母の希望で、奥さんと一緒に「なばなの里 ウィンターイルミネーション」に連れていってきました。
長島スパーランドの駐車場からシャトルバスが出ているので、午前中はジャズドリーム長島(アウトレット)で買い物を楽しみ、陽が傾いてからいざ「なばなの里」へ。
園内は植物園のような造りで、学術的な説明は目立たないものの、どこを見ても様々な花で満たされてます。加えて、結婚式を挙げられる教会があったり、和洋中の各レストラン、ファストフードの出店、土産物屋などが揃っていたりと、レジャー施設としての顔もしっかり。特筆すべきは入場料で、2,000円のうち半額の1,000円は園内でのみ使える金券になってるのがスゴイ。入場した客は何も買わなくてもすでに園内で1,000円使っているわけで、せっかくだからと金券を使おうとしたら、今度はきっちり1,000円で済むこともないわけで。表面的には素朴な顔をしながら実のところ「来場者がお金を落としていくシステム」がしっかり作られたレジャー施設になっています。
ただ残念だったのは、肝心の「ウィンターイルミネーション」のときに人が多すぎたこと。点灯が近づくと園内は人で溢れ、やがて立錐の余地もない状態に。自分の体の周囲は人で固められ、まるで元日の伏見稲荷大社のごとく(ローカル)、行列の流れるまま前の人の背中を見つめて歩くことになりました。それだけならまだしも、流れを無視して割り込んでくる人や、列をはずれて花壇の中を歩いていく人など、花畑の中とは思えぬ汚らしい現実を見せ付けられてストレスが二重にも三重にも膨らむことに…。
それに耐えた甲斐があったというべきか、イルミネーション自体は素晴らしいものでした。園内は光に包まれ、「光のトンネル」からメイン会場の「大自然」という一大パノラマ、そして河津桜をモチーフにピンク色の光に包まれたトンネルなど、まぶしくも夢心地な光の大洪水が次から次へと観客を迎えてくれます。特に「大自然」は、巨大な花畑一面をスクリーンにして展開される光のドラマで、イルミネーションで涙が出そうになることもあるんだなぁと思えた感動巨編でした。
ただまぁ、「綺麗だったね」だけで帰れないほど、目の前の現実が目障りだったのもまた事実でして、これから行くかたはくれぐれも平日に行かれることをオススメします。というか、「平日しかやってない」と思っておかれた方が、精神衛生上いいんじゃないかとすら思いますね。なんか、もったいない体験だったなぁ…。
▼ 妙にバブル時代を思い出させる存在感。
- 記事公開日:2013年03月16日
- カテゴリー:日々の暮らし
- 関連するタグ: お出かけ・旅
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