ミシニのくさいにおい。

ミシシッピニオイガメの「あずき」

あずきは怒るとくさいぞ!

名前は臭そうだけど、普段はそこまで臭くないミシシッピニオイガメ。主に相手を威嚇する際に、ニオイは直接的なダメージを与える武器として使われます。

子亀のときは未知の危険も多いですから、ウチの三亀も昔は臭いニオイを頻繁に出していたものです。とくに甲羅を磨くときは暴れるし臭いしで、亀を落とさないようにするのが大変でした。

ミシシッピニオイガメの「あずき」

しかし、いまだにそのニオイを効果的に使ってくるのが、こちらのあずきです。

ウチの三亀で唯一威嚇をする子で、ニオイを出すのもお手の物。甲羅を磨くときはもちろん、病気の治療などでもニオイ攻撃をしてくるのでホントに大変です。土やら草やら魚やらが混じった川の匂いをさらに煎じ詰めたような、強烈な臭さ。鼻だけじゃなく目にもキます。

ミシシッピニオイガメの「よもぎ」

いっぽうで、よもぎは威嚇より先に口が出てきます。甲羅磨きのほかにも、寝起きで機嫌が悪いときに甲羅を持ったら危険。僕らの手を狙って、ものすごい勢いで噛もうとしてくるんです。ニオイとかまどろっこしいものじゃない辺り、分かりやすいよもぎらしい。ただ、ニオイガメのアイデンティティがどこへ行ったのか気にはなります。

余談ですが、先週つけてみた「チューブカバー」のその後について。
あれ以降チューブがはずされることはなく、ようやくブームが終わったかと安堵していたのですが、今日の水換えの際に目に入ってきた光景がこちらです。

チューブ

無残に打ち捨てられたカバー

よもぎは的確にカバーだけをはがしていたのでした。付け直したカバーはいつまでよもぎを堰き止められるのでしょうか……。

余談終わり。

ミシシッピニオイガメの「おはぎ」

さてもう一匹、ニオイガメのアイデンティティが怪しいのがこちらのおはぎさんです。

おはぎさんは威嚇しません。攻撃もしません。ビビり屋さんですから、そんな恐ろしい状況に立ち向かえません。

甲羅磨きのときは目をつむり、首をすぼめて必死に耐えています。

もちろん子亀の頃はニオイもよく出しました。それは体が小さくて本当に怖かったからだと思います。

今は大きくなって、色々と経験して、襲われる心配がないのも分かったはず。でも怖い。
見るからに警戒して体はこわばるけれど、ニオイは出さない。おはぎさんの心境が、そこから少し分かるような気がします。

威嚇するかしないか、ニオイを出すか出さないか、そんなところにも出てくる亀たちの個性。おたくのニオイガメさんはいかがでしょうか。

 

▼ 飼い主にも亀の匂いがついているかも。

記事データ

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コメント

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“ミシニのくさいにおい。” への6件のフィードバック

  1. すみこ より:

    おはようございます(*^^*)
    ウチのモジーもおはぎさんタイプで、臭いも威嚇も出したことがありません。
    噛まれたことも干しエビを濡れた指にくっつけてあげていた時に、勢い余ってパクっと食いついてしまったことくらいでしょうか(笑)
    だからと言って、怪我をしない訳ではなく、甲羅磨きの時に”爪”の被害はかなり受けております。。。
    動かない代わりに踏ん張る力が半端ない。
    モジーの我慢と忍耐の証と思えば、私も我慢我慢です(^_^;)

    • IHANOYA より:

      あの臭いを嗅がなくていいというのは、素晴らしいことです。

      あれって、どこまで亀自身でコントロールできるんでしょうね。
      モジーさんもおはぎさんもビビりつつも臭いは出ないし、一方で強気なあずきは割と簡単に臭いを出しちゃう。
      あずきは武器のように使ってくるから、やっぱりある程度コントロールできるのかもしれませんね(笑)。

      亀たちに「程度」を分かってもらうのは難しいので、おっしゃる通りこれからも我慢大会が続いていきそうです。(;^_^A

  2. 後藤弥生 より:

    こんばんは。
    さん亀さんたちお変わりなくお元気ですか?

    こちらのぽるも、、、

    一度怒ったり臭いを出したりはしたことありません。
    よもちゃんたちと同じ様に毎晩夕食後は毛布の中で寝ております(^O^)/

    • IHANOYA より:

      一度も、というのはスゴイですね!
      我が家はどの子も甲羅磨きなどで一度はニオイ出してますから……。

      あまり怖い思いもせず、平穏に過ごしてきたことの現れでしょうか。
      しかし「ニオイガメ」と言いつつ、どうやらニオイを出す方が少数派な気がしてきました(笑)。

      よもぎは毛布(ひざ掛け)を被せると条件反射的に寝ます。
      よもぎが大人しくしてくれる唯一の方法です。(;^_^A

  3. RYO より:

    おはようございます。

    我が家のオケツもアイデンティティ無くしております(笑)

    引き取った当初の子亀時代は甲羅洗い等で口を開いて威嚇、からのニオイが有りましたが、今やこちらの健康チェックと言う名の勝手なスキンシップでオシリやら足やら手やらをクンクンしても
    「何してるの?」
    と言わんばかりにこちらを見ているだけで、ニオイガメ本来の姿を無くしております。

    よもぎさんのチューブカバーの件、洗う手間が少し増えるのですが長めにしても良いかもです。
    うちのオケツは水面から出ているコードを器用に噛む時があった為、ヒーター基部から水面上少しぐらいの長さにして設置しておりますが、長さがある分噛んでも完全に外れることは無くなりました。

    もしよろしければお試しください…

    • IHANOYA より:

      おお、オケツさんもあまりニオイを出さなくなってますか。
      やはり成長とともに減っていくケースが多いのでしょうかね。
      とすると、いまだ自由自在にニオイを出してくるあずきとは一体……。

      それにしても、RYOさんの文章の端々に感じられる「亀の尻」への愛にはとても共感を覚えます。私も亀と暮らすまでは、亀の尻がこんなに魅惑的なものだとは知りませんでした。
      亀は身近過ぎるからか、知られざる魅力が多すぎる気がするのです……。

      ところでチューブの件、気に掛けていただいてありがとうございます。(*^^*)
      実は記事を書いた後、まさに少し長めのチューブを被せるやり方を試していました!
      以降5日ほど、まだチューブは健在です。

      コメントをいただいて裏付けができたような気がして、安心感がアップしました。
      ありがとうございます! (^^)/

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