそこからさらに右へ曲がり、今度はよもぎのビニールプール目指してズンズンと前進し始めました。
そしてプールの下を狙って突撃。それからは、傍若無人な弟に向かって安全地帯からささやかな抵抗をし続けたのでした。
僕が呼び掛けたタイミングと、おはぎさんが静止したタイミング。そして、魅惑のテレビボードを目の前にしながら、明らかに何か考えて行先を変更した様子。それらを思い起こすと、なんだか偶然にも思えなくなります。
親心としては、おはぎさんが僕の声色から「怒られてるかも?」と感じてくれたんだったらいいのになぁと思っちゃいますね。おはぎさんはトボけた顔して意外と学習能力があるので、あながち無いとも言えないかもしれません。
だとしても、「よもぎのビニールプールに突撃する」=「悪いことじゃない」と思ってるフシがあるのは、ちょっと心配にはなりますけれど……。
▼ 呼ぶときはもっぱら「どんちゃん」。
- 記事公開日:2021年11月28日
- カテゴリー:ミシシッピニオイガメ
- 関連するタグ: おはぎ(どんちゃん), 亀の飼育記録
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こんばんは。 先日は、ご飯の量の件ありがとうございます。
やっぱりあげすぎの何ものでもなかった様に思います(*_*)
すごい食欲で、朝、夕だいたい決まった時間に定位置にやってくるものですからついつい。でした。
イハノヤさんのお言葉を参考に粒数見直しましたー
金曜日以降は吐いたりもなく大丈夫です。
まだほしそうな顔しますが、そこは心を鬼にして一旦離れるようにしました。
今回の記事の名前を。
は、絶対わかってると思いますよ(^O^)/
声も顔も認識していると思ってます
ひとまず大ごとではないようで、安心しました。(*^_^*)
食べすぎならウチの子もやってますからね。それで、吐いたらケロッとした顔で、またエサくれをしてました。(;^_^A
ウチでもたまーに追加してあげたりしています。
とても可愛げのある仕草をしていたときとか、お利口さんだったときとか……。
でも亀たちには何でもらえたのか分からないでしょうから、かえって余計なエサくれの原因になってるかもしれません。(;^ω^)
こんばんは♪
素敵ですね。
実は、ウチのコも名前を呼んだらシェルターから出て来ますし(エサが欲しいから)、背中を向けていても、呼んだら振り返ります(エサが欲しいから)。
ただ、「モジー」と言う名前を認識しているかどうかは、他の名前で呼んだことが無いので定かではありません(笑)
他の人では呼んでもそこまで反応しないので、おはぎさんもきっと、何らかの認識を持っていると思います(*^^*)
ウチの子たちが僕の声と奥さんの声を聞き分けているかというと……、どうなんでしょう。
でも二人ともエサをくれる人だから、亀たちにはどっちでもいいのかもしれませんね。(;^_^A
今回みたいにおはぎさんが僕の声に反応して行動するのは珍しくて、たいていは無視されます(笑)。今まではひょっとすると分かってて無視してたんでしょうか……。
とにもかくにも、今回のことがこれっきりにならないように願ってます。
あんまり期待を掛けてもダメでしょうけど、これからは一層名前を呼んでしまいそうです(笑)。