よもぎ、二度目の脱走未遂。

ミシシッピニオイガメの「よもぎ」

↑よもぎの「怖い顔」シリーズ第二弾(第一弾はこちら)。

リビングに響く奥さんの絶叫。駆けつけてみると、よもぎが水槽のフチにつかまって、上半身を持ち上げている状態でした。そのままだったら大丈夫なんですが、問題はその少し上のほう。よもぎが首をのばしたり、勢いよくひっくり返ったりすれば、体が届いてしまいそうな位置にバスキングランプや保温電球があるわけです。脱走うんぬんよりも、火傷が怖い。

慌てた奥さんは、とっさによもぎの鼻先に指をあてました。びっくりして背中から水中に落ちるよもぎ。よっぽど驚いたのか、水棲ガメなのに水中で手足をバタつかせて、泳ぎになってません。とりあえず水中から出すことにしたんですが、びっくりする→溺れる→持ち上げられるの3連チャンで、温厚なよもぎもさすがに大口を開けて威嚇してきました。

でも悲しいかな、怒られるのはよもぎのほう……。畳の上に敷かれたタオルの上にポイと置かれて、そこからは奥さんのお説教タイムです。もちろん、好奇心からの行動ですし、ライト類が近いのも仕方ないので、よもぎは何も悪くない。それはこっちも分かってる。ただ、亀にも学習能力はあるんだから、「やったら怒られた」ことを覚えておいてほしい。そんな望みを託して、最近は悪いことをしたら怒るように努めているわけです。

甲羅を指でコツンと叩かれてお説教されたよもぎは、めずらしくシュンとしていました。いつもは地面に置かれたらすぐに歩き出すのに、今日は動かない。ときどき奥さんや僕のほうを見て、じっとしていました。反省の色も見えたので、再び水の中へ。よもぎはチラチラと僕らのほうを見つつ、何事もなかったかのようにまた泳ぎ始めました。

動き回るよもぎには、脱走という概念がないくらいに大きな水槽をあげたいなぁなんて思うんですが、それはまぁ夢の話。一夜明けたらまた全力でエサくれアピールをしてくれているので、まずはひと安心です。

 

▼ なんだこれ。

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