よもぎのサマータイム。

ミシシッピニオイガメの「よもぎ」

お盆です。日も少しだけ短くなりました。

さて当たり前のことですが、亀という生き物と暮らすのは人生で初めてなので、もうじき二年になろうかという今でも色々と発見があります。

亀が明るさをどのように感じているか、そんな単純なことが長いあいだだったりしました。おはぎなんかはバスキングランプを点けても消しても反応が薄く、ランプの近くでもまぶしいようすは見せません。ミシシッピニオイガメは夜行性らしいのに、暗くなったからといって動きが活発になるということもありませんでした。あずきは夜に活動的になりますが、あまり明るさは関係ないように見えます。

それが今夏、よもぎに変化がありました。よもぎは日中、水草の上でじっとしているか、水槽の中を右へ左へと泳ぎ回っているんですが、明かりが消されるとすぐに植木鉢の上に登るんです。そこは甲羅が少しだけ水面に出るくらいの高さなので、睡眠中の息継ぎが安心なのでしょう。それにしたって、日中はほとんど登らない場所に、明かりが消えるとすぐに移動するわけです。就寝時間だと理解して、寝床へ向かっているんでしょうね。

家の中とはいえ明るさの違いをちゃんと分かって、自分なりの生活習慣を作っているよもぎ。亀たちが明るさの違いをちゃんと理解していることを僕らに教えてくれました。

冬になれば水面近くは寒いので、この習慣もなくなるでしょう。それはそれでちょっと寂しい。今年は珍しく、去りゆく夏が少しだけ惜しく思えます。

 

▼ 一般的な夏休みはあと2週間。しかしまだまだ暑さは続く……。

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