水槽にお戻しの三者三様。

ミシシッピニオイガメの「おはぎ」

慎重に、やさしく、そして手早く。

水換えが終わってキレイになった水に亀たちを戻すとき。それは意外と気を遣う瞬間でもあります。我が家には三匹の亀がおりますが、水換えの時間に対する感情と性格の違いが絡み合って、これまた三者三様のリアクションを見せます。それに合わせつつ、事故とストレスの無いようにお戻りいただかなくてはいけません。

一番上の画像はおはぎさん。この子は水換えが嫌で仕方なく、一刻も早く水に戻りたいという心境です。なので、水面に近づけると「早く離して!」とばかりにこちらの手を蹴りまくります。水に戻ってからも「外に出されて怖かった!」と訴えるように暴れまくるのです。

とは言えおはぎさんと暮らしてもう8年。暴れないようにするコツはつかみました。それは以前にもブログで紹介しましたね。

暴れそうになったら植木鉢にくぐらせると、突然冷静になるおはぎさん。これは今でも通用しています。ただ、向こう側が抜けている植木鉢でないと使えない技なので、植木鉢の耐久性が心配ですね。

ミシシッピニオイガメの「おはぎ」

スーッと向こう側に抜けて、落ち着いたおはぎさんです。

続きまして末っ子のあずき。この子は水換えどうこうじゃなく、持ち上げられていることに抗議して暴れます。しかも我が家イチの暴走娘で、脚力も相当なもの。暴れているときにうっかり手を離すと、その勢いで飛んでいき、どこかに激突してしまいます。

ミシシッピニオイガメの「あずき」

もちろんこの子のコツもすでに発見しています。暴れているときは絶対に手を離さず、ふと暴れるのをやめた瞬間に離す。すると、それ以上暴れようとはしないのです。これなら安全。

ミシシッピニオイガメの「あずき」

それでも持ち上げられたことは許せないので、小さい植木鉢にこもって怒りを押し殺すあずきです。

最後はよもぎ。この子は水換えで外に出されることはむしろ嬉しいので、戻される時もあまり暴れたりはしません。

ミシシッピニオイガメの「よもぎ」

ただ、部屋んぽが楽しすぎて、「まだまだ遊んでいたい!水に戻りたくない!」状態になるときがあります。そうなると厄介なんですよね。水に浸けようとすると全力で暴れまくり、水しぶきをあげまくって断固拒否の姿勢です。一番足が速いのはあずきですけど、筋力の面ではよもぎにかないません。

ミシシッピニオイガメの「よもぎ」

暴れるよもぎを水に戻す方法は……、まだ見つかってないです。そもそも嫌がっているのを無理やり戻すのはストレスになるでしょうし、もう一度床に戻して、部屋んぽに付き合うしかないですね。実際、よもぎの気が済んだら、おとなしく水に戻ってくれるのです。

そんな三匹の様子を、2分に満たない短い動画にまとめました。この時のよもぎはとても大人しかったのが、ありがたいような残念なような。ぜひ一度サクッとご覧ください。

 

▼ 目線動画の撮影って難しい。

記事データ

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コメント

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“水槽にお戻しの三者三様。” への6件のフィードバック

  1. すみこ より:

    おはようございます(*^^*)
    今年の夏は、食欲が記録更新。
    勿論、出るモノも増え、水換えの回数も増やしていたので、さすがにストレスになるかと心配していました。
    水換え中の”つなぎの川エビ”は相変わらずだったので、これまでと様子は変わらず、慣れたものでバケツの中でもプールの中でも寝ている余裕でした(笑)
    ウチのコの場合、昔から(今は大きくて掴めないのもありますが)お尻から掬い上げて手に乗せて、頭から斜めにスーッと泳ぎながら水に戻す感じです。
    いつもシェルターと逆方向に戻していたので、おはぎさんの手法を見習って、シェルターに入って行くのも試してみようと思います♪

    • IHANOYA より:

      大きくなってからも食欲が増すのは頼もしいですね。食欲は元気の証です。(*^_^*)
      水換えで外に出されるのはやっぱりストレスだと思うんですが、そのぶん綺麗になった水でリフレッシュしてくれてるといいんですけどね~。(;^_^A

      それにしてもモジーさんくらいの体重になると、やはりつかめなくなりますよね。
      おはぎさんでもなんとかつかめるんですが、たまに水面につけたときに指先が滑って、落としてしまうことがあります(笑)。
      と言ってもゆっくり沈んでいくだけなんですが、いつもとタイミングが違うので本人はお怒りの様子です。(^_^;)

  2. おこめ より:

    こんにちは^^
    我が家のミシニは普段から完全に上陸して陸場で寝るタイプなので水換え後も一旦陸場に置いて自分のタイミングで水に降りるよう促しています。
    なるべく飛び込みされてもいいように水深は深めにしているものの成長盛りのやんちゃ盛り、いつか底にゴツンと行きそうなので応急手当的に人工芝をマット代わりにしていますが飼育環境の見直しが必要そうです;

    • IHANOYA より:

      陸場で寝ちゃうって、ミシニとしては結構珍しいタイプかもしれませんね。
      我が家も水に戻すときに陸場に乗せるというのをやってみたことがあるんですが、おはぎとあずきは後ろ脚で怒りの水しぶきをあげながらダイブするので、以降はやめました。(^_^;)

      亀が大きくなるにつれて、飼育環境は変わっていきますね。
      余裕を持ってレイアウトしたはずが、想定外の行動に慌てることも多かったです。(-_-;)
      それも今や三亀とも年齢のせいか少し行動が落ち着いてきた印象で、安心したような、少し寂しいような……(笑)。

  3. 後藤弥生 より:

    こんばんは。
    お戻し動画ありがとうございました(๑´∀`๑)

    以前のようにねベッドに戻すのはやめて、かけ水してならしてから戻してるので、水槽のそこにそっと帰るようになってから、少しおとなしめのような気がします。

    相変わらず、ソトでグーグー寝てるのぼです。

    今朝はなんだか珍しくご機嫌悪く、濾過器をガンガン頭突きしてました

    • IHANOYA より:

      のぼるくん、元気が有り余ってたのかもしれませんね(笑)。

      この記事を書いてから、SNSなどでも皆さんの「お戻しの仕方」のお話が聞けました。やっぱり水槽の環境や亀の性格などで色々なパターンがあって、興味深かったです。
      みなさん、亀たちが安全に水に帰れるように神経を使っておられて、温かい気持ちになれました。

      後藤さんには良いきっかけをいただけて、感謝しています。(*^_^*)

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