親心の移ろい。

ミシシッピニオイガメの「あずき」

投薬終了から2週間経過。

おかげさまで、あずきは元気にしています。このところ肩のお肉が立派になってきたようですし、う○こもややユルい気がするので、少しだけエサを減らしております。非常に不満そうですが、今後の様子を見ながらという感じでしょうか。

さて、あずきが闘病真っ最中の頃、現実逃避的に過去の記事を読み返すことがよくありました。元気だった頃の姿を見ると胸が苦しくなったんですが、同時に、もう一度元気にしてあげたいという気持ちにもなります。

合わせて、おはぎがやってきた頃の記事には、新鮮な驚きがありました。今の気持ちと全然違うんです。例えば、初めておはぎをお披露目した「我が家にもウェルかめ。」という記事。

ミシシッピニオイガメの「よもぎ」

“でも亀なら違う。うまく育てることができれば10年、運がよければ30年くらいは生きてくれるそうですし。高い確率で飼い主が先に逝くということがありえるわけです。ならまぁちょっとは安心かな”

こんなことを書いていました。今となってはちょっと考えられないですね。

寿命の長さって、関係ないなぁと。10年であろうが、30年であろうが、いつ死なれても悲しいものは悲しい。ましてや、自分たちが先に死んでしまったところで、その後の亀たちのことはどうするのか。誰にお願いできるかなんて心配し始めると、おちおち死んでられません。

ミシシッピニオイガメの「おはぎ」

“このタイミングで飼うことになったのも勢いみたいなもんでしたし、この種の亀になったのも偶然でした。ただ、勢いで動物を飼うというのは決していいことではないです。”

こんなことも書いてました。ザッツ無計画。ただ現在は、勢いで動物を飼うのが必ずしも悪いこととは思ってないです。売れ残ったり捨てられたりした動物たちが減るなら素晴らしいこと。始まりが無計画であっても、責任をもって育てるなら問題ない。動物と暮らすというのは、その愛おしさや命のはかなさを経験する貴重な機会です。「勢いみたいなもん」であっても、三匹の亀を迎えて本当によかった。

ウチに亀が来てまだ4年。いや、もう4年。物言わぬ亀から色々なことを教わってきたのだと実感しています。

 

▼ 亀の本を定期的に読み返すのも、新しい発見があります。

記事データ

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コメント

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“親心の移ろい。” への2件のフィードバック

  1. すみこ より:

    おはようございます。
    ほろっと来ました…。ウチはまだ2年ですが、モジーとの生活は完全に定着していて、いなくなったことを想像するだけで心が締め付けられる思いです。
    私の場合は今まで亀に触れる機会もなく、知識もほぼゼロの状態でしたから、自分に飼えるのかどうかを考える期間が必要でした。
    ネットでミシニに関する記事を読みあさり、亀を診てもらえる動物病院を調べ、水槽内のレイアウトをパワポで作ってみたり(笑)
    亀のため、というよりはこれだけ知識を蓄えたんだから生き物を飼っても大丈夫だと、自信をつけるための作業だったのだと思います。
    飼ったからには長生きしてほしいが最初でしたが、今は愛情を感じるから少しでも元気で長生きしてほしい、最後までしっかり見届けてあげたいと思うようになりました。
    タイミングは人それぞれ、IHANOYAさんちのおはぎさん、よもちゃん、あずちゃんがそうであるように、私とモジーとの出会いも縁だったのだろうなぁと有難い気持ちになります。
    私も長生きして大切に守っていきたいと思います(*^-^*)

    • IHANOYA より:

      こんばんは。
      モジーさんを迎えるまでのきちんとした準備、素晴らしいです。(´;ω;`)
      モジーさんは幸せ者ですね……。
      ウチなんかはミシシッピニオイガメが何たるかを知らないまま
      連れて帰ってきたもんですから、おはぎには申し訳ないことをしたと
      反省するばかり。道具も気持ちももうちょっと用意できていたら、
      ひょっとするとおはぎも少しは安心してくれていたかもしれません。

      すみこさんと同じく、我が家の目標も三匹をしっかり見送ることですね。
      亀たちの健康と合わせて、自分たちの心配もしっかりしていかなくては、
      と思っています(笑)。

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