もういちど始めます。

ミシシッピニオイガメの「おはぎ」と「つぶら」

9月10日はどんちゃんの命日でした。

2年経ちましたが、さみしい気持ちはそのままですね。あのビビり屋さんの存在が大きすぎる。

我が家のミシシッピニオイガメ

どんちゃんお迎え1か月の頃

誰よりも体が大きいのに、気は小さくて繊細で、だからこそ喜怒哀楽を一生懸命に伝えてくれたどんちゃん。あの子をお迎えしてからは、小さな生き物が持つ力に驚かされ、自分の中の常識が刷新され続けるような毎日でした。

我が家のミシシッピニオイガメ

よもぎを迎えた日

夫婦で四苦八苦しながら小さなどんちゃんを育てた思い出は色濃くて、いつかまた子亀を育てたいという思いが実はありました。もちろん、新しくお迎えする子はどんちゃんではないし、それでどんちゃんの喪失感を埋められるものではないとも思います。二亀と一猫を抱えて、年齢的にもそろそろ限界が近い。

我が家のミシシッピニオイガメ

あずきを迎えて水槽3つ。

それでも今後、迷いを振り払うような出会いがもしもあったら……。ここしばらくはそういう心境にあったんです。

ミシシッピニオイガメの「つぶら」

どんちゃんの命日を三日後に控えた9月7日、ごまめの消耗品を目当てに訪れたペットショップにその子はいました。

三亀をお迎えしたホームセンターはもう亀を扱ってないし、このお店にしたって長らくミシニは扱ってなかったんです。不意の出来事に驚きつつ水槽をまじまじ覗いてみたら、視線を避けて岩陰に隠れる小さな子がいました。すべてを甲羅の中にしまい込んで防御態勢をとる様子に、夫婦どちらからともなく「どんちゃんみたい」という言葉が出ました。

ミシシッピニオイガメの「つぶら」

ひとまずその場を離れ、ソワソワする気持ちを抑えたいのとは裏腹に、スマホであずきを迎えた日の画像を見てしまう僕ら夫婦。するとそこには「9月7日」の日付がありました。11年前のこの日が、我が家に三亀が揃った日。この瞬間に、もういちど三匹の亀が並ぶ姿を見たいという思いがあふれてしまったんです。

ミシシッピニオイガメの「つぶら」

そうして連れ帰ってから三日目、どんちゃんの命日の当日に、この子の名前が奥さんの頭に降りてきました。

改めまして、新しく我が家の一員になった「つぶら」といいます。奥さんの地元の名産品、たこ焼きみたいに丸い「つぶら餅」から名前をいただきました。

これからまた、家族みんなでこの子を大きく育てていきたいと思います。このブログも再び更新頻度が増えるかもしれません。引き続き、どうぞよろしくお願いします。

 

▼ 初めて買ったSサイズ。

記事データ

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コメント

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“もういちど始めます。” への6件のフィードバック

  1. 万太郎 より:

    2回目のコメントになりますが、ブログの更新を毎回楽しみにしています。更新頻度が多くなるかも?というのは私にとってとても嬉しい事です!
    我が家には正確な誕生日がわからないですが、もうすぐ6歳になるミシニがいますが、いつかもう1匹お迎えしたい気持ちを持っています。最近こちらの行きつけのペットショップやホームセンターにも子亀ちゃんを見かけるようになり、キュンキュンした気持ちで眺めています。
     これからつぶらちゃんの成長していく姿を見られるという楽しみが増えましたが、私は成長した亀さんの姿も大好きなので、よもぎちゃん、あずきちゃんの写真も同じくらい載せて下さい!(ちなみに私はよもちゃん押し笑)これまで通りIHANOYAさんのご無理のないペースでの更新楽しみにしています。

    • IHANOYA より:

      万太郎さん、ありがとうございます!(*^▽^*)

      毎週更新をやめるときにいただいたコメントは、今も励みになっています。
      今回もういちど子亀をお迎えすることになり、小さすぎて触るのも怖いほど小さい亀と対峙しながら、十年以上前の悪戦苦闘の日々を思い出しています。
      ブログに対するモチベーションもあの時のような盛り上がりを見せてますので、つぶらの成長記録も三亀と同じようにしっかり残してあげようと思います。
      どうぞ引き続きお付き合いください。

      二匹目をお迎えするかどうかは悩ましいところですね。
      我が家も葛藤があり、僕はむしろ反対派だったのですが、今では天真爛漫なよもぎが来てくれて本当に良かったと思っています。推していただいて大変嬉しいです(笑)。
      まだ上の子たちとつぶらはご対面させてませんが、三匹が揃うところを早く見たいですね~。

      それでは今後とも、どうぞよろしくお願いします!

  2. たっくん より:

    IHANOYA様。初めまして、たっくんと申します。
    私もミシシッピニオイガメを飼育していた者としてこちらのブログを数年前から拝見していました。飼育していた子は残念ながら9歳という若さで先日亡くなってしまい、おはぎちゃんを亡くしたIHANOYA様の気持ちが痛いほどわかりました。
    4歳の時にも口の怪我が原因で餌を食べない時期がありましたが、あずきちゃんの闘病生活の記録が参考となり無事に回復し食欲旺盛な子に戻りました。そのおかげで9歳まで生きてくれたとも思えます。本当に感謝しています。
    これからも3亀ちゃんに精一杯愛情を注いでください。新しくお迎えしたつぶらちゃんとも末永くお幸せに。

    • IHANOYA より:

      たっくんさん、コメントありがとうございます!
      お話を聞いて我が家の思い出がシンクロするようで、胸が詰まりました。

      このブログではペットロスの状態が正直に出てしまって、暗い話ばかり書いてしまったかなという反省もあるのですが、共感していただけたと聞いて本当に救われた思いです。

      我が家はもういちど子亀から育てる道を選びましたが、この先シンドイこともたくさんあると思います。それでもまたここで正直に色々と吐き出しながらやっていこうと思いますので、どうかこれからも見守ってやってください。(T_T)

  3. たっくん より:

    こちらこそご返信いただきありがとうございます。
    反省する必要などありません。辛い時は吐き出すことも必要かと思います。

    我が家の亀ですが最期の日の朝まで活発で食欲旺盛でした。妻が夕方仕事から帰ってきた時には既に亡くなっていたそうです。
    一見突然死に見えましたが、冷静に思い返すと様々な要因が重なった結果だと思われます。

    突然のお別れで最初は現実味がありませんでしたが、本当に辛くなる前に火葬や遺品整理を済ませ、日に日に精神的な浮き沈みの波は低くなってきていると感じていますのでご安心ください。ふと悲しくなることはありますが、その時の感情を素直に認め、あとは時間が解決してくれることを待つのみです。

    この度は本当にありがとうございました。これからも亀ちゃんや猫ちゃんのブログを楽しみにしています。
    もちろん辛い事もあるかと思いますが、それも含めて応援させていただきます。

    余談ですが、IHANOYA様とは、マンション暮らし、家族構成(我が家は私と妻とうさぎ一匹という構成です。)、野球観戦が趣味(阪神リーグ優勝おめでとうございます!!)、おそらく同年代。
    このような共通点がいくつかあるので勝手に親近感を感じていたんですよねw
    今後ともよろしくお願い申し上げます。

    • IHANOYA より:

      お返事ありがとうございます。

      仰る通り、悲しみが癒えるのは時が過ぎるのに任せるしかないのですよね。
      僕も当時は少しでも早く時間が流れていってほしいと思っていたものでした。二年経って癒えたかというと分かりませんが、時折湧きおこる悲しみを鎮める術は身についてきたかなと思っています。

      たっくんさんとは共通点が多いとのこと、
      今後も共感いただけることがあれば良いなと思いますので、このブログは引き続き正直に、その時々の状況を書き残していこうと思います(笑)。

      どうぞ末永くよろしくお願いします。

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