あずき闘病記。<経過>

ミシシッピニオイガメの「あずき」

闘病記も今週で一区切りです。

7月も20日を過ぎていましたが、あずきは回復どころか、その兆しすら見せていませんでした。

薬が効力を発揮するには体力が必要です。体力を担うのは栄養剤ですが、一日何回も与えてはいるものの、やはりまだ足りないのかもしれません。
思案した末、獣医の了解を得て、レプトミンを与えてみることにしました。もちろん固形物はまだ食べられません。そこで粉状にすりつぶし、水で溶いたものをシリンジ(針のない注射器)で投与します。実際のところ、レプトミンはすぐ分離してしまうので、上澄みだけを飲ませる感じです。
薬、栄養剤、消毒液、そしてレプトミン。投与する量は増えたものの、少しは希望があるかもしれないと根気強くやってみました。

それが功を奏したのかどうかは分かりません。ただ、8月に入ってから少しずつ変化が出てきました。日中に起きている時間が増えてきて、うつろだった目も次第にはっきりしてきました。相変わらず潜ることはできないものの、水に浮く感覚に慣れたのか、慌てず泳げるようになりました。獣医からは「炎症がおさまってきた」との診断をいただけるようになり、発症から1か月を経て、あずきはようやく「回復のきっかけ」をつかんだのでした。
そのあとは、こちらにも書いた通り。8月15日に固形のレプトミンを自ら食べることができるようになり、以降は毎日食べています。

ミシシッピニオイガメの「あずき」

レプトミンをわしわし食べるあずき

8月31日に獣医の診断を受けてきました。「舌の根本に炎症が少し残っているものの、大部分の組織は再生されている」そうです。また、「最初の頃は命の危険がありましたが、なんとかここまでたどり着きました。あと一歩です」とのことでした。
あと一歩。しかしそれが数日の話じゃないことは、これまでの経験で分かってます。

帰り際、看護師さんから「亀は本能で秋の始まりが分かります。秋になると体力が落ちる。どんなに部屋をエアコンで温めても、水をヒーターで温めても同じことです。季節の変わり目、気を抜かないで行きましょう」と言っていただきました。
我が家の闘病はもうしばらく続くことになりそうです。

 

▼ 知らない間にこんな小さなレプトミンが出てたんです。

記事データ

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コメント

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“あずき闘病記。<経過>” への4件のフィードバック

  1. すみこ より:

    おはようございます♪
    やはりIHANOYAさんは凄いです(o^-^o)
    ご心痛は大変なものだったと思いますが、諦めずに根気よく、あずちゃんと頑張った結果ですね。
    あと、お医者様にも恵まれて本当に良かった。
    あずちゃんの完全復活を願っております。
    あともう少し、お身体を大切にして頑張って下さいね。応援しています!

    • IHANOYA より:

      ありがとうございます! いつも心強く思っています。
      あずきの発病も元はと言えば僕らの管理不行き届きなので、
      温かい時期であったこと、治る可能性のある病気であったことが
      せめてもの救いでした。
      「あと一歩」がどれくらいの期間かは分かりませんが、気を抜かずがんばります。

  2. すみこ より:

    先日もおっしゃっていたように、個体によりますので管理に完璧や正解はありませんから。
    長年付き合うにあたって、経験値を高めたと思えるような結果を得られそうなことが本当に良かったと、安堵いたしました。
    実は私事ですが、8月上旬より初めて重度の結膜炎を発症してしまい、これまで(伝染るかどうかはわかりませんが)モジーにほとんど触れられない日々を送っています。些細なことながら色んな場面で本当に悲しい気持ちになりました。
    亀も人も元気が1番です。
    お互い頑張りましょうね♪

    • IHANOYA より:

      そうですよね。今回のことで学んだことは色々とありますし、
      今後、折に触れて思い出して、活かしていこうと思います。

      我が家もまた、あずきの病原菌が他の二匹にうつらないよう、過敏になっています。
      事あるごとに洗浄はしていますが、飼育環境を完全に隔離するのは難しいですね。
      とにかく、すみこさんのように、人間側で出来る対策はしていこうと思っています!

      結膜炎、早く良くなりますように……。ご回復を祈っております。

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